■ 第11回 6月11日

こんばんは、田中麗奈です。今夜もあなたとお話しをする時間になりました。6月20日日曜日は父の日です。皆さんはお父さんにこんなことをするぞとかいう計画とかは立ててますか。私はとりあえず電話でもしようかなって思っています。今日はお父さんのお話をしたいと思っています。それじゃ今日もたくさんお話をしましょう。最後まで聞いてください。

<タイトルコール>

6月20日は父の日です。父の日がどうしてできたかっていうことをちょっと調べたので発表します。父の日は1916年にアメリカで誕生、病気で妻を失い男手ひとつで6人の子供を育てたあるお父さんの功績を讃えて作られましたってことが書いてありました。知ってましたか?知らないですね。男手ひとつで6人も子供を育てたんですよ。その人を讃えて父の日ができたんですね。私もなんかやって麗奈の日とか作ったらいいですね。そんなことはさておいて、今日はそんな形で父の日特集をやってみたいと思います。

(曲)Jamiroquai / Canned Heat

今聞いてもらっているこの曲は、アルバム"Synchronized"からのシングルカットですね。1枚目のジャミロクワイのアルバムを持ってて、すごく好きで、新しいアルバムが出てすごく嬉しいです。これから聞きまくる予定です。

<クレジット>
<CM>

今月20日は父の日なのでそれに関してお話をしようと思ってますが、さっきスタッフの人とお話しをしてたんですけど、母の日は盛り上がるけど父の日は盛り上がんないね、ということが出たんですけど、そういわれてみればほんとにそうですね。母の日の思い出、母の日何するっていうのはあるけど、父の日何するって言われたらあんまりないですね。母の日はカーネーションでしょ、父の日は?ネクタイ?でもお金がないじゃないですか。ネクタイしないお父さんもいっぱいいるし、小学生ってお金がないからネクタイは買えないでしょう。カーネーションは何百円か持ってお花屋さん行けば買えるけど、1本でも。そうそれで、うちもしきたりがなかったので、ほかの友達の家の家族で「今日は父の日だから」っていってみんなでプレゼント渡しているのとか見て、そっちの家のお父さんは偉いんだなとか、うちのお父さんはそんな別に偉くないけど、そこの家のお父さんは偉いんだな〜って思ってました。

そんなうちのお父さんですが、お父さんとの思い出は、私お兄ちゃんがいるんで、っていうかすごい私をかわいがってくれました。ていうか、すごい好きみたい。一人娘なんですね、一応。それで友達でも有名になるくらい、私のことがすごい大好きみたいですよ。それで子供の頃はよくプールとか連れてってくれましたね。おんぶとかいっぱいしてもらって。でもねそんな麗奈でも中学くらいになると結構面倒臭くなったりとかするんですね。女の子はみんなだと思うんですけど。中学になっても「麗奈〜!」て抱きついてきたりすると「もうイヤ、ウザイ!」とかなって、お父さんシュンとしちゃうんですけど、そんなのお構いなしなんですよね。今考えるとかわいそうだなと思うんですけど、あのときはやっぱり家族っていうのが恥ずかしく時期じゃないですか。思春期ね、そして反抗期。そして大人嫌いとかそういうことで、なんかこう急に恥ずかしくなっちゃったりして。とりあえずそういう時期で、急に中学校になったら私はツンとしちゃったんですね。それで、普通にやってたら普通に私もやるんだけど、なんかやるんですよ。出来事を。

イカ焼き事件というのがあって、それは中1だった。お祭りがあるということで、学校の仲良しの男の子女の子10人位で、チャリ行動なんですけど、お祭りめぐりをしてたんですよ。神社とかにね。でも夜遅くなっちゃうから、お父さんに「今日はどこどこでお祭りがあるから夜遅くなるよ」ってことを言ってたんですね。お父さんついてきそうだから、そういうタイプだから絶対来ないでねって最初に言って行ったんですね。そこに来られたらやっぱり恥ずかしいし、それを一応言ってて、お母さんにも「お父さん来ないように見張っててね」って言って私は出かけたの。そしてどこどこでお祭りがあるって言ってて違う場所でお祭りがあったんですね。それでお祭りにいて、みんなとちょっと遊んで帰ってきて、「麗奈あんたどこいってたの」「え、お祭りだよ」「どこどこじゃないの?」「そこは今日は中止になって別の場所であったんだよ」「良かったわね、今日ね、お父さん行ったわよ。行ったけどお祭りなかったよって帰ってきたよ」とか言って。「え、なにそれ、じゃお父さん行ったの?なんで止めてくれなかったの!?」「うん、まあ行くっていうから。麗奈いやがるんじゃないのって言ったけど」とか言われて、すごい腹が立ったんですね。しかもなんで行ったかっていうと、黄色いマウンテンバイクで行ったっていうんですね。それがすごく腹が立ったんですよ。恥ずかしかったんですよ。もし見られていたらっていうのがあって、車でせめてくればいいのにそれがすごい恥ずかしくて、お父さんに「行ったでしょう」って言いにいったら「だってイカ焼きが食べたかった」って言ったの。「はぁ?」とかいって、それからまたしゃべんなくなったんですよね(笑)。結構事件だったんですよ、中1の私にとって。

で高校生になると、急にお泊まり会、友達んちに泊まるのがダメになったんですね。今までは小学校から「誰々ちゃんちに泊まるね」って、ずーっと普通にそういうのがあったんですね。うちに泊まりに来たり、友達んちに行ったりとか。ベラベラ1晩中話したりとか。それが、高校生になって急にダメになったんですよ。なんでっ聞いたら「年頃だから」とか言われて、年頃ってなんだよ〜!!みたいになって、大ケンカになって、それからまた気まずい雰囲気が流れてって感じですね(笑)

でもね、友達から見るとめっちゃくちゃうらやましいお父さんだったみたいですよ。洋服とかも若いんですよ。だってね、うちの玄関の半分はお父さんの靴ですよ。その隣に私とお兄ちゃんとお母さんが入れてるんですよ。2階にもお父さんの服があるんですよ。やっぱり洋服関係のお仕事やってるから、おしゃれで若いんですよ。それで私が遊びに行ったりとかするところにお父さんがいたりするんですね。遊ぶところも若いんですよ。「普通、自分ちのお父さんがあんなとこにいたら浮いちゃうよ。でも麗奈のお父さんは浮かないからすごいね〜」とか言われたりして、かぶってるんですよ、私と行動とかも。今からお父さんくるよとか言われて帰ったりとか、普通に歩いていたら「そこにお父さんいるよ!」とかね。そしたらお父さんが手振ってるんですよ。でも手振るけど友達の前でいやがるかなと思って下の方で手振ってたりとかして。それが友達から見て「かわいい〜、麗奈のお父さん」とか言われて「うん、まあね」とか言ったりして(笑)

でもそんなお父さんに対して見方が変わったのはやっぱり仕事を始めてからですね。うちの両親は仕事の話を聞きたがるんですね。今も聞きたがるけど、最初の頃は、最初から最後まであることを全部話していたんですよ。今日1日あったこと全部してて、私が仕事するようになって仲良くなったんですよ、お父さんもお母さんも私も。逆にみんなでお話するようになって見方も変わったし、親はすごいなとかそういうこともあるし、仕事するって大変だなとか、それでいろんな両親に対していろんな思いが変わりましたね。感謝っていうか、なんだろう、尊敬、偉大ですね。なんかお父さんとかお母さんの気持ちとかが分かるようになってきて、逆にすごいな〜と思うし、それが親なのかなとかいろいろ考えちゃいますね。

じゃあ、私は東京でちゃんと頑張って生きていますので、お父さんお母さんも(笑)頑張って生きてください。また帰ったら、そうだな〜、ご飯を作ってほしいです。といいつつ、またすぐ帰るんですけどね、すぐ。すぐ帰りますよ、私は。明日帰りますとか言って。すぐ帰る。

(曲)SILVA / Almost love

ニッポン放送では私の番組のあとにシルバーさんがしゃべっていて、この番組をたまに聞いてくれているみたいです。すごく格好良くて、とても素敵ですね。ジャケットもめちゃくちゃ格好いいです。今度お会いしたいです。

<CM>

今夜もハガキのお時間です、イエ〜イ!じゃあ1枚目行きます!

(新潟県・まき さん)「オーディションはどんなことをするんですか?今度チャレンジしようと思っているので教えてください。」

私はモデル上がりなんで、九州のときはモデルをやってたんですね。だからオーディションはたくさん経験しましたよ。オーディションはどんなことをするかっていうと、まず行くんですよ。とりあえず行って、何人か女の子がいて、気まずいながら座って待つんですね。で、紙に書いていたかな。一番最初に身長・体重・特技とか書いて、それを持って、「どこどこに所属しています、田中麗奈です。身長何センチなんとかかんとかです、特技はなんとかです、趣味はなんとかです。」とか言って。特技ね、ないですよね。適当に走ることとか勝手に言ったような気がします。将来はどんな女優さんになりたいとかも分かんないのに、言わなきゃいけないから、誰々さんみたいなとかみんな言うから、そうしないといけないのかなと思いつつ、面接の人とかバーッといて、やってた。

「がんばって」のときは結構すごくて、4時間くらいあったんですよ。最終オーディションでいって、踊ったりね歌ったりしましたよ。とりあえずこのシーンやってくださいとか言われてドキドキしながらやったりとか、歌ってくださいとかいって私はそのときSPEEDを歌いました。Body&Soulを歌いました。恥ずかしかったなぁ。

みんなすごいんですよ、飛んだり跳ねたりするんですね、周りの子はもう、よろしくお願いします!!って感じで、もうすごいと思って。私そんなの恥ずかしくてできないっていうのもあるし、面倒臭いなってそういうのもあったんですよ。きついじゃないですか、自分を作るのが。そういうのが好きじゃなくて、普通に私は地味にやったんですけど、それが良かったって言われたので、地味の方が目立ったんですね、勝ち(笑)。自慢大会じゃないじゃないですか、媚びを売らない方がいいと思いますよ。きついし、自分らしさとか、ピッと見て、あ、これいいなって思われたらラッキーだし、ピッと見てこの人今回ダメだなと思われたらダメだと思うから、だから半分は落ちて半分は受かりましたよね、私の確率でいうと。ダメなときは最初行ってダメだなと思うし、これ私じゃないやとか思って、でも一応やらされるんですよ。こんにちはの七面相してくださいとか。恥ずかしいんですよ。

だからそういうのがなんかな〜とか思ってて、一応やったんですけどね。あんまり無理しないこと。「自分を見て」って普通に自然にいったらそれでダメなときはダメだし、いいときはいいって感じですね。だからオーディションにもし落ちたとしても、その場所で自分は合わなかったかも知れないし、またほかの場所オーディション受けたときに、いまはこの子がいいっていうか、自分のタイミングがあるんで、オーディションは何回受けても落ちてもあきらめないで頑張ってほしいです。私もいっぱい行きましたよ。トントン拍子でここまできたわけでもないんですよ。そう、「がんばっていきまっしょい」何個かあったうちのひとつですから。健闘をお祈りします、まきさん頑張ってください。

(埼玉県・しょう さん)「最近まで長髪だったけど、気分転換も兼ねてバッサリ短くしました。麗奈さんは気分転換したりするときはどんなことをしますか」

ロン毛といえば、江口さん結婚したじゃないですか、森高千里さんと。すごく麗奈はうれしい。だってずっと前からでしょう。おめでとうございます。ハガキに戻ります。

気分転換は、私お風呂入りますね、すぐ。高校のときは暇なときすぐお風呂入った。暇で、あぁなんかきついなとか思ったら、お風呂入って1時間とか。今はもう寝る前に入る習慣になってしまったけど。あと、散歩、かな。でも髪を切るというのはすごくいいですね。私もお仕事やってないときは髪切ってましたね。髪切るとちょっと世界が違って見えるから、シャンプーしたときも「あれっ違う」みたいな。そんなのがいいですよね。もうすぐ夏だし、私も髪型夏っぽく変えてみたいな〜って感じ。

<CM>
<クレジット>

今夜もお別れの時間です。お父さんのお話をしましたが、お父さんといえばというか、この間お父さん以上に年上の方、高倉健さんとお仕事をさせていただきました。パソコンのCMですね、もうみんな見てくれましたか。高倉さんはお話をすごくしてくれて、すごく嬉しかったです。それで、しゃべんない人みたいですけどしゃべりますよ。すごい優しいんですよ。すごい素敵な人で。それで話してて、すごくねあったかいんですよ。あったかいものが心にくるの、胸に。それが高倉ワールドというか、オーラなんでしょうね。みんあオーラを感じるとか言うじゃないですか、スターはオーラがあるとか、そんな感じでしたよ。話しててあったかくポカポカしてくるんですよ。もうスターって感じでした。

それじゃ、今夜はこの辺でお別れです。あしたも素敵な1日を過ごしてください。また来週この時間にお会いしましょう。バイバ〜イ。

あした大事な用事があったり、大切な人と会ったりするのに、今から緊張してドキドキしている人、いませんか?そんなあなたは眠る前に、部屋の中にジャスミンの香りを広げてみましょう。ジャスミンの香りは副交感神経に働きかけ、脳の緊張を和らげ、あなたに自信をつけさせる効果があります。ジャスミンの香りのする部屋でゆっくり休んで、自信を持って大切な明日を迎えましょう。

それじゃ明日もすてきな1日になるように、私からあなたへハートをあげるっ!田中麗奈でした。