| 2002/10/19 | 精霊流し |
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さだまさしの「精霊流し」という曲のイメージを持って本物の「精霊流し」を
見ると仰天する・・という話を長崎出身の友人から聞きました。
静かで暗い川面を、両手でかかえられるぐらいの小さな灯篭がゆらゆらと下っていく・・ おそらく大部分の人はそういう状態を思い浮かべると思います。 が、その友人が言うには「その年に亡くなった人の船は5,6メートル。初盆で ない人の船も1,2メートル。それを花などできらきらに飾り立て、何十人もの人間が ワイワイと担いでいく。海岸についたらその船をさらに大きな20メートルもありそうな 船に乗せてその船ごと沖に流して燃やすんだ。」 どちらかというと、ラテンの国に見られるような「にぎやかに霊を送り帰す」というような イメージだそうです。 死後の世界観が確立しているとは言いがたい無宗教の私は、両親や祖父母から 綿々と本能の中に埋め込まれたような死生観を持っている人を羨ましいと 感じる今日この頃です。
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