2003/03/26

映画を観に行くと、上映前に新作映画の予告編があります。

これはくせものです。

予告編でつくられるイメージは、しばしば実際の映画と食い違うのです。

で、何が困るかというと、事前にインプットされてしまったその映像と 話のテンポのイメージが実際に映画を観た時にスムーズに物語りの中に 入っていくことを邪魔するのです。

私はこの間、久しぶりに「ショーシャンクの空に」をビデオで観ました。

昔、この映画の予告編を観て、私は、物語がハリウッド的テンポで快調に展開していくような イメージを持ってしまっていました。実際にはこの映画はゆっくりと話が進んでいくので 「いつくるのか」と思ってみていた私は昔、映画館で観たとき、ちょっと肩透かしをくったように 感じたのです。

今回、記憶力の衰えている私は(笑)予告編のイメージを忘れ、ゆっくりと 映画のつくられているスピードの中で観ることが出来ました。良い映画でした。

なにごとにおいても「先入観」を持つとしばしば失敗するような気がしています。