| 2008/6/22 | かくれんぼ |
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S社に勤める友人の好意で社内販売特典で40インチのテレビとブルーレイのレコーダーを買った。 スイッチを切った40インチの黒々とした大きな画面は意外な存在感があり、やや重苦しい。 が、スイッチを入れると大きな窓になって外の風景を取り込むようでやはり映画は迫力。 思えば結婚したときの14インチのテレビを20年使い、2代目は7年。 電気製品は壊れるまで買い換えないのが我が家流だったのだが、今回、初めてその流儀を破る。 「社内販売は抽選。結構倍率が高いから5,6回はかかると思う」とのことだったので ちょっと早めに申し込んだら、めでたく2回目で当選。せっかくのチャンスということで購入した。 私の永遠の聖典とも言える?「大草原の小さな家」のビデオを見る。 もう、幾度となく見て、ストーリーも各シーンの俳優の表情まで知っているのにまた見る。 今日見た中に、とうさんとかあさんが三泊四日で二度目の新婚旅行に出かけるストーリーが あった。エドワーズおじさんと留守を守る三人の娘。末娘キャリーはまだ3歳ぐらいで目がはなせない。 ちょっとした隙にいなくなって、おじさんは大慌て。川をのぞきに行き、屋外のトイレもさがし、 鶏小屋を駆け回ってもいない。家に戻り「キャリー、キャリー」と名前を呼ぶ。 二回の子供部屋かと手を打ってのぞいてみても姿はなし。「落ち着くんだ、エドワーズ」と 自分に言い聞かせてベットに腰掛けたら、そのベットに下から「ばあ〜」と言いながら にこにこ顔のキャリーが顔だけ出してくる・・。 バックに流れるメロディーがコミカルなタッチなことから、 「おそらくキャリーは無事だな」と予測できるので安心して見ていられる。 (もちろんストーリーを知っているのであたりまえだが) で、大画面でキャリーがベットの下から出てくる笑顔を見て、私は考えた。 「キャリー、キャリー」とエドワーズおじさんが大声で探し回っているのを 聞きながらキャリーはきっとわくわくしながら隠れていたんだろうな・・と。 だれかが自分を探してくれている、ということが子供心にどんなにわくわくすることかなあと。 子供の頃のかくれんぼ。見つかるまで絶対に探してくれる。 だから隠れて一人でいても、もちろん寂しくないし、長い時間見つからないほど 鬼も頭をひねっているのが気配で分かり、くすくす笑ってしまう。 私もだれかに名前を呼ばれて探されてみたい。すみっこでその声を聞いて 幸せな気持ちで見つけられるのを待っていたい。 私を見つけた人が安心して笑いだしたら一緒にわらいこけるだろう。 かくれんぼは幸せな遊びだ・・と一人で思い出していた・・。
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