気象庁の先を行く!?

10日予報をしよう!!


現在、日本の気象庁では、短期予報で一番期間が長いのは週間予報です。が、もっと先の天気のことも知りたい!という人のために、NOAAのMRF191kmというモデルを使って、10日予報をすることができます。

ここでは、10日予報の資料を出力する方法を示したいと思います。


MRF191kmモデルは、全球モデルで、格子間隔191km、129×129の格子でなっています。
格子間隔が広く、あまり的確な予報には向いていませんが、大まかな気象状況を知ることは可能です。
12時間ごとのデータで、288時間後まで出力されています。
毎日、10UTC(日本時間午後7時)ごろに更新されています。

NOAAの予報モデル


では、天気図を出力しましょう!!

 

MRF191km天気図出力ページへ行く

ここから、日本の天気図用に、いろいろ数値の入力をします。

以降は変更するところのみ示します。

★日本の緯度・経度の入力
 
Center lat. (deg, North is +): 40
Center lon. (deg, West is -): 130
3- or 4-letter WMO ID (e.g., dca): (空欄)
Radius of map (deg): 25.0

★天気図1枚に2要素書き込むための選択
 
Overlay two fields? No OverlayOverlay

Overlay」を選択。

★天気図の要素の選択

10日予報用には、同じ時刻の分で、3枚の天気図を出力します。
3枚、それぞれの天気図の設定をします。

☆その1・・・500hPa高度&500hPa気温
 
  Parameter Level Contour Contour
  (SFC = surface field; 3D = above surface field)   type interval
Field1 0.0
Field2 3.0

☆その2・・・地上海面更正気圧&12時間降水量
 
  Parameter Level Contour Contour
  (SFC = surface field; 3D = above surface field)   type interval
Field1 4.0
Field2 0.0

☆その3・・・850hPa気温&850hPa風
 
  Parameter Level Contour Contour
  (SFC = surface field; 3D = above surface field)   type interval
Field1 3.0
Field2 0.0

★天気図の時刻設定
 
Choose a date/time: 

初期値から288時間後まで、12時間ごとに設定ができます。

24時間ごとに(00UTCもしくは12UTC)、13日分出力するのがいいと思います。

★天気図の出力

Requestplot」を押して、しばらく待ちます。

★天気図が表示されたら・・・・・・

天気図をクリックすると、天気図画像のみ表示されるので、印刷してください。

ちょうどA4サイズに1枚収まるように印刷されます。


こうして、13日分、計39枚の天気図を出力します。

この39枚の天気図が、10日予報の資料です!!

 
  500hPa高度&500hPa気温
出力された天気図の例  地上海面更正気圧&12時間降水量
  850hPa気温&850hPa風
解析の仕方は、日本の天気図を扱う場合と違いはありません。