「朝ドラ」

NHKの朝ドラを見ることが出来るっていうことは、朝、かなり暇ってことかも しれませんね。(笑)でも、ここのところ楽しんで見ています。朝ドラはかなり NHK的で、主人公の女性はいつも優等生的です。でもその「優等生像」は時代で 少しづつ変化しているなあと思います。

子供の頃は、夏休みなどの長期の休みのときだけ見てました。母はどうやら毎日見ていたらしく 学校が休みの私も一緒に観ることになるわけ。この頃は「忍耐強く」「逆境でも明るく」 「働き者」がキーワード。それがしばらくすると「自立して」「仕事で成功する」にかわり 最近は「自分の意見をもち」「家族を大切にする」という感じです。ドラマの影響を 受けやすい??優等生的キャラクターだった私は、結婚して10年目ぐらいに朝ドラが 大嫌いになりました。現実生活の厳しさと寂しさのせいですね。学生の時は努力したことが 全て自分の身に帰ってきたけど、家庭生活はそうはいかなかった。ドラマを見て、単純に 自分を同化できた時代は終わって、「こんなの嘘だ!」と思ってしまいました。

ここのところ、楽しんで見ている自分に気付きました。私の苦難の時代が 少し遠くに去っていきつつあるのかな、と思った次第です。