なんと言っても生放送!個性的なキャスターによる解説が魅力
視聴料 月額200円 ホームページhttp://www.wni.co.jp/cww/
画面
画面は、CG画面の連続が主です。
ただ、CG画面の中には、一般的なものの他に、今までの天気予報番組では普通は行わないような、突拍子もないものを行ってきます。
例えば、日本列島上空を飛んでいるようなCGで、天気予報を解説する「フライスルー天気」、天気図が時間を追って動きながら、天気分布を示す「アニメ天気図」、主要都市の実際の天気を、雨音や雷鳴などを見事にリアルに表現する「バーチャル天気図」など。
持っている技術を使って、次々に、いろんな技を見せてくれます。
主要プログラム
基本編成は、15分に1回、キャスターが出演して、解説を行っています。
毎時 |
00 CG画面
15 Weather Update(生放送) 16 CG画面 25 5分間番組(生放送) 30 CG画面 45 Weather Update(生放送) 46 CG画面 55 5分間番組(生放送) |
BGM
生放送終了後に紹介していますが、CG画面の間は、avexのヒーリングミュージックを主に流しています。
緊急情報への対応
地震など、緊急時にも、情報が入り次第、キャスターが臨時出演して、生の声で伝えます。
鳥取県西部地震のときは、通常の編成を大きく変更して、震度情報などのほかに、今後の地震の見解、想定される被害への対処の方法など、まさしく人が伝える必要のある情報を伝え続けていました。
ウェザーニューズの社内には多くの気象、地震などの専門家が多く存在し、緊急時には普段のキャスターのほかに、その専門家の出演もあるようです。
防災情報に関しては、他チャンネルを大きく引き離す潜在能力がありそうです。
総評
民間気象会社最大手のノウハウをフルに詰め込んで、より役に立つ気象情報を追求している感が見受けられます。防災時には防災の雰囲気、平穏時には平穏な雰囲気が、キャスターの顔を通して感じられます。他チャンネルを「電気紙芝居」と呼んだCMはかなり挑発的でしたが、電気紙芝居にはない見ごたえが、このチャンネルにはあり、単なる気象情報とは一味違う感じです。
ただ、今のところ、パックになっていないことから、チャンネルを単品で購入する必要があり、視聴者を伸ばすには、やや苦戦するかもしれません。
気象情報としてのウェザーニュースは?
★★★☆☆ |
他チャンネルにはない、キャスターによる解説は、多彩な画像を使い、キャラクターあふれる人間味というアクセントもあって、とても分かりやすいものです。
ただ、CG画面となると、フライスルー天気などの変わった趣向のCGのほかは、やや貧弱なところがあり、また、レーダー画面などの情報が中心で、気象マニアにはやや物足りないところがあるかもしれません。 |
生活情報としてのウェザーニュースは?
★★★★☆ |
キャスター出演は、単に気象情報の解説にとどまりません。様々な雑学や、生活のヒント、そして行楽などの情報もデジカメ画像を交えて紹介したり、見ごたえは十分です。
また、リクエスト天気など、視聴者とのコミュニケーションも他チャンネルにはない取り組みで、視聴者の立場に立っているチャンネルといえそうです。 ただ、日によってキャスターの取り上げる地域が違うので知りたい所の洗濯情報などが、常にコンスタントに見ることができないのが、少し不便かも。 |
防災情報としてのウェザーニュースは?
★★★★★ |
なんといっても、単なるCG情報にとどまらない、キャスターによる生の声が売りです。キャスターの声を聴くことで、精神的な安心感もありそうです。
また、「気象と災害」のような、気象災害検証番組を放送してくれるところは、防災を明らかに意識している証拠といえるでしょう。 |
テレビとしてのウェザーニュースは?
★★★☆☆ |
緊急放送のときなど、まだまだテレビ番組作りに慣れていない面が所々で見られ、番組作成技術として、未熟な面も見られます。
ただ、まだまだこれから、なにかやってくれそうな期待感もあります。これから垢抜けていくことに期待はできそうです |