2004/2/18白いコート

白いコートを買いました。襟元にファーが付いているので、一応冬物ですが、 それをとりはずせば、スプリングコートとして、重宝しそうです。 最終見切り品で70パーセントオフでした。なかなかの買い物上手であると 自負しています。(笑)

立春を過ぎると突然光は春になり、車に乗っていてもサングラスが欲しくなります。 それでも、空気は意外にまだ冷たい日が多く、おもわず「春は名のみの、風の寒さや」と 毎年くちずさみたくなるのもこの季節です。

今朝も、このコートを着て川沿いを散歩してきました。はやりの新素材とかの上に、ダブルなので 風を通さず、見た目の軽やかさにもかかわらず、体の回りにはしっかりと温かい空気の層が 出来るらしく快適でした。

その、暖かい空気の層の存在を感じたときに、こういうものが愛かもしれないと ふと思いました。普段はその存在さえ意識しない空気の層が、私のからだを暖かく 心地よく包んでくれている。目に見えなくとも確かに存在し、顔や手が 冷たい風にさらされているときにも、からだを包む暖かい空気があれば、その冷たささえ 快感に変る。だれかにとって、この空気のような存在になりたい。 だれかに、この空気のように自分を包んで欲しい。人はみな、そう無意識に願っているのでは、 と、そう思いました。