| 2002/07/03 | 転校 2 |
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無事にちゃんと切手も貼って手紙を出して、それから何ヶ月かたったある日曜日の午前中。
突然、新居の前に立っていた人は「佐々木君」でした。
まあ、私の母は感動していましたね!今の私になら分かります。なんで母が感動していたか。 だって、小学校2年生になったばかりの小さな男の子が手紙に書いてあった住所を頼りに 電車とバスを乗り継いで、たった一人で知らない家をちゃんと探し当てたのですから。今思ったら 本当に不思議です。どうやって来たんだろ? でも、当時は私も子供。そんなことは全然なんにも考えないで「佐々木君!?なんで この子、きたんやろ?またいじめに来たんやろか?!」そうなんです。佐々木君はやんちゃな いじめっ子だったんです。まあ、私はいじめられても泣いちゃうような、そんなタイプの子では なかったですが。ハイ。しっかり神戸弁で言い返すこわ〜い女の子です。(笑) 母は張り切って、昼食を作ってふるまいました。そしたらまあ、佐々木君は今度は その食べた食器をちゃあんと流しの所まで持って行ったのです!母はまたまた大感動。 結局、その後、おやつをたくさん買い込んで、父も妹も一緒にハイキング(とは言っても 近くのただの公園)に行きました。 その後、もう一度佐々木君は来たような気もするし、来なかったような気もするし・・・ そこのところの記憶はどうもはっきりしません。 でも、もう一つはっきり覚えているのは、はりきって母が作ったり買ったりした食べ物を 一緒になって食べ過ぎて、後でとってもお腹が痛くなったこと。なんだか楽しいのか おかしいのか、苦しいのか?不思議な思い出ですねえ。 |