| 2003/04/09 |
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娘の友人のお母さんが亡くなりました。 娘は、その場では泣かなかったと言っていました。 一番つらいはずの家族の前で、自分は泣けない。と。 私の友人は、40代で逝った人のお葬式で号泣したら 年配者に「あなたが号泣するのは、失礼だ。一番辛いのはあそこに 黙って座っておられるご両親なのだから。」とたのしなめられたと 語っていました。 「泣いている自分に酔う」という人もいる、と言えば語弊があるでしょうか。 「喜びは2倍に、悲しみは半分に」・・確かにそういう時もあるでしょう。 でも、本物のそれを体験できる人は少ないかもしれない。 「産まれてくる時も、死んでいくときも人は一人である。」これはまた、もちろん誰もが認める 真実で、これは全員もれなく公平に体験します。私もあなたも。 一人で耐えるしかない痛みです。
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