| 2002/09/26 | ミクロとマクロ |
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医療保険が、年金が、上がり続けます。
たとえば、寝たきり老人への高カロリー輸液。もう人間として食べる力がなくなっても 生き続けることが出来ます。たとえば、500グラムぐらいで生まれてしまった超未熟児。 助けるための医療費に何千万もかかることがあります。 ミクロとしては育った赤ちゃんが子供になったのを見れば正直良かったと思う。 でも、マクロとして考えたら何かいびつなものを感じます。単に「命」という観点から 考えたら、同じ金額で何万人もの子供のワクチンや薬がまかなえるはず。 自分の身内に起こった病気なら、最新の医療を安い治療費で受けたい。 でも、80になって癌になった老人にあえて手術をする必要は本当にあるのか? などとも考えてしまう。 疼痛治療と予防医学をもっと徹底させることのほうが はるかに人間らしい生き方をまっとう出来るような気がするのです。 そして、そのほうが遥かに費用効果も高いはず。 |