ドラム

電子ドラム事始め

運動不足解消のため、電子ドラム始めました。バンド組んでライブする気も、録音してSNSに投稿する気もなく、ただただ元気に叩いています。生ドラムはもちろんのこと、練習パッドはおろかスティックすら握ったことがなかったにもかかわらず、いきなり電子ドラム導入という典型的とはいいがたい流れで始めましたが、入門書とネットの情報を頼りに楽しんでます。始めこそ手足がバタバタしていたものの、一か月もすれば隙間時間にちょっと叩くだけでも軽く汗ばむ程度の運動にはなっており、あとは継続あるのみ。

使用機材所感

練習で得た気付き


使用機材所感

各機材の良い点はそれぞれのカタログなどを参照していただくこととし、実際に使用して感じたことを紹介。

電子ドラム

Roland TD-27SC-S
生音: 電子ピアノ同様に電子ドラムもスピーカーから音さえ出さなければ静かなものかと思っていたが、全くそんなことはなかった。振動による騒音はいたるところで喧伝されているのでここでは置くとして、バスドラムの生音は聞き続けると耳鳴りがする程度には大きい。キックパッドにタオルを2重に被せたりもしてみたが、全く効果がないわけではないものの、焼け石に水。
音色: 数多な音色が登録されているものの、こだわりがないこともあり「メーカーや機種によらず初期設定された音がベスト」と信じ、多様な音色を使い分けたりはせず。スネアやタムの音が大きい割に、バスドラムやハイハットの音が小さい。生ドラムを触ったことがないので、それが普通なのかは不明。個人的好みとして、スネアはさほど興味なく、バスドラムやハイハットを聞くのが好きなので、個々の音量レベルを調整し好みのバランスに変更。
セッティング: 各太鼓やシンバルの位置、高さ、角度は個々に調整でき、設定の自由度は高い。太鼓やシンバルの径が小さいのも、大きかろうが小さかろうが叩く場所は一緒(中心だったり、エッジだったり)と割り切れば特に不便は感じない。一点ハイハットが12インチしかないので、ハイハットスタンドのペダルが踏みやすい位置に設定すると叩くには遠く、叩きやすい位置に設定すると左足が窮屈。14インチのVH-14Dに交換すれば解消するものの、気軽に買える値段ではない。叩きやすい位置に配置し、ペダルの左端を踏むことで左足を外側に逃がすことで対応。

モニター

Roland CM-30
電子ドラムの音を聞くためのアンプ内蔵スピーカー。おそらくは音の指向性に起因し、足元に置くとイコライザーで高音を強調してもシンバルの音がほとんど聞こえない。顔と同じ高さに置くことで、シンバルの音が聞こえない現象は解消する。耳だけでなく、体で音を感じたくて購入したものの、予想以上に電子ドラムの生音が大きく、それに負けないぐらいの音を出すと耳への負担が大きい。結局ほとんど使わず、ヘッドホンで聞くことに。

ヘッドホン

Roland VMH-D1
電子ドラム演奏用ヘッドホン。装着するだけで、電子ドラムの生音が半減。防音用イヤーマフではないので、軽減されるものの多少は聞こえる。ただし、ボリュームをかなり絞っても(TD-27のボリュームつまみで、時計の42分ぐらい)生音を気にすることなく演奏でき、耳にやさしい。電子ドラム演奏用というだけあり、長短2種類のケーブルが付属し、また、ケーブルを首の後ろに取り回せるなど演奏しやすい。
音楽を聴くのに使用しても、ハイハットのアタック音などが聞き取りやすい感じがする。新品開封当初、ギターの音がえらく歪んで聞こえ「これがモニターヘッドホンか」と誤解しかけたが、数分もしないうちに違和感はなくなる。慣らし運転が必要なのか、単なる気のせいか。
手持ちのヘッドホンやイヤホンも電子ドラムに繋げて使用してみたが、ケーブルが短く現実的ではなかった。後から考えるとケーブルだけ長いのを買って、手持ちのヘッドホンを使い回しても事足りた気も。

マット

Roland TDM-10
特にキックパッドRoland KD-10のアンカーボルトでフローリングを傷つけないためには必須。

ペダル

Pearl P-2052C
調整機能の多彩さが売りのようだが、今のところ初期設定のままで快適に使用できている。運動不足解消目的にはモノが良すぎる気もする一方、書籍やサイトの記載を見ると、スティックと異なり一生に何度も買うものではないこともあり、最初から良いものを使うことが推奨されていることも多く、店で勧められるがままに購入。ビーターは樹脂とフェルトを選べるが、どちらを使用しても生音に有意な差はなかった。
購入前に電子ドラムを店頭でみたときにはバスドラムの生音がそこまでうるさかった印象はなく、改めて店頭で確認するとRoland DAP-3Xのペダルを使用していた。P-2052Cのキック力の強さが騒音の原因か。生音の消音だけ考えれば、ツインペダルではなくツーバス路線でキックパッドRoland KD-10を買い足して、DAP-3Xのペダルを2個使ったほうが静かそう。ただし、DAP-3Xのペダルの踏み心地は良くも悪くも値相応で、P-2052Cに比べると軽く、また、戻りが遅い印象。

ビーター

TAMA BSQ5S
バスドラムの生音の大きさに耐え切れず、スポンジ製ヘッドのペダルビーターBSQ5Sに交換した。生音の大きさは体感で交換前の数分の一程度にはなり、電子ドラムを練習パッド替わりに使ったときに耳鳴りは起きなくなった一方、交換後もスネアと同程度というか話し声よりはよっぽど大きな音が鳴ることには変わりない(あくまで元気いっぱい叩いた場合で、当然ながら叩き方に依存します)。朝、早起きして家族が寝ている間に叩いても、起こしてしまわない程度には小さくなった。耳は消耗品という都市伝説(?!)にとらわれ、人の話し声程度のボリュームで楽しみたい私がヘッドホンを手放せないのは相変わらず。
店の人にはスポンジ製ヘッドを使うと電子ドラムが踏まれたことを検知できなくなる場合があるといわれたり、アマゾンのコメントにも似たことを書いている外人さんがいたりしたが、少なくとも私の環境で私が踏んずけている限りにおいては、特に問題なく鳴らせている。ビーターがキックパッドに当たった時の感触というか跳ね返りの強さは、は当然ながら樹脂とスポンジでは大きな差があり、将来高速で連打することになった暁には樹脂に戻さざるを得ないかもしれないが、まずはこの差が問題になるほど早く連打できるよう成長するのが先。

スティック

Pearl 110HC
当初は連れ合いのPearl 103HCを拝借していたが、元気いっぱい叩くには若干細く軽く心もとなく、110HCを追加調達した。 手汗をかきやすいのでPearl 110NHにしようかとか、身長に合わせ(?!)Pearl 110HLCにしようかと思わなくもなかったが、まずは無難に標準的なものに慣れるのも悪くないかと。

スティックケース

Pearl PSC-STBCN
入門書めくるたびにスティックを足元に置いて、踏んで折るand/or怪我するくらいなら転ばぬ先の杖ということで購入。スーパーの袋で代用できた気がしないこともないが、あればあるで便利。

ハイハットスタンド

Dixon Drums PSH7
電子ドラム購入時にキャンペーンでもらった。ツインペダルと組み合わせると若干窮屈ながらも問題なく使えている。高さにゆとりがなく、可能な限り高めに設定している。

ドラムスローン

Dixon Drums PSN-8
電子ドラム購入時にキャンペーンでもらった丸椅子。高さを調整するにあたり、オフィスチェアのようにレバーを引けば容易に上げ下げなんてことはできず、しゃがみこんでネジを緩め、座っていない状態で上げ下げしてからねじを締めるといった作業が必要で、複数人で使い回すには不便。只より高い物はないとの言葉通り、只でもらっているので文句も言えず、かといって買い替えたり買い足したりするほどのことでもなく、不便を忍んで……というほどのことでもないけど使用している。

譜面台

Yamaha MS-260AL
電子ドラムの正面左側というか、ハイハットの後方に配置し、入門書の参照用に使用している。一見華奢に見えるページストッパーが意外に強力で、合わせて購入した譜面クリップの出番がない。

練習で得た気付き

上達のコツ

運動不足解消を目的として始めたこともあり、上達しなくても怪我無く続けられれば十分で、下手に「長時間叩いても疲れない」叩き方を習得した日にはかえって運動不足を解消できなくなってしまうのだが、それはそれとして上達すれば楽しく、楽しければ継続できるという3段論法で、上達につながりそうな気がする気付きを列挙。
  • 数小節のフレーズを休み(全休符)を挟むことなくひたすら繰り返す。8回連続でミスなく叩ける程度?数小節を1回叩けただけで満足しない。
  • テンポを振る。80-120程度。ものによってはもう少しゆっくりand/orもう少し早く。テンポが速いと勢いでごまかせるところが、ゆっくりだとごまかしがきかない。また、速いとどうしても動きが縮こまりやすい。速く大きく動きたい。
  • なんとなくできたではなく、完璧にできたを目指す。自分に厳しく。
  • テンポが速いときは、手首と足首を有効に活用する。腕や足を高速に動かすのは限界がある。指の動きも速いけど、手首と比べるとパワー(と持久力?)に欠ける。
    テンポがゆっくりな時は、心置きなく全身を使って叩けばよい。
  • タムを移動するときは、腕だけ振り回すのではなく、手首を行先のタム方向に微妙に動かすと移動所要時間を短縮し、もたつきを軽減できる。
    肩を開いて叩くタムに正対するとよいという話も聞くが、ゆっくり叩く際はともかく、速いテンポであちこち移動する際に上半身のひねりがどこまで追随できるか腹落ちしておらず。
  • 何はなくともシングルストローク。テンポを徐々にあげつつ、シンプルに左右交互に1打ずつ。手も足も。高速に叩ければ、何でもできる。とまではいわないものの、余裕というかゆとりが生まれ、ばたばたすることが減る気がする。
  • 入門書

    入門書は何か一冊読めば、その先はバンドのスコアでも見てコピーをと淡い期待を抱いていたが、現実はそれほど甘くなかった。朝に夕にと叩いていると、上手い下手はともかくとして、一か月もすれば基本的なリズムやフィルインをゆっくり叩けるようにはなったものの、その先いきなり好きな速い曲を叩けるわけもなく。速いテンポに対応するためには反復練習あるのみということで、まずは入門書を極めることに。今時、本を買わなくても、ネットで検索すれば玉石混交な情報は数多見つかるが、一定の質が担保された情報がまとまったいる書籍は、それはそれで便利。ネットと併用しつつも、良い道しるべになる。
    1. 初心者にもわかりやすい入門書ドラム入門: オールカラー教則
      解説の記載が乏しい。例えば生まれて初めてスネアを叩くのに「真ん中を狙って叩きます。」とだけ言われても、肩を使うのか、肘を使うのか、手首を使うのか、指を使うのか、スティックをどこまで振り上げるのか、スティックをどのタイミングで振り上げるのか、皆目わからない。その一方、動画は横からの視点で、じっくり眺めれば、スティックの持ち方、手首の使い方、スティックの振り上げ方などわかりやすい。見よう見まねというと言葉が悪いが、映像をじっくり見て技を盗むという点ではわかりやすい。テンポが80-120などと幅を持たせて記載されており、最初はゆっくり、慣れてきたら徐々に早くと練習を進めやすい。
    2. DVD&CDでよくわかる! はじめてのドラム 3rd Edition
      解説が丁寧。ドラムのセッティングから、スティックの握り方から、振り上げ方から図も交えわかりやすく説明されている。また、口ドラムについても言及されており、口から入ると手足がバタバタしにくい気がする。その一方、動画は上からの視点のため、両手がハの字になっていることはわかるが、スティックをどこまで振り上げるのかや、スティックをどのタイミングで振り上げるのかは、動画から読み取りずらい。テンポは90などと指定されており、勝手にゆっくり演奏したり早く演奏したりすればよいといえばそれまでだが、この本しかなければ指定されたテンポで叩くだけで満足してしまっていたかも。
    3. 1日5分ではじめるドラム超入門〜叩けるようになるための3か月プラン!〜
      前述の2冊と重なる部分も多いが、下載の2冊に進むにあたりジャンプが大きいように感じ、繋ぎとして使用。
    4. ドラム・スティックコントロール 〜口(くち)ドラムでリズム譜に強くなる!4STEP上達法615〜
      5連符とかパラリドルとか「自分が好きな曲で使うかしら?」と感じる項目も少なからずあるものの、初心者卒業後に次の一歩を踏み出すとしたらこちらの方向かと思い取り組む。が、実は、凝ったことに取り組む前に「簡単なリズム/フィルインを、きれいに、速く、長く」叩けるようになるのが先なのではないかと感じたり。
    5. ドラム練習パッド 脚トレ・レシピ 自宅とスタジオで最強の脚を作る!トレーニングメニュー
      バスドラムのダブルおよびツーバスの習得に使用。

    ウェブサイト

    本を見てもわからないときに検索して見つけた有用なサイト。他にもいくつかお世話になったサイトがあった気がするけど、取り急ぎすぐに思い出せるところだけ。
    1. ドラム初心者の一歩はここから! ビギナーお助け記事まとめ | ドラマガWeb
      「雑誌の読者を増やすため」というと穿ち過ぎかもしれないが、有用な情報がわかりやすくまとめられている。
    2. ドラムのことを全く知らない人が「とりあえずドラムを叩く」までの流れ・どうすれば始められるのか?を説明するよ。 |基礎から習う個人レッスン・オンラインレッスン
      リンク先を入り口としてブログを読み進むと、初心者を卒業し中級者に向かうための「次の一歩」につながる情報が多々得られる、と思う。

    スティック

    1. 握り方: レギュラーグリップは脇に置くとして、マッチドグリップに限定しても人差し指、中指、小指と支点が3種、フレンチ、アメリカン、ジャーマンと角度が3種、それに叩き始めの位置の高低と叩き終わりの位置の高低のバリエーションがあり、太鼓やシンバルなどTPOに応じ使い分けるなど、木の棒一本振り下ろす動作がこれほど奥深いとは。初心者向きとされる人差し指支点でも、本やサイトにより記載はまちまちで、親指と人差し指でつまむとか、人差し指の第一関節に合わせるとか、第一関節と第二関節の間に置くとか。Pearl 103HCを使っていた時はいろいろ試し、微妙な差を感じ、それが安定感の欠如につながっていた。Pearl 110HCに変えると、どう握っても同じ位置に落ち着くようになり、記載がおかしいわけでも、持ち方がおかしいわけでもなく、単に手の大きさの割にスティックが細すぎたことが原因だった模様。いずれにせよ、薬指と小指がスティックから離れないように。薬指と小指を遊ばせておくと、テンポが速くなった時にリバウンドを制御しきれず、もたつきにつながる。
      中指支点で握る際は、中指の第二関節の人差し指側の側面と親指で挟むのがよさそう。ただ中指支点では持ち方が悪いのかアタック時に薬指に衝撃が伝わり健康に悪そう(?!)なので、人差し指支点に回帰。
    2. 持つ位置: どこを見ても「初心者は1/3のところを持つのが良い」と書かれているが、Pearl 103HCを使っていた時は1/3のところを持つには流石に短く、グリップエンドが手からはみ出さない程度に長めに持っていた。Pearl 110HCに変えてからは1/3のところを持っても適度な感触で、体に合ったスティックを選ぶ大切さを実感。体への負荷を高めるため、太いand/or長いスティックにも興味はあるが、負荷がかかりすぎて怪我をしては元も子もないので、将来への楽しみとして取っておくことに。
    3. 回転する: スティックをペン回しのように回したり、新体操のこん棒のように投げ上げて掴んだりする話ではなく、鉛筆で字を書き続けるときのようにくるくる回る話について。意図的に回さなくても太鼓やらシンバルやらを叩いていると、いつの間にかスティックが回転している。これはスティックの持ち方や叩き方が悪いわけではなく、そういうものであり、気にする必要はないらしい。

    メトロノーム

    目的が運動不足解消なのでリズムが不安定でも気にする必要はない気がする一方、どの本やサイトの記載をみても口をそろえて「メトロノームを使え」と書いてあるので、基本的にはメトロノームをBGMに流しつつ、あわせに行き過ぎない程度に活用。メトロノームを気にしすぎるとフォームが崩れたり動きが縮こまるように感じることもあり、たまにはメトロノームを切って、自由奔放に叩いてみる。
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