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2005年



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2005年8月17日(水) カプースチン氏とその楽譜・録音を取り巻く近況

 全音楽譜出版社の今月のおすすめ新刊楽譜には、カプースチンの今度の2冊の新刊が指定されていました。この作品集には、ピアノソナタなどの大きな作品以外の単一の作品がぎっしり詰っているので、まずこれだけあれば何も知らない人にもカプースチンのピアノ曲の全貌がある程度想像できてくるのではないでしょうか。とはいえ、今までにまだ録音が存在しない曲もありましたので、今回の楽譜に収められた曲を全曲録音したことは前にも書いたとおりです。この2枚のCDは楽譜出版と同じ時期に発売の予定だそうですが、やはり生演奏をしないと信じてもらえないということで(笑)、来たる9月10日(土)15:00〜にヤマハ銀座店の1F店頭イベントスペースで発売記念のミニ・コンサートをすることになりました。皆さんにぜひお越しいただけると嬉しいです。(この日は飛び入りの演奏者によるパフォーマンスが許されるかどうかはわかりませんが。)

 カプースチンの作品を録音するピアニストが世界中で徐々に増えているようです。作曲家本人から6月頃に聞いた話ですが、最近2人のイタリア人ピアニストがCDを出したということです。ただ、カプースチン自身はどちらもあまり満足していないらしいのです。(私に言われても困るのですが…。^_^;))  とにかく幻滅しているということらしいのですが、「イタリアは一体どうしてしまったのだ。現代のブゾーニ、ポリーニ、ミケランジェリはどこへ行った?」と手厳しいのです。作曲家というもの、もちろんこだわりは人一倍強く音楽的要求も並みではないでしょうが、一応自分の曲を弾いてくれるということに対しては、ある程度喜んでくれるというか、いろんな解釈を認めてくれるものだと思うのですが、でもそれにしてもそんなにひどいのでしょうか。こちらは好奇心を持っていろいろ聞くのですが、1人のピアニストに関しては、「絶対聴かない方がいいよ」というアドバイスをもらって困ってしまいました。ソナタの2番や「8つのエチュード」全曲ほかが録音されているらしいです。

 カプースチン氏の見解では、現代の日本のアマチュア・ピアニストのレヴェルは、ヨーロッパのプロのピアニストのレヴェルをはるかに超えていると感じているということです。まあ私も日本のいろんな演奏会の状況をお教えしたりしていますし、他からもいろんな情報が流れているのだと思いますが、全音から出された彼の4冊におよぶ楽譜の出版や日本で起きているカプースチン・ブームに対して大変喜んでいるようです。そのことが、氏のさらなる作曲への強い動機に結びついてくれると私たちはもっと嬉しいのですが。それを期待するばかりです。



2005年8月5日(金) 本当に暑い夏です

 これだけ暑い日が続くと本当に体力も気力もだんだんなくなってきますが、一方ではコンクールのシーズンでもあり、この気温にめげずに頑張って毎日練習に励んでいる人たちが大勢いるわけです。ピアノ弾きにとって本来は休日はないわけですが、しかしこの暑い夏に限って一生懸命練習するというのもなかなか大変ではあります。冷房があるとはいえ、外の気温は異常なのですから。ホントに日本人は勤勉だと思います。

 今日は実は京都に来ているのですが、うわさどおり東京より暑い。ウィーンにいた時のことを思い出してしまいました。留学中、ある夏に40日間ぐらい猛暑が続いたことがあったのですが、向こうでは一年に暑い時期がそれほど多くないため住居にクーラーがないのが普通で、暑い夏には何もできないのです。冷水シャワーを浴びても、5分もするとまた耐えられなくなり、寝ることも起きていることも苦しく、ピアノなど当然弾いている場合ではなく、結局、「明日は涼しくなるだろう」と一日を投げ出し、毎日プールへ行って過ごしていました。そしてそのまま40日間も同じ事態が…。あの時間が留学生活で一番無駄だったのではないかと…。まあ時間を贅沢に使うという貴重な経験にはなりましたが。(今ならとてもできない。)

 日本には四季があって、一年を通して気温や気候はとても変化があるし、また自然現象もいろいろ多い国ですが、そこに生きている日本人てけっこうタフというか、あまり季節や外的環境に関係なく自分のするべき仕事をバリバリやっているようにも見えます。なんとも頼もしいというか…。(しかし以前モスクワへ旅行した時、到着した初日は半袖でも暑く、そしてその3日後には気温がマイナス1度になったということがありました。これは激しかった…。)




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