■ 第86回 '00年11月19日

こんばんは、田中麗奈です。今夜もあなたとお話しをする時間になりました。

もう冬、冬、冬でございます。11月も半ばです。街を歩いていてもみんな冬ですね。ダウン着ている人もいますね。私の洋服もだんだん冬らしくなってきてますけども、ブーツはもう履いてますね。玄関にダンダンダンダンって並べてあります。女の子は大変よ。ブーツなんてかさばるしさ、でもつい欲しいから買っちゃうしさ。だって普通の靴箱に入らないじゃん。だからそとに出しておくと散らかっているっぽいし、どうすりゃいいのかなと思いながら、毎年冬を越すわけですよ。ちなみに1年中スーツですね。かわいそうですね。毛糸のスーツとかあったらいいのにね。ウールのスーツとかってやっぱり暖かいのかな。今日はマネージャーさんは普通のスーツを着ております。ハハハハーンでございます(笑)

えっと、でもお部屋の中ではみんないろんな格好をしていると思いますが、半天とか着ている人とかいるのかな?私は部屋のなかの格好はかわいいよ。上下セットのパイル生地っていうの?タオルみたいなやつの、黒いスウェットとTシャツ。上にちょっとイケてるジャージを着てたりね。いまお気に入りは、ハワイで買った、上下セットの、モコモコふわふわした生地の、白と黒のアニマル系の柄のやつ。シマウマみたいな柄の上下セットのロンパンと、それとイケてるジャージを羽織るの。一歩間違うとヤンキー。一歩よく言えばビーガールみたいな(笑)。とかひとりで思いながら、そんな感じでいるんですけども。あなたはいま部屋でどんな格好をして聞いていますか?部屋ではなんでもいいですけど、かわいい服着たらお部屋でもなんかうれしくなっちゃいますよね。部屋着、いっぱい買おうかなと思ってるんですけど、寒くない格好で今夜も最後までおつきあいください。

<タイトルコール>

寒くなったなぁと思ったら、あと1ヶ月くらいでクリスマスです。どうしよう。早くない?はやいよ〜。もう一気にあと1週間とか2週間くらいでツリーが立てられたり、街はイルミネーションに、そして音楽はクリスマスの曲が流れて、ひとりの人はあ〜あって思うし。まぁあと1ヶ月あるよね。恋人がいるひとにとってはなんとなくソワソワした楽しい1ヶ月ですけど、恋人がいないひとにとっては寂しいなと思う季節になってきましたね。

でも恋人は別にいらないとか、作るあてがまったくないという人はまだいいとして、一番大変なのは恋人ができるかできないか、際どい人だね。今日もスタッフの人とその話をしてたんですけど、つきあう寸前ってすごいドキドキするよねっていう話をしてて、つきあってって言うのかなとか言われるのとか?やっぱつきあってって言われるのって貴重じゃない?すごいみんな頷いてない?(笑)大人になったら言わないんだって。なんとなく会っているうちにお互いが一緒にいて、部屋に荷物を持ってきて、一緒にいる時間が長くなってつきあっていくんでしょ。私だったら「ね、つきあった日いつにする?」とか聞いちゃいそうだよね。大人には「つきあって」っていうコトバはないのかな?「結婚を前提におつきあいを…」なんて言われたらコワー。怖いって思っちゃうし。

ということで、そういう風にこの番組にも恋話がほんとにたくさん届くんですよ。好きっていう気持ちはすごいいいね。ドキドキとかキュンとしたりするんだよね。そういう段階のハガキが多いですね。「好きになったかもしれないです」とか「友達が入ってきて」とか、ドロドロした三角関係の話とかもくるんですけど、いいアドバイスできてるんでしょうかね。今日は30分、スキというテーマでお話をしたいと思います。

(曲)hitomi / 君にキッス

<CM>

今日はまずこんなメールが来ているので読んでみます。

(中野区・ヒラカワ エイキチ くん)「田中麗奈インターネットデビューのはなし、詳しく聞かせてください」

そうなのです、11月24日から私の映画がインターネットで公開されます。初の試みです。インターネットで公開されるということで、クリックシネマというんですけど、簡単にクリックシネマをご紹介しますとですね、まずタイトルは「好き」です。今日のテーマですね。まず3つの脚本を3人の監督がひとつずつ担当して、3人の共演者がいてですね、もちろん3つとも時代も違うし女の子も違うし、全部私がやっているんですけども、全体のタイトルが「好き」っていうふうになるんですよ。

そのなかのひとつがラーメン屋さんで働いている女の子の話で、直子ちゃんというんですけど、17才の女の子なんですよ。ラーメン屋さんで働いている女の子が、毎日毎日同じことを繰り返して働いていて、内気で「すみません」という言葉がクセなのね。なんの望みもないまま働いているときに、ある男の子が銃を持ってやってくるわけよ。そこから日常が変わってゆくっていう話なんですけども。その男の子が高橋一生さん。前、じつはCMで共演しているんですけど、富士通のプリシェで弟役をやってたんですよ。「おねえちゃん、彼氏いないでしょ」って言ってた彼が、直ちゃんの恋の相手となってしまったんですね。監督は本田昌広さんで、JRのtraingとか、朝日新聞とか、NTTドコモ九州とか、いろんなところでお世話になっている、CMをムービーで撮ってもらっている監督さんなんですけども、いつか映画もやりたいねってデビュー当時からしてて、やっと念願叶ってお互いすごいノリノリでやってたんですけども。タイトルは「チャーシュー麺」です。なんかいろいろ想像されるでしょ?面白そうでしょ?

もうひとつは、初です。小学校の先生をやりました。また激しく年齢が、24才くらいですかね。これは湘南で学校の先生をやっているすみれさんという女の人の役なんですけど、ある問題児がいてですね、その子のお父さんがサーフィンをしているんですけど、ちょっと恋をしちゃうんですね。そこからいろんな気持ちがあったりして、そんなお話なんですけど。ここが変わっているのは、ムービーじゃないんですよ。全部写真なんです。写真構成なんです。紙芝居みたいなもんと考えたらいいのかもしれない。そういうちょっと変わった構成ですね。

監督が鋤田正義さんといって、ご一緒するのは初めてなんですけど、カメラマンさんなんですよ。だから監督がシャッターを押してやっているんですよ。それがものすごくいいんですよ。本当にびっくりしました。だからどういう風になるんだろうっていう、みんな実験的な。撮っているときもこのシーンにはこれが必要というのがあるから、先生が教壇に立っているシーンがないと学校の状況とかが表れなかったりするじゃないですか。だからやっぱりいままでとは違かったね。演技をやって、回してみて初めてできるもの。空気を作っていったりとか自分で分かっていったりとかそういうことよりも、監督がこの映画欲しいっていうのにその通りに自分が頑張って当てはめる作業だったんですよ。だからグラビアとか写真集とかとは全然違いますよね。いまの素の麗奈ちゃんが欲しいとか、ここにいる麗奈ちゃんが欲しいとかそういうことじゃなくて、すみれさんとしての私が欲しいわけだから、すみれさんとして「いきます、ヨーイ、ハイ」というのはあるわけですよ。すみれさんとして歩いていって、生徒を気にかけながら振り向いてというところをパシャパシャ撮って、「もう1回麗奈よろしく」ってもう1回同じことをやっていくみたいな。初めてですよ。だからどうなるんだろうなって思っていたら、すごいいいの。この間見たら良かったんですよ。これはちょっとびっくりすると思うので、ぜひ見て欲しいです。タイトルは「波」です。またなんかそそられるでしょう?(笑)このひとことの感じが。

「チャーシュー麺」「波」ときて、三作目のタイトルは「テンカウント」です。テンカラットはうちの事務所なんだけど、テンカウントですから。カウントするんですよ。これは現代のお話をやります。監督は長澤雅彦さんです。はつ恋の脚本を書いていただいた方で、今回はじめて映画を撮る監督なんですよ。それでどういう話かというとですね、これは現代のお話で美穂ちゃんといいます。等身大の役なので、年齢もきっと等身大。19とか20、21そこら辺ですね。それでふとしたときに、ボクシングジムに行っているボクサーを目指す男の子に恋をしてしまったと。結構一目惚れ的なんですけど。それでその子に興味が湧いて自分もボクシングをやってみようということで、結局その彼に近づきたいということでボクシングを始めるんですけど、それで好きという気持ちが生まれてきたりとか。だから前からずっとボクシングやりたいとか、ときどきボクシングやっているんですよという話をしてたんですけど、すごい長い間してたよね。ラジオに来るたびにボクシングしてきたよって言ってたけど、言えなかったんですよね。このためだったんですよ。やっと言えます。ボクシングやるっていうのは役作りだったの。あ〜、すっきりした(笑)。で、その相手役は井澤 健さんです。井澤さんがすごい上手にボクシングをやってますよ。それで私もちょっとがんばろうみたいな感じなんですけど。

「チャーシュー麺」「波」「テンカウント」この3つの作品、全部合わせたタイトルが「好き」。意味が分かりましたでしょうか。いろんな女の子のいろんな気持ちで、いろんな状況のなかによる好きっていうことが入っているという。1本30分です。クリックシネマでやります。で、どうやって見たらいいのかという話なんですけど、ラジオで説明すると訳分からないです。頑張って説明します。田中麗奈の公式ホームページにアクセスしてください。ここにアクセスすると見る方法が説明されています。わたし的にはすごい良くできたと思っているんですよ。17才と、等身大と、24才、やりました。3人とも性格違うんだけど、自分的にはすごい頑張ったと思うので、ぜひぜひ見てください。マネージャーの館林さんも「もうすごいいい作品ができましたぁッ!」って言ってたらしいです!私はすごいうれしかったです。ぜひとも見てください。11月24日、クリックシネマ「好き」です。

クリックシネマのページ

<CM>

(曲)ゴスペラーズ / 永久に

ここで曲に乗せながらハガキを1通紹介しましょう。

(省略)

<CM>

今夜もお別れの時間になりました。さっきなんでゴスペラーズをかけたかというと、この間ライブに行ってきたの。なんでかっていうと、プライベートレッスンをしているダンサーのあやぴょんがゴスペラーズをすごい好きで、行かない?って誘われてて行ったんですけど、アカペラすごい良かったです。私もやってみようかなみたいな(笑)。ちょっとノリノリで行ってきました。それで新曲らしいんですけど、私も一番好きな曲になってしまった「永久に」をかけてみました。ライブの最後にご挨拶することができて、CDはゴスペラーズの方にいただきました。あやぴょんは持ってたんですって。アルバム出てるんで、聞いてみてくださいよ。この季節、すごいいいよ。お部屋で小さい音でかけているのとかもいいよ。なんとなくね、ポーッとしているときにいい感じ。パソコン打ちながらとかね。

それでやっとお話できたクリックシネマの「好き」。ぜひぜひ見てもらいたいなと思っております。そして感想を聞かせてください。あとekidenも公開中ですよね。絶賛公開中です。ぜひぜひ見て、感想を送ってください。

それじゃ今夜はこの辺でお別れです。もうすぐクリスマス。恋人になにかプレゼントをしたいと思っている人は、そろそろ今の時期からお小遣いとか貯めといた方がいいと思います。みんないいクリスマスを過ごしたいですね。それじゃまた来週もこの時間にお会いしましょう。バイバ〜イッ!

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