ミゼット2との出会い

〜ミゼット2購入実録〜
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 ミゼット2との出会い。それはまだ発売前の時期、ある新聞の経済欄だった。小さく載った写真の姿を見て一目惚れ。
 現物を見にダイハツA店へ。「屋根の付いたオートバイ」程度のものを想像していた私には、その小さいボディが意外に大きく感じられた。
 でもやっぱり中は狭かった。 
 初代のミゼット2は一人乗りのみ、左側の窓が開かないなど、不便な点も多かったので、セールスさんにマイナーチェンジしたら知らせるように頼んで帰った。

 それから1年。ミゼットがマイナーチェンジした。カーゴタイプが加わり、二人乗りATもでき、先代の不便な点もいくつか改善された。
 しかしダイハツA店からの連絡は無かった。冷やかしと思われていたのだろうか?A店を見捨て、同じくらいの距離にあるダイハツB店を訪問。展示車を見てカタログをもらうが、オプションのカタログは品切れだった。
 試乗したいと申し出ると、試乗車は数週間後に来るという。

 数週間後、再びB店を訪れるが、試乗車はない。なにやら納車の話とごっちゃになっていたらしい。そんないい加減な。新車のディーラーってこんなもんなの?私の怒りが伝わったのか、元展示車を店まで回送して、試乗させてくれるという。

 やっと対面した試乗車はH8年式だった。当然一人乗りピック。セールスさんが同乗できないので公道には出られず、販売店の敷地内で申し訳程度に試乗。うん、さすがに小回りがきく。おお、後ろが見やすい!でもペダルが遠い(爆)
 店内に戻り、商談を開始。現金一括払いを目指して、後付けしやすいオプションは除いて計算してもらう。
 出来上がった見積書をよく見てみると、オプション色の黒が計算されていない。
「あのー、黒ってお金かかるんじゃないですか。」
 セールスさんはカタログを確認して「黄色じゃだめですか?」
「私は黒に乗りたいんです。」
「・・・ではサービスにしましょう。」
「わーい!ありがとうございます。」
 値引きを全く期待してなかったのに、運良く一万円サービスしてもらった。

 納車は2カ月近く待たされた。駐車場代1月分無駄。
 でも量産される車と違い、私だけのために生まれた車だ。 これからよろしくね。


復習・ミゼット商談のポイント

 冷やかしと思われがちなので(客が若いと特に)、本気で買うつもりならアポを取ってから販売店に行く、ハンコ持参など、始めから明確に意志表示をするといいかもしれません。そうすれば上記のようないい加減な対応も多少は回避できるでしょう。
 
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