| 2003/01/27 |
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私は、全くくだらないことで優越感に浸ることがあります。
それは今朝のように冷たい雨が降る朝とか、溶けかけの雪で 道がぐちゃぐちゃの朝とか、雷がごろごろ鳴っている夕方の暗闇の中とか 台風で強風が吹いているときか・・ そういう時に、一人ぬくぬくと家にいて、窓からそんな 荒れた景色を楽しむとき 「いたいときは家にいられる主婦」で良かった!と優越感に浸るのです。(笑) 独身の時は、もちろん荒れた天気は嫌いでした。 きめた髪形もお化粧もくずれるし、どんなに気取って歩いてもハネはあげているし・・ でも、そんな私が雨の日が好きになったのは結婚してからです。 遠く神戸から東京にお嫁にきた22歳の私は、知り合いもなくお金もなく 狭い社宅の中で悶々としていました。そんな時、雨の日は何故かとても ほっとしたのです。「明るい太陽の下でしっかり働く」という 強迫観念から開放される自分を感じました。 「今日は雨だから家にいても許される」そう自分に言い聞かせることが 出来たからです。 きっとそんな劣等感の裏返しが、今の優越感なのですね。(笑)
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