歴史の中の憲法


靖国神社と千鳥が淵の国立戦没者墓苑(地下鉄・九段下車)

       


8月13日午前中、靖国神社(写真右)を訪ねる。資料がおさめられた「遊就館」を見学。明治以来の日本の歴史を展示しているが、やはり「大東亜」史観だ。朝鮮併合などの解釈は、朝鮮の人々にとっては不愉快なものだろう。戦史好きの人々にとってはたまらないだろうが。けっこう家族連れ、若い人も多く、このような「史観」が影響をもっていくのかもしれない。

そのあと国立戦没者墓苑(千鳥淵)を見学(写真左)。遺骨収集とかで身元のわかならい戦没者(約230万人)の霊を無宗教形式で祀る施設である。あくまで軍人・軍属に限定されていて、一般市民はふくまれていないようだ。そこにあった説明からは、日本軍の最大の犠牲死亡者がでたのはフィリピン(約50万人)であることがわかる。ついで中国、そして南太平洋諸島がつづく。ジャングルの中で飢餓と病気で死んでいった人たちの思いはいかがなものだったのかと感じさせる。




旧名古屋控訴院(現在の名古屋市政記念館=名古屋市役所のすぐ東)

       

この名古屋市政記念館はかつての裁判所。レンガつくりの荘厳な建築物。民衆は、身内になにか「裁判沙汰」でもないかぎり、気楽に入ることはできなかったろう。04年、法律がつくられていよいよ「裁判員制度」がはじまる。「司法への国民参加」がうたい文句だが、はたしてうまくいくだろうか。私自身は「法律職」関係者なので裁判員から除外されるが、もし一般市民だとして、死刑判決を「下す」ことを、内心を乱すことなく、できるだろうか。自信はない。「裁判の迅速化」もうたい文句。しかし、いそぎすぎた裁判が冤罪を生んだことも忘れてはならない。