| 2003/07/24 |
|---|
|
今日、家に帰ったら嬉しいことがありました。 先日の日記に書いた、上高地で出会った「青森の御夫婦」から宅急便が届いていたのです。 大晴天となった二日目の朝、朝食もそうそうに飛び出した時に川原で出会ったのが このご夫婦でした。ご主人の退職のお祝いにこの旅行を計画されたとのことで、 当日は、やはり、あまりの晴天に旅館での朝食を断って平湯温泉からバスで 上高地入りされたとのことだったのです。 あれこれおしゃべりしながら、写真を撮ってもらったり、撮ってあげたり。 何度か「では」と別れながら、また次のスポットで会ってしまったり。 で、なんだか楽しくなって「記念に写真を撮らせてください」とご夫婦の写真を 撮らせていただいたら、あちらも撮ってくださったり・・。それで住所の交換を したのでした。 帰ってきて焼き付けた写真に写ったご夫婦はとても良い感じの笑顔でした。 さっそくに焼きましをして送ったのです。 そうしたら、今日はご夫婦からの届き物だったのです。 今日の宅急便の中には、大きく引き伸ばされて額にまで入った写真が 納められていました。 昔、沢木耕太郎が沖縄に旅したとき、(30年ぐらい前の話です)子供たちはカメラを見ると 「撮って、撮って」と笑顔を向け、「送ってね。」と住所を教えたそうです。 そして彼は、沖縄の人に「ぜひ約束を守ってやってください。本土の人たちは笑顔で約束しながら 忘れる人が多いのです。子供たちがとってもがっかりします。裏切らないでやってください。」 と頼まれるのです。 旅先で住所を交換し「写真、送りますね」と約束をする。 その小さな約束がお互いに守られたということが、その思い出をいっそう 暖かいものにしてくれる。 今日は嬉しいことがありました・・・
|