■ 第4回 4月23日

こんばんは、田中麗奈です。今夜もあなたとお話しをする時間になりました。4月もあと1週間で終わりです。来週は新しい生活にちょっと疲れ気味の人も、ちょっと一休みできますね。GWが待っているから、学校に通ってた頃は、すごい遊んでました。もう、きざみきざみ、遠くに出かけたり、友達の家に泊まったり、当てのない旅にでたりとか(笑)、GWは大イベントじゃないですか、休めるって。休みが取れたら、帰りますよ〜、地元に帰る、すぐ帰る、帰って遊ぶ。休みくださいっ(笑)。旅行や里帰りの予定が立ってて今から楽しみにしている人とか、いろんな人がいると思いますが、来週を乗り切れば一休みできます。みんなでがんばりましょう。それでは今夜もお付き合いください。

<タイトルコール>

改めまして、こんばんは。田中麗奈ハートをあげる、今夜もたくさんお話しをしましょう。私があなたとお話をするようになって1ヶ月、早いですねぇ〜。だからそう、私が上京しても1ヶ月経ったってことだ。さて、仕事をしている私、女優としての田中麗奈はあなたの目にはどんな風に写っているでしょうか。でも女優っていっても、みなさんに見られるのは雑誌とかCMですよね。それで「がんばって」と「オーバータイム」しかまだやってないんですね。でも、それで始めて1年半なんですけど、私もう3年くらいやってるかと思ったらまだ1年半ですね。さっき本番前にマネージャーさんに聞いたら1年半とかいって、「あら〜そんなもん?」とかいって。今のおばさん臭かった?やだぁ〜。だってぇ〜、すごいやっているような気がするんだけどな。ん〜、今日は女優さんという仕事についてお話しをしてみたいと思います。

(曲)Cocco / 樹海の糸

Coccoさん、すごくとても声がきれいですね。Coccoさんの曲は歌詞をじっくり読むと結構意味が深くて面白いと思います。

<クレジット>
<CM>

子供の頃、誰にでもある将来の夢、それが私にとっては女優さんでした。女優さんになりたいと思ったのは本当に小さい頃からで、そう、最初は女優じゃなかったんですよね。わかんないけど、とにかくテレビを見てた人とか、歌っている人とか、ドラマやっている人を見てて、きらきらすごいしているのを感じて、すごいあこがれて、私もそうなりたいって思ったのが最初。例えば中山美穂さんとか、Winkがスターだった。その時の周りの反応は、両親とかはそんな本気にしてなくて「うん、なれば〜」とかその位で、「うん、なる〜」って言っていて、実際、中学校に入ってもそんな話をずっとしていたんですけど、高校受験のこととかになって、私は東京の高校に行きたいと思って、地元の久留米にいてもチャンスがない、女優さんになれない、東京に住むって思って、パンフレットとか集めちゃったりして、そしたら親が高校だけは地元で行ってくれって話になって、とりあえず九州のモデル事務所に入ったのが一番最初のきっかけです。

それは中3の時ですね。それで地元の高校に行くようになったんです。でもモデルっていってもオーディションを受けながらちょっとずつ仕事をやって、すごいローカルなお仕事でしたよ。九州のホテルや着物屋さんとかのパンフやCM、ポスターとかやってました。それで女優さんになりたいって事務所の人に言っていたら「がんばっていきまっしょい」のオーディションを戴いたんですねぇ。「おぉこれはチャンスだ!」と思って受けたら受かっちゃった。それから東京の方でお仕事が始まった。ターニングポイントですね、それが。「がんばって」のオーディションはすごく緊張しました。でも4時間くらいかけていろいろテストがあったんですけど、演技とかうまくできなくてこれは落ちたかな、と思ったんですけど、勘では「これは私だ!」と思ったから…私ね、勘に頼るタイプなんですよ、なんでも勘なんですよ。「好き!」とか「やる!」とか、本能的に勘が働くんですよね、動物みたい。それで「これ取る、私やる」と思ったの。でもね、「がんばっていきまっしょい」がなかったら、多分まだ地元にいましたね。高校もすごい楽しかったし、友達とも遊んでいたので、これが現実でこれが楽しいのかな、とか考えていた時期だったから、オーディションがきて「自分は夢をあきらめちゃいけないんだ」って思った。

実際やってみると結構大変でへこんだ。いままではやりたい気持ちだけで入って大変さを知らなかった、どういうことをやるのか分からなかったから、なんて力がないんだろうとか、女優さんてなんだろう、とか考えちゃった。でも、やっぱり自分が一番好きなことだと思ったし、やりたいと思っていたことが実際楽しいと思えたので、クランクアップの時はすごい泣いて、私、頑張れて良かったってすごい思った。ひとつ夢がスタートしたんだって思った。

それで高2から東京に通う生活が始まって、高3になってCMが「なっちゃん」「フジカラー」「TRAiNG」、それで急に「なっちゃん」って呼ばれるようになったんですけど、学校の先生もやっと私のやっていることが分かったみたいで。これからどういう風になろうかな〜。なんだろう。毎日毎日考えが変わって行くんですね。これからどう変わるのかわかんない。でも今やっていることが大事だからさ。毎日がんばろうってことが大切。

(曲)Lee-tzsche / Ogiyodiora

「がんばっていきまっしょい」はまだ公開中です。見たよっていうハガキもいっぱいもらってます。そういうハガキをもらうとすごくうれしいです。

<CM>

はい、では気を取り直してハガキのお時間です。前半はちょっとしっとりいったのでね。麗奈はまた元気にやります。

(杉並区・KF さん)「麗奈さんが「がんばって」に出ているのを知って驚きました。僕はいまボート部に所属しているからです。隅田川の大会で死ぬ気で漕ぐ先輩に負けぬよう、死ぬ気で応援したいと思います。麗奈さんも応援してください。残り2年の高校生活、ボートにすべてを捧げたいと思います」

う〜ん、いいねぇ〜。死ぬ気で応援したいと思いますなんて、いい時間、いい経験ですね。ボートはすごい大変でした。体力もいるし、気力もいるし、ひとりじゃなくてみんなと漕ぐから大変ですね。みんな漕いでるのにひとりだけやめるわけにもいかないし。すごい練習しました。ボート抱えるシーンではホントに抱えたんですよ。最初みんな抱えられなくて、でもほんとみんなよくできました。まだ見てない人はみてください。

(文京区・しゅん さん)「お礼が言いたくてハガキを書きました。フラれて落ち込んでいる時期がありました。中学の時期にワルでみんなに避けられるようになっていた僕にやさしくしてくれる人がいました。高校に入って心を改めたら彼女も励ましてくれました。でも卒業式で告白したら振られました。受験も失敗してなにもする気がなかった時期がありました。そんなときに写真屋のポスターをみていたら不思議と元気が出てきました。それが田中麗奈さんのポスターでした。元気をもらいました。応援しています」

すごい、生きてるなって感じじゃないですか。でも、元気をもらってるとか書かれるとうれしいですよね、でも実感がわかない。自分は元気をもらっていたりはするけど、与えてる人が…不思議ですね。でもこの手紙で私が元気になったのか。私もがんばるので、一緒にがんばりましょう。

<CM>
<クレジット>

今夜もお別れの時間です。一生懸命ハガキを書いてくれている人のを読んでると、だんだんと自分はすごいことをやってるのかな、という実感がわいてきますね。こうして自分がお話ししたこととかに対して、お手紙をくれる、すごくうれしいですね。ラジオって深い。こうやってお話してしているみたいに返ってきたりとか、すごくうれしいし、面白い。これからもがんばっていきまっしょい(笑)

最近疲れているのになかなか寝つけない、そんな人いませんか?そんなあなたはシーツや布団、枕を青色でまとめてみましょう。青色には自律神経の内、眠る時に必要な交感神経を刺激する働きがあります。青い色に包まれて眠ると、悲しみや疲れ、心配事や不安を吸い取ってくれるので、ぐっすり眠れるはずですよ。ゆっくり眠って明日への活力を身につけてください。

それじゃ明日もすてきな1日になるように、私からあなたへハートをあげるっ!田中麗奈でした。