2001年7月、ミゼットIIは生産中止となりました。
その前にミゼットの生まれ故郷を訪れてみようと、飼い主達が集まったのです。
何とか死守した平成13年6月18日(月)の休み。待ちに待ったミゼット工房見学の日です。
名阪国道の伊賀SAで愛ちてるさん、チエさんと奥さまと待ち合わせ。・・・あれ!?向こうからやってくるのはオープンに改造したミゼット!?・・・そんなわけはなく、なんとチエさんが昔のバモスに乗ってきたのです。(私てっきり、新しいほうかと思っていました・・・)
平日の朝にしては思ったよりスムーズに走れ、ダイハツ本社へ。
本社ビル前のバス駐車場のようなところに駐車させてもらったのですが、バス1台のスペースにミゼットは8台入りました(笑)。みなさん続々と集まってきます。見覚えのあるミゼットもあるし、初めてお会いする方も。ずらり並んだミゼットを見ているとわくわくしてきます。
ダイハツの方に案内され、本社ビルへ。簡単な説明を受けた後、東工場へ。ここは軽自動車や普通車が流れ作業で量産されています。
足を踏み入れると、なんだかかいだことがあるような・・・そうか!新車のにおいって工場のにおいだったんですね。
見学用のルートが整備されていて、見難いところの説明にはモニターを使ったりします。見ていくうち、大きな鉄のボディがぶら下げられて移動していく光景が、当たり前に思えてくるから不思議です。
途中で見学に来ている小学生達とすれ違いました。私たち、小学生と同じレベル?そうかも。
次に、お待ちかねのミゼット工房の見学です。ここではミゼットIIが人の手で1台1台、造られています。
現在3人の方が従事し、1日3台程度の生産。つまり一人あたり1日1台。伝統工芸品を造るようなペースですね(^^)
全然良く撮れていませんが、ここがボディの組み立てを行うスペース。下請けの工場でプレスしたボディーのパーツを、ここで溶接してミゼットの大まかな形が出来上がります。パーツは人の手で運んでいます。
銀ぴかのミゼット。うわっ、かっこいい・・・。
組み立てられたボディは、量産工場の塗装ラインを経て戻ってきます。
グレード、オプションによって異なるパーツは、前に付けた紙の指示に従い取り付けていきます。
右の写真に写っているのはは後ろの足回りですね。
ラインオフしたミゼットは再び量産工場へ行って検査を受け、全国へと配送されていきます。
工場見学を終え、本社ビルに戻って昼食のお弁当をごちそうになりました。そしてダイハツの関係者を交えて質疑応答(笑)です。「ピックのあおりはなぜ開かないのか」「カーゴのリアドアの浮き出し文字はなぜ無くなったのか」そんな一見些細なことにも、きちんとした理由があることが分かり、ものづくりの大変さとか、作り手のこだわりが分かりました。
その後友の会北陸支部で用意してくれた、ビンゴ大会です。
普段クジ運の無い私ですが、なんと一番に上がり、光る!ワイパーゴムをもらいました。商品にはミニカー等の他、純正シートカバー(レース)など、一癖あるものも。
一番に上がって時間ができたので、皆さんのミゼを1台ずつじっくり撮影!・・・と思ったら途中で時間切れです。遠方からの人もいるので仕方ありません。
会長の言葉の後、現地解散。愛知・三重班はのんびり休憩を取りながら帰りました。