| 2005/5/26 | モテないワケ |
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「やりたいことをやってきた人生」と「やるべきことをやってきた人生」と、
人は死ぬ時、どちらが後悔が少ないだろうか?
私の人生は、他人の目にどう映ろうと、私自身では「やるべきことをやってきた人生」と 感じている。「やりたいこと」と「やるべきこと」を選ばなくてはいけないときは、いつも 「やるべきこと」を選んできた。これはおそらく持って生まれた性格なのだろう。 どちらが後悔が少ないかと、おそらく無意識に自問自答していたのだと思う。 そして「やるべきことをする」方が、後悔が少ないと私は判断したのだ。 明日死んだとしても、後悔しないだけの自信はある。それしか道がなかったから。 明日死んで残す悔いは、おそらく「親より早く逝って親不孝をしてしまった」という ことぐらいだろう。でも、夫や子供たちは大きな悔いを残すかもしれない。 「もっと優しくしておけば良かった」と(笑) しかしまあ、今、自分のこの書いた文章を読み返してみると、「明日死んでも悔いはない」とは 随分尊大で自信過剰な物言いだなあと我ながら思う。こんなふうに思い込めるとことが 私の最大の欠点であるという可能性もなきにしもあらずだ。 私は社交ダンスをながらく趣味で踊っている。人はよく「どうだった?」と自分の踊りの評価を 尋ねる。先生に尋ねるのは別段問題ないが、私のようなアマチュアに意見を求められたときは 少し困る。なるべく正直に感想を述べるよう努力しているが、やはり一応は「相手がいやな気分に ならないよう」「なるべく良いところをみつけて」という無難な線になってしまう。 私は他人に自分を評価してもらうよう頼むことがない。結局は誰の目にどう自分が映ろうと 「あるべき自分」は自分で決めるしかないと思い込んでいるのだろう。ある意味、がんこで かたくなな人間かもしれない。私が学生時代からいまいちモテないのもそのへんのかわいげの なさが原因かもしれない。 それはちょっと「後悔」かな。(笑)
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