| 2003/07/08 |
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子供の頃は身近だったのに、最近、とんとおめにかからなくなったものの 一つに水たまりがあります。 雨上がりに、長靴の先端でみずたまりのはしっこをまずつついてみる。 そして、じゃぶじゃぶと足を踏み入れると、底に沈んでいた泥がもあっと わきあがる。 それは、お味噌汁に沈殿して、朧月のようになっているおみそを お箸の先端でかきまぜては楽しむような、(そういえば、最近のお味噌はしずまないなあ) コーヒーを飲むときに、コーヒーをくるくるとかきまぜてから、おもむろに ミルクを入れて、その渦巻きを楽しむような。 なんでもないくだらないことを楽しみにする。毎日、しつこく。(笑) しかも、ただなのに楽しい。 おまけに、水たまりにはもう一つ楽しみがありました。 自分が飛び越えられる大きさぎりぎりの水たまりをみつけて チャレンジする楽しみ。 失敗しても、泥ハネがスカートに飛び散るぐらいで、 お母さんには迷惑でも、自分に実害はない(笑) そういう無心の、くだらない、でも本能が喜ぶ私の水たまりは 今、どこにあるのかなあ。
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