| 2006/4/24 | 遠い昔の日記(4) |
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実は、この日記の中には中学生の私の心にとまる記述がもう一つあった。 「先生(執刀医)の姿が見たくて病院まで行ってみたが先生の姿はなかった。」 という意のくだりである。がっかりしつつ、わざわざ病院まで出向いた自分を 恥じるような、責めるようなニュアンスを感じた。 その頃30を越えたばかりであったろう母を今想うと、私には母の気持ちが良く理解できる。 信頼し、頼り、淡い恋のような気持ちがあったとしてもそれは自然なことだと思う。 母はこの「癌」という経験を通して、「後悔しないように生きるには」と真剣に考えたという。 「死ぬまでにしたい10のこと」という映画を見たときも、私は母を思い出したし 自分ならどうだろうと何度も反芻もした。思うことはあるが、ここでそれを書くのはやめよう。 あの大学ノートは今でもどこかにあるのだろうか・・・?
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