2002/07/26入道雲

今朝、すばらしい入道雲が窓の外に湧きあがっていました。 空に高く、もくもくと。朝から暑くても、おもわず元気が出てきそうな そんな勢いにあふれた入道雲。こんなりっぱな入道雲はクーラーの 入った部屋で見るのは申し訳ないですね。できれば、すだれのかかった 縁側で、カキ氷でも食べながら見上げたい。

昭和30年代の私の子供時代は、まだまだ美しい夏の暑さが健在でした。 庭先で楽しむビニールプール。その水辺に誘われるように飛んでくる しおからとんぼ。ちゃんとやかんで沸かす、香り高い麦茶。 まだか、まだかと母の手元を覗き込む、家の台所で作る、手回しのカキ氷。 紫外線なんか気にしないで、ちびくろサンボのようにまっくろだった 小柄でショーットカットの10歳の私。

だれかの子供でいられる幸せ。絶対的にまもってくれる人のいる幸せ。 私がもう2度と手に入れられない幸せ。

秋でなく、夏に感傷的になるなんて 珍しいですね。