2007/6/7もし・・1

もし、この世の中に「鏡」というものが存在しなかったら・・ 人間は今とは全く違う存在になっていたのではないだろうか。 ふと、そんなことを考えた。

もし、鏡がなかったら「自分」という存在は自分の中にだけある。 鏡は擬似他人の視線であり、「こう見られている」と他者の目の中に映る 自分を確認しているわけだ。他者の目に映る自分は生きていることの結果として そこに存在するだけで、己を知るのは自分の心の声や感覚を通じてのみだ。

見かけは作られるものではなく、そこにただ存在するものに変わる。