2006/7/31浴衣

私の初めての浴衣は高校3年生の時に伯母が縫ってくれた。 白地に赤の花柄に紺の葉・・だったような気がする。残念ながら この浴衣を着て写した写真は一枚もない。

垂水の海神社の夏祭りに着て行った。作ってもらった最初の年は母と。 大学一年の時も残念ながら母と。でも、このときは偶然大学の先輩に会って 「おっ、女らしくみえるなあ」とほめられて嬉しかった。

結婚してからも2度ほど着た。夫は残念ながら「釣った魚には餌はやらない」主義? だったそうで無感想。がっかりしてそれ以来袖は通さなかった。

2枚目の浴衣を買ったのは8年ほど前になるだろうか? デパートをうろうろして、急に欲しくなって買った。 グレーの地に薄ピンクの花。たてに入った白のラインが少しモダンな印象。 2度、袖を通した。帯の結び方も習いにいった。 浴衣を着て鎌倉の花火を見に行った。一緒に行くはずだった娘に 直前になって「友達と行く」とキャンセルされ、一人で鎌倉の 若宮大路をそぞろ歩く。混雑を避けて早めの電車で帰る。 帰りに近所のいきつけの喫茶店に寄ったら、顔見知りのマスターが 「浴衣ですか」と声をかけてくれた。嬉しかったけど寂しかったなあ。

思春期の娘は母親なんぞより、友達が大切。そんなこと頭では分かるけど、 お母さんだって、楽しみにしてたのにな・・ってね。

三枚目の浴衣をいつか買うかしら。 今度はきりっと藍染の浴衣かなあ。