2002/09/02好きという事

NHKの朝ドラ「さくら」もいよいよ終盤を迎えています。ハワイに戻って、請われている ハワイ大学の主任研究員になるか、お互いに好きな相手との生活をとって日本に残るか。 男性は彼女の夢であった「ハワイと日本の掛け橋になりたい」という彼女の夢を かなえさせてやりたいと思い、女性は「好きな人が私に望んでくれている、その気持ちを 大切にしたい。それも好きということだから」とハワイに帰る決心をします。

「相手にとって一番良いことをしてあげたい」「相手が喜ぶ自分でありたい」

こんな気持ちでいつもいられたら、そこには深い信頼が生まれるでしょうね。 もちろん、「相手が喜ぶ自分でありたい」というのは、行き過ぎると自分を見失いますが。

でもまあ、これはNHKのドラマ。おそらくうまく納めるでしょう。好きでも一緒に 人生を歩けないのなら、意味ありませんから。「夢」の実現方法は唯一無二ではありませんしね。

この男性役をしている男優さんは、あの小澤征二の息子なのですが、なかなかいい味を 出してます。外国で育った彼が、むしろ今の日本の男優さんより、「武士」の面影を残している のが不思議ですね。