予報士の勉強・問題集編

いくらいろんな本で気象について勉強しても、実際に問題が解けないと予報士に合格することはできません。そこで、問題集を使って問題に慣れていくことが必要になります。
実際に問題をやってみると、結構難しいものです。しかし、解けないからといって放っておくのではなく、解説などを読んで、どうすれば解けるのか確認しておくことが必要です。その意味で、問題演習は、解説が自分に合ったものであるかどうかが、問題集を選ぶ一つの基準になるでしょう。
 
「気象予報士試験
模範解答と解説」
天気予報技術研究会編
東京堂出版
定価各2000円
1冊につき予報士試験1回分の問題・解答解説が収められています。学科試験に関しては、本の見開き左側が問題、右側が解答解説という形式。解説が非常に詳しいというのは業界でも有名で、初心者にもオススメできますが、過去問すべてを手に入れるには膨大なコストがかかるのが難点。
 
「気象予報士試験
精選問題集」
気象予報士試験研究会編著
成山堂書店
定価2800円
タイトルどおり、過去の問題が精選されていますので、手っ取り早く過去問をこなしたい人には最適です。この本の特徴は、知識の分野別に問題がまとめられていて、自分の腕を試したい分野から取り組むことができます。ただ、解説はあまり丁寧ではないので、各分野の勉強後の確認テストのような形式で使用するのがいいのかもしれません。
 
「気象予報士試験
問題と正解」

財団法人気象業務支援センター
定価各1600円

予報士試験を行っている気象業務支援センターが発行している問題集。問題の部分は実際の予報士試験と縮尺まで同じに作られているので、本番前にどのような問題用紙が配られるのがを知るには最適。いわば、模擬試験用とも言えるかも。また、解説も出題者の意図するところが一番書かれている本であるといえるので、特に実技試験対策には役に立つのでは?