2002/12/07クリスマス

日本のクリスマスはショーウインドウからやってくる・・

クリスマスが来るたびに私はそう思います。 電飾が当たり前になり、住宅地も美しくイルミネーションが輝くような、 日本もそんな国になりました。

でも、私はクリスマスが来るたびに、私が大好きな「大草原の小さな家」の 中で描かれていたクリスマスを思い出します。「賢者の贈り物」にも通じるような 話ですが、そこには「贈られる喜び」ではなく「贈って、相手を喜ばす喜び」に あふれたクリスマスがありました。こっそりと、相手の喜ぶ顔を思い描きながら プレゼントを用意する。物もお金もないまずしい生活の中で、それをする。

でも、それには貧乏の匂いなどかけらもなく、涙が出てくるような笑顔が あります。

私はクリスチャンではないので、基本的に個人的にはクリスマスとは 無縁に暮らしています。街にあふれる、光とさざめきだけを傍観者のように楽しませて もらっています。