| 2003/03/07 |
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まだ、早いですが、もう少ししたら新たけのこの季節がやってきます。
私が今まで食べたたけのこの中で一番おいしかったのは 大学時代、茶道部の合宿で京都に泊まり、そこの民宿で 出してもらったものです。 民宿のおばさんが「今朝掘った」ものを米ぬかでゆでて 食べさせてくれました。 恥ずかしながら、「ゆでたけのこ」しか食べたことがなかった 私は、そのおいしさに驚きました!おいしすぎて、ばかほど食べた 男子生徒はあくる日、「にきびができた」と騒いでいました。(笑) 素人だとそうはいきませんが、料理人はあともう少し・・という 微妙なところで「えぐみ」を残します。 大人になって食べたお料理屋のたけのこには歯ざわり、香りとともに えぐみがありました。 渋み、苦味、えぐみなどは大人になってはじめて分かる 味のスパイスですね。 特に渋みとえぐみをおいしく料理に取り入れるのは私の力量では ちょっと無理です。 「酸いも甘いも」どころか「渋いもえぐいも」かぎわけてこそ 人生の達人といったところでしょうか。
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