なくなってしまう潮見橋


    鹿児島市南部の谷山(和田町和田)に潮見橋という石橋が和田川にかかっています。かつて市内の甲突川にかかっていた石橋群ほど由緒あるものではないけれど、市内に残る数少ない石橋です。架橋は1990(明治23)年。ちょうど大日本帝国憲法が制定された次の年にできたとか。長さ31・95メートル。石工は不明(木原安妹子『里の石橋453』南方新社・2001年、による)。
   この石橋が交通整備、洪水対策を理由に解体されるというのです。多くの石橋が失われつつあるのに、解体撤去でいいのでしょうか?