「のち」「時々・一時」の表現の変化
グラフィック技術があまり発達していなかった昔は、「のち」や「時々・一時」の表現は、斜め棒、もしくは縦棒でした。「晴れ」マークについて
のち / 時々・一時 | これでは、どちらがどうだったか、視聴者の方などに間違いを与えやすいので、「のち」の場合は左から順に並べるか、2つのマークを矢印でつなぎ、「時々、一時」の場合は、2つのマークを組み合わせた画像が使われているところがほとんどです。
例えば、
昔の主流 今の主流 曇りのち晴れ 曇り時々晴れ
「晴れ」といえば、なんと言っても象徴されるのは、太陽です。これは、昔も今も、ほとんど変化ありません。「曇り」マークについて
ただ、グラフィック技術の発達により、太陽に動きが出てきました。
昔 今 また、最近は作者の遊び心か、太陽に顔が描かれることも多くなっています。
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ところで、「晴れ」について、忘れてならないのが、「今夜の天気」など、夜のときの表現です。
昔は絵柄の数が少ないため、夜でも「晴れ」は太陽マークでした。ただ、これではさすがに変だと思ったのでしょう。最近は、星や月のマークが描かれることが多くなっています。![]()
「曇り」といえば、雲以外に描くものはありません。これも、昔と今で、ほとんど変化はありません。「雨」について
グラフィック技術の発達により、動きが出てきたのも先に述べたとおりです。
ただ、雲にも、いろいろな種類に分けることができます。1.綿菓子型
いわゆる、そらにプカプカ浮かんでいるもの。一番一般的な形。![]()
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2.ダブル綿菓子型
雲が二つ、重なり合っているもの。![]()
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3.しっぽ型
雲の右下もしくは左下隅に、しっぽのようにはねている部分があるもの。![]()
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雨が降ることで必要なもの、「傘」を表現することが多いようです。「雷」マークについて
最近は芸が細かくなって、傘に水滴が降り注ぐようになりました。![]()
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傘が、くるくる回っているものもあります。
子供が傘をくるくる回しながら登下校する様子などをイメージしているのかもしれません。![]()
また、少数派ではありますが、雲の中から雨が降っている絵が描かれていることもあります。
テレビのキー局で言えば、TBSで主に採用されています。
こちらのほうが現象の表現としては現実的ですが、全般的には、いまいち定着していないようです。![]()
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かなり特異なものでは、水滴自体を描いているものがあります。
e-天気.netで採用されています。![]()
雷はいわば局地的なもので、広い範囲を示す画面では、あまり絵柄として使われることはありません。「雪」マークについて
ただ、最近は、夏の夕立が起こりやすい時期など、雷雨の可能性がある場合に備えて、絵柄を準備しているところがあります。
一般に、他のマークとの組み合わせが主で、雷単独で使われることはほとんどありません。
雪といえば、「雪だるま」の表現が大多数です。例外
雪だるまは、基本的に動かないため、アニメーションの動きは少なめです。雪が落ちてくるくらいでしょうか。![]()
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NHKの雪マークは、動きが一風変わっています。
雪だるまの視線が、ひらひら落ちる雪を追いかけています。実はこのアニメーション、隠れファンが大勢います。
…2000年12月から、この雪マークは姿を消してしまいました。ん〜、残念!また、少数派ですが、雪の結晶マークを使用しているところもあります。
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天気の風景自体をマークにしているところがあります。
これは、かなりまれなケースですね。
天気マーク素材協力
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