■ 第9回 5月28日

こんばんは、田中麗奈です。そろそろ学校では中間試験の季節です。1年生にとっては初めての試験、あなたはちゃんと勉強してますか?試験勉強、やだけど頑張ってください。きょうもたくさんお話をしましょう。最後までお付き合いしてください。

<タイトルコール>

中間試験の勉強をしながら聞いている人も多いと思います。頑張って勉強して、このラジオもちゃんと聞いてくださいね。私は学校卒業したので、試験勉強のように暗記するものはないと思っている人もいるかもしれないですけど、一応私も映画とかをやっているので台本とかで暗記をしなきゃいけないのはありますね。台本の暗記、台詞を暗記するのは、最初台本をいただいたときに真剣に結構何回も読んで、それから現場でやる前にタタッて見たりしますね。う〜ん結構ね〜、間違ったりもしますね。これからも一生ですね。台詞の暗記、すぐできる人になりたいです。

(曲)Monica / The first night

アルバムThe boy's mineからの曲なんですけど、今度、TLCとMonicaと宇多田ヒカルさんでコンサートをやりますね。ライブ?プレミアものらしいです。

<クレジット>
<CM>

今日は映画の話をしたいと思います。どうしてかというと、映画の撮影が終わってちょっとずつ時間ができてきたので、最近少しずつ見に行けるようになりました。最近見た映画は、Life is beautifulと愛を乞う人と、鉄道員(ぽっぽや)を見ました。

愛を乞う人はすごくいっぱい賞を取ってるやつですね。主演は原田美枝子さんです。原田さんとはこの間、はつ恋の映画でご一緒させていただいたので、本当は最初に見とかなきゃいけなかったんですけど、やっと見ることができて見に行きました。なんか、親子の関係とか、親子の本当の愛というか、愛のあり方っていうか、そういう結構重いテーマが隠されているんですけど、原田さんは1人2役をしています。もうね、その使い分けがほんとにすごいと思って、1人はすごい怖い鬼婆で、子供をビシビシビシビシいじめてて、もうなんだろう、狂気って感じ、怖いの、見ててすっごい。で、それが過去の話なんですね。で、その現在の成長した子供も原田さんがやってるんですけど、その子供は、苦労背負ってこう私生きてきたみたいな、陰のある感じの、なんか昔辛いことがあったの〜みたいな感じなの。なんかね〜すごいと思った。だってほんとに違う人だし、はつ恋の時はすごい優しいお母さんだったんですよ。もうね〜大好き〜って感じで、もう「里香、今日はね」っていう感じだったんですよ、一緒にいてニコニコしちゃう感じで、でもねもう今度のは全然違う人だった。顔とかも違うんだもん。そうやって全身で演技できる人になりたいですね。ぜひ見に行ってください、びっくりします。ビデオでもでてます。愛を乞う人、です。

で、次見にいったのがLife is beautifulで、これは見に行った人すごいたくさんいると思います。ユダヤ人の男の人がいて、奥さんはユダヤ人じゃなくて、それでその間に子供ができて、お父さんと子供だけ連れて行かれるんですね、収容所に連れて行かれるんですけど、奥さんも「私も行くわ」って言って奥さんも列車に乗り込むんですよ。どういう話かというと、もうね、Life is beautifulなの。なんかもうね、すごい怖い話なんですよ。だって、だから家族が収容所に連れて行かれて働かされて殺されるかもしれなくて、でもそのお父さんがイメージ的にチャップリンみたいな、ひとりですごく楽しくしちゃうの。いろんなことを。子供にも列車に怖いけど乗り込むことを「ホラ、旅行だ!これから僕たちの旅行をみんなが、あの兵隊達が迎えてくれるんだ」とかいって、日々を楽しくさせようとひとりでやっているんですね。すご〜い暗い時代、そのお父さんだけがそうやって幸せにさせる、その人のおかげでLife is beautifulって感じ。第2次世界大戦時の時、怖いですよ、本当は。でもね、すごく笑えたし、もういいの、すっごいいいの〜。でもね泣くとかじゃないの、みんなはすごっい感動して泣いたっていうんだけど、泣くとかじゃなくてすごいジワジワと残っちゃう感じ。そんな人がいて幸せだな、そのお父さんも子供もって感じ、なんかボーッとしちゃう感じですね。放心状態だったな。おうちに帰ってもボーっと考えちゃう、すごいな〜ってお父さん、なんかね、生きるって気持ちの持ち方ってすごいなって感じですね。今滅入っている人見に行ったらきっと「なんだおいらは、なんでこんな感じだったんだ、なんで悩んでたんだ、もう人生Life is beautifulだ」って思って帰るはず。あ、今見ようと思った人いるでしょう、この中で。見てくださ〜い、力が湧いてくる感じですよ、うん。

で、その後に鉄道員を試写会で見ました。あのね、北海道の話なんでいっぱい雪が降ってるんですけど、その映像もすごいきれいだったし、やっぱり主演の高倉健さんがきまってましたね。格好良かった。なんか地に足ついてるって感じだった。ワンシーンワンシーン立ってるだけで格好いいの。あと出てる人もすごいいいんですよ。高倉健さんでしょ、大竹しのぶさんでしょ、志村けんさんでしょ、小林稔侍さん、広末涼子さんと、安藤正信さんも出てますね。あっそう、平田みつるさんも出てますね。はつ恋ではお父さん役をしていただいたんですけど、もうそこだけで興味がわいちゃいますよね。で、ストーリーはどんなのかというと、廃線寸前になる駅の駅長の話なんですけど、雨の日も雪の日も子供が死ぬときも奥さんが病気の時も、もうずーっとその毎日のスタイルを変えないで、駅から時間通りに電車を走らせて、時間通りに来たのを確かめて、それで旗を振って駅を守っているんですよ。その路線が最終的には廃止になっちゃう。そのときをどう迎えたかっていう、駅長さんの話です。これは原作もすごいベストセラーになったので麗奈も読みました。浅田次郎さんの本ですね、この中にある短編集、ほかのもすごいいいお話。わたし的にはラブレターが、これも映画化になっているんですけど、いいですよね、好き。泣きました、泣く。鉄道員観たあとすごい気持ちいいと思った、私は。なんかこう、暖かくなるというか気持ちがいい、さっぱりとした。なんかね男の人は感動というか泣いちゃうみたい。「も〜俺の人生も」みたいななんかわかんないけど、そういう風になっちゃうみたいですね。わたし的には気持ちが良かった、なんか。…(ガタガタ)…ペン落としちゃった。広末涼子さんも良かった。セーラー服で出てて、子供の役なんですけどかわいかったっす(笑)。うん、かわいかった。もうすぐ公開です、ぜひ見に行ってください。

今回ヒットだった。最近そんな、最近というかあんまりヒットな映画に巡り合えるのは珍しいじゃないですか、映画館に行って。今回はヒットだったな、3本とも。3つとも映画館でみました。やっぱ映画は映画館ですよね。なんかだって思うもん。なんか後悔とかしたりするときもあるじゃないですか、ビデオで見て「うわ〜やっぱすごいいい映画だった、なんだ映画館で見れば良かったよ〜」とか思うから。映画館に行くと緊張するでしょ、見る前に。どんなものを私に見せてくれるんだっていうか。それで大画面で暗いところで、椅子に座ってほんとに見る体制、1対1の世界じゃないですか。ビデオだと途中で電話とか鳴っちゃったりして止めちゃったりできるし、トイレに行ったりとか眠くなったら止めようとかできるから、ちょっと絶対気抜いてると思うんですよ。気抜いているというか、横になりながらも見れるし、映画館に行くと、あ〜見るっていうより体験するって感じかもしれないですね。だってね、愛を乞う人を見たあと、誰も席を立たなかったの、エンディングが流れても。それがすごい感動したの、誰もずっと席を立たないんですよ。なんかそういうのも見れるでしょ、反応とかも。はつ恋早く見て欲しいな〜。

では、鉄道員の主題歌をお届けしましょう。

(曲)坂本美雨 / 鉄道員(ぽっぽや)

この曲は作詞が奥田民生さんで作曲が坂本龍一さんです。それで歌っている坂本美雨さんは坂本龍一さんの娘さんですね。なんか「雪」って感じの曲です。映画の光景を思い出します。ホームに降り積もる雪。

<CM>

田中麗奈ハートをあげる、今夜もおハガキの時間がやってきました。では1枚目いきます!

(豊島区・光のエンジェル さん)「今度遊園地に行くんです。絶叫マシーンには今まで怖くて乗っていなかったけど、友達と一緒なのでチャレンジしてみようと思います。絶叫マシーンに乗るためのアドバイスください」

てことです。女の子ですね。嬉しいですね、女の子からのおハガキ。ありがとうございます。でも〜、絶叫マシーン私もダメなんですよ。怖いな〜、怖いですよね。私ね、社会科見学で無理矢理生まれて初めてジェットコースター乗ったんですね。スペースワールド、高3のときに社会科見学で行ったの。そこで高いジェットコースター生まれて初めて乗ったんですけど、目つぶってたら大丈夫。目つぶってたら何がなんだか分からないから大丈夫ですよ。怖くて目が開けられなくて目をつぶってたんですね。そしたらすっごい速いから、ダンダンとか揺れて、そしたらなんか訳分かんないうちに終わっちゃって、あら初体験だったみたいな感じ。絶叫マシーンはそれだけですね。これからはバンジージャンプとか絶対できない、こわ〜い。そんなの、こわいもん。でもご褒美がもらえるとかならやるかな、なんならやるかな、どうしよう、どれくらい休みやるよとかそういうのだったらやるかな、すっごい迷うな〜、でもいい経験だからなんでもやった方がいいでしょ。え?やりながらラジオ?(笑)「今から飛びます、キャ〜」って?飛ぶんですか?あ、落ちるんだ。「今から落ちます!5秒前!」って。いつかやれたらいいですね、はい。がんばってください、光のエンジェルさん。

(北海道・まき さん)「すごい好きな人に告白をしました。その人にはつきあっている人がいると聞いていたのでダメもとだったけど、OKだったんです。でもつきあうといっても何をしたらいいのかわかんないので、麗奈さん教えて!」

いくつなんだろう?年齢書いてないんですよね、でもね中学生とみたな。こんなもう、ういういしいのは。いいな、なんかかわいい。なんかドラマみたい〜。すごくモテて、その人好きな人がいるっていうから、もうダメだっと思って言っちゃたらなんとOKって?そう、彼の好きな人がまきちゃんだったのね、もう、にく〜いって感じ。少女マンガみたい、この〜って感じ。それでなにをやればいいの、なにをやればいいの、もう。デートしてよ、一緒に帰ればって(笑)。なんだろう、電話とかするんじゃないんですか。電話とかして一緒に帰ったりとかするのかな、ドキドキしてきちゃった。交換日記とかするのかな。あっ、メールとかやんのかな。今もう中学生携帯持ってると思うし、メールでこうなんかおやすみとかいって、明日もラブラブ?わかんない。いいな〜、でも中学校の時の恋愛ってほんと、なにしていいのか分かんないですよね。なんか分かる。私ね、中学のときにひとり付き合ってた人がいたんですね。もう1つ年上の人だったんですよ。だから学校ですれ違うだけが会えるって感じ。もう純情純情。だって一緒に帰ったりとかしたいけど、先輩の目とかがあるじゃないですか。だからね、帰ったりしないの。それで廊下ですれ違ったりしたりとか、今日は1回も見てないな〜とか思って、「あ、いた」とかいうとすっごい嬉しいの。でもその男の子のうちに遊びに行くときも、ひとりじゃ行けないから友達とか連れていったりしていたの。今思えばね、なにやってたのかなって思いますね。全然しゃべんない付き合い方でしょ。そう、付き合ってるって形だけなの。付き合ってるからなんでも一緒にいてラブラブしたいのに、しゃべれなかったりとか、見て「ハッ」とか思ったりするの、「ドキッ」とか。それって付き合ってるっていうのかな、って感じだった。でも、その時は一生懸命だったんですよ。頑張って欲しいな、まきちゃん。ラブラブ報告をまたください。初デートとか「きゃ〜どうだったよ」とかいって楽しい。

<CM>
<クレジット>

今夜もお別れの時間です。今日は映画の話をしましたけど、だいたい私がおすすめっていうか、ひとに話すのは感動系が多いんですけど、実はホラーとか見たことないんですよ。生まれてこのかた。なんでかっていうと、怖いのが嫌いだから見ないように生きてきたの。これからも見る予定はない!出る予定もない!!怖いのはやだ!あっ、深田恭子ちゃん、リング2とか出てますね。でも見てないんだけど、雑誌とか書いてあって、深田恭子ちゃんのインタビュー読んだら「すごい怖いんですよ」と書いてあって、やだ〜怖いならできな〜い、とか思っちゃうんだけど。でも勉強のために見た方がいいよなんて言われるけども、おすすめのホラーがあったら…やだ、見たくない。やっぱり怖い!怖いものは嫌い!(笑)だって見たくないんだもんっ。いいもんっそれで。おすすめのいい映画があったら教えてください。

それじゃ、今夜はこの辺でお別れです。あしたも素敵な1日を過ごしてくださいね。また来週この時間にお会いしましょう。バイバ〜イ。

なにか悩み事があって、どうしていいかわからず、心があせっている人いませんか?そんなあなたは、腰を下ろし、目を閉じ、リラックスして2,3回を深呼吸してください。そのあと静かにゆっくり1から10まで数えてみましょう。すると脳波が心が落ち着くα波の状態になります。また右脳が刺激されるので、想像性が発揮され、思考が進展しやすくなります。その結果、いままで思いつかなかった悩み解決の糸口も浮かぶかもしれませんよ。悩み事は忘れて楽しい明日を迎えましょう。

それじゃ明日もすてきな1日になるように、私からあなたへハートをあげるっ!田中麗奈でした。