| 2007/7/8 | もし・・3 |
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娘が思春期だった頃、その激しさに疲れきっていた時期がある。 ある日、友人と談笑中に娘から電話があり、つい、いらいらと対応したあげく その愚痴を友人にこぼした。 話を聞いてくれた後で、その友人は「いつもの笑っている直美さんとは表情が全然違う」と私に言った。 家に帰って鏡に向かって私は自分に文句を言ってみた。 そしてその後で、楽しい話を笑顔でしてみた。その違いは一目瞭然だった。 「笑顔でいること」の大切さを自分で自分にフィードバックした瞬間だ。 こんな時、「鏡」は力強い味方だ。百聞は一見にしかずなのだ。 「人目」として鏡と使うのと「客観的は視点」として鏡を使うのと、 こうして書き言葉にすると、その違いはあいまいだけど、今の私の体験をお話すれば そのニュアンスの違いは理解していただけるだろう。 ともあれ、古代、高貴な人の特権的所有物だった鏡は、「人」に大いなる影響を 与えていることは間違いない。 もし、今の世の中に鏡がなかったら・・結構、「人が何を大切にして生きるか」が 変わったかもしれない。そんな気がするのだ。
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