2002/10/15京都へ11

清水寺はある意味俗化した観光スポットです。でもそれは清水寺が俗化しているのではなく そこにいたる参道の話。寺町でみかけた骨董屋さんにあったのとは似ても似つかぬ陳腐な 焼物やマスコット人形等々が、キラキラとまぶしいほどに光を浴びてひかっています。

私はその昔、大学生時代に茶道部で京都で合宿をし、清水寺の近くの民宿に泊まって、 朝、5時半に起きて清水寺にお水を汲みに行ったことがあります。時は春。桜が満開。 早朝でまだ人のいない清水さんの坂を上っていくと、桜が雲のようにひろがり その向こうに清水の大舞台の木組みがそびえていました。

その時の、なんともいえないこの世のものとも思えない美しさは私の 若い心に鮮明に刻まれています。

今回は残念ながらその時のような感動はありませんでしたが、 あいかわらずの木組みの美しさにはみとれました・・・

こうして、私の3泊4日の京都旅行は幕を閉じた次第です。