■ 第28回 10月 8日

こんばんは、田中麗奈です。今夜もあなたとお話しをする時間になりました。文化祭や学園祭の時期ですね。いま学校で聞いている人もいるのかな。でも結構一生懸命夜中までやっちゃったりするんだよね。なんかチクチク縫いながら。がんばってね!最後までおつきあいください。

<タイトルコール>

文化祭や学園祭の時期ですが、そして体育祭という学校もあると思います。私は体育祭の思い出というと、中学校の体育祭は結構すごい面白くて、仮装大会とかがあって面白かった。ベムベラベロやったの。赤いのでチクチク縫って、先生からカツラ借りてきて、キューピーちゃんみたいにムースでキュッって固めて、青色に塗って、なぜか風船持ってペタペタ運動場を歩いてんの。私ベロの役(笑)。面白かったよ。で、妖怪人間やって、友達は絵の具で白く塗ってすごい凝ったマントとか、お母さん役のベラとかやって、顔とか絵の具でパリパリ固まってて「痛い!」とかいいながらみんなでやってた。楽しかったよ。ピーターパンも仮装大会でやってたの。目立ちたがり屋だったからね、なんでも目立つのはやってた。楽しかったよ。あと応援団の副団長とかもやったんだよ。なんでもやるよって感じで。紫組だったのね、でみんな袴じゃないといけなくて袴でやったよ。なんでもやりましたよ。しかも走ったしね。足速かったし。もう人気者じゃない?ていうか勝手にひとりでお祭りやろうって感じで楽しみましたね。スポーツの秋ということでね、はい。

(曲)Madonna / Beautiful Stranger

映画オースティンパワーズ・デラックスの主題歌ですね。麗奈も見に行きました。友達と5人くらいで行ったのかな。面白かった、単にすごい面白かった。会場のみんなもすっごいおかしく笑ってて。流れている曲はかっこよかった。あとねファッションがお洒落なの。70年代、かっこよかったよ。いまの若い人が好きなエゴイスト系みたいな、そういう感じだね。あ、かわいい〜とか思っちゃうの。ぜひぜひチェックしてみてください。

<クレジット>
<CM>

麗奈はいま筋肉痛です。いま足を揉みながら話しているって感じ。なぜかというとCMでフェンシング、って知ってますか?あのほら、中世時代の戦い、針みたいな細い剣を持ってフゥッてやるやつ。わかるかな、全身タイツでね。タイツは履かなかったけど、一応ナイト、中世の騎士みたいな格好をしてやったんですけど、それがホントにフェンシングやったの。先生が来て、やっぱ頑張るからさぁ(笑)、できちゃうわけよ。そしたら「この子は見込みがある」とか言ってすごい教え込もうとしちゃって「もうどんどん良くなってきてる」とか言って、だから本当はここはプロの方にやってもらって私っぽくしてもらってという、スタントマンを使おうと思っているシーンもこの子ならやれるとか言って全部教え込まれちゃって、私もやっぱ頑張るからできるわけで、普段のダメ子の麗奈だったらできないわけですよ。でもやっちゃえたの。でもなかなか教えてもらってどんどん上手くなっていって、ちょっといい気分だった。楽しかったよ、お、わたし上手いの?みたいな感じ(笑)

でも面白かったんだけど、やっぱ次の日来るわけよ、運動不足だから筋肉痛が。中腰でやってうでを立てて、それで剣がまた重たいの。きょう右腕痛いもん。その剣を持ってフッとかハッとかやるの(笑)。それがきちゃいましたねぇ。それでここに来るまでエステに行ってマッサージされたらすっごい痛いの。死ぬ寸前くらい痛くて「痛っ〜い!そこなんですか!」「ここは凝りだなとか、ここは腰が悪い、ここは腸、ここはストレス」とか言われて、だって足の裏押されたらおでこから汗がでてくるんだよ。で目つぶったらチカチカ赤いのが見えてくるような気がするの。で息とかウッと止まってハァハァ…「そこなんですか」「ここはストレスだね」とか言われてつらかった。でもそのおかげでだんだんほぐれてきたんですけど。

今週はいっぱいCM撮ったの。毎日毎日CM撮って、そうなの衣替えの季節だね。秋っていうか冬に向けてだね。すっごいホントに忙しかった。ほっんと忙しかった。だから今日はこうやってゆっくりラジオを話せる自分が幸せなの。もうホント忙しかったんだもん。朝早いからさぁ、がんばってさぁ起きてさぁ「おはようございます!」とかやっちゃうわけよ。初めての所へ行って、「よろしくお願いします!田中麗奈です!」「大丈夫ですか、疲れてないですか?」「もう全然ですぅ」みたいな、こんなぶりぶりして言わないけど、そんな感じなんですよ。気疲れってあるんだね。だから紀香さんなんて11社やってるでしょ。それってすごいことだと思うの。GTOが終わって、私は衣替えで今週はCMばっかりで、今日はこのCM今日はこのCMってやってたのに、紀香さんなんてそれやったら次ドラマ入っちゃうからすごい忙しいよね、大変だよね。

そうそうそう、だから私ドラマやってないし、CMでしか見てない人達が多いから、ヒマなんじゃないのみたいな、たまに地元帰ったら「仕事ないの?ヒマ?」とか男の子の友達に言われたことがあって「ヒマじゃないよ、ヒマ割いて帰ってきたんだよ」みたいな感じがするの。毎日忙しくいろいろやってんだけどな。

昨日なんてフェンシングやって、マントがあるんだけど、マントをくるって回してかっこいい言葉でキメるんだけど、もう50回位回ったもん。クルクルクルクルクルクルクルクル回ってたもん。ホントだよ。そんなことずーっとやってたよ。トゥ!とか言って飛んだあとに決めポーズとか、そんなのも何十回もやったよ。すごいよ。でもすごい楽しかった。あ、もう流れてます?いま流れているヴァージョンもありますね。第一生命・がんばらナイトていうの。もうすごいよ〜。最初仮面被ってるから麗奈ってわかるかな?でも最後取るからきっと分かるよね。それも「頑張ったな麗奈ちゃん」と思ってぜひ見てください。それで感想をね。でも恥ずかしいな、でもがんばったんだよ。今日は筋肉痛なんだよ!って感じです。

それではハガキを読んでみましょう。

(岐阜県・古田しんご くん)「僕は『遅刻大王』ということで悩んでいます。高校3年間の今までで合計124回!でも遅刻だけで欠席早退はありません。麗奈ちゃんは高校生のとき遅刻しませんでしたか?」

悩んでるだけいいよね。遅刻ね、私すごい遅刻してた。私スクールバスだからちょっと遅刻しちゃうと乗れないんだよね、それが恥ずかしいんだよね。スクールバスに友達が乗ってて、私がバス停まで走ったりとかして「あ〜バスが行ったぁ〜」「あ〜麗奈〜」とか言われながら後ろから「あ〜もう乗れないよ〜」とかね。ダサイの。私の始業式の日はそのダサイ日からスタートしたの。もう恥ずかしいよ。自転車通学はまだそれはいいよね。私の場合は遅刻したらお母さんに「ごめん、バス行っちゃった」とか言ってすごい文句言われながらケンカしながら送ってもらったりとか、タクシー乗ったりとか、あきらめちゃったりとかしてた。

仕事?朝はね、起きれなかったことある。この間ヤバかったのは8時起きで8時半に出るっていうことになってて、8時に1回起きてマネージャーさんからも電話があったんだけどまた寝ちゃって、車が着いたらまた電話があるんだけど、「もしもし、いま下にいます」ってそれで起きちゃって、うわって思ってハ〜イって言ったもののまだパジャマなわけよ。うわ〜とか思って5分で用意して出てきた。すごいね、その5分どう使ったんだろうね。でもマネージャーさんに「私いま起きた」っていうのは悔しいからその時は返事しておいて、下でぐわ〜って用意してバーッて車乗り込んで「やばかった、今さっき起きたんですぅ」って微妙にごまかしてんの(笑)

遅刻、怖いよね。学校ならまだいいけど仕事の遅刻は次につながんないでしょう。だって大先輩がもしいて「なにぃ麗奈待ちぃ?」みたいなね、そんな感じになるのも恐ろしいし、まぁそういうのはまだないけど、これからも気を付けないと。でも高校のとき遅刻直んない人って社会人になって困っちゃったりするから直しといた方がいいっすよ。クセになるからね。でも私は高校の時もすごい遅刻してたけど、いまはシャキシャキ起きてるよ。でも相変わらず朝は大っ嫌いって感じなんですけど。しんごくん、頑張って早起きして学校行ってくださいね。

CMのあとはロストラブスペシャル第1弾です。

<CM>

今夜もハガキを紹介しましょう。さて秋のロストラブスペシャルと言うことでハガキを募集していますが、いっぱいきています。今回はその中から1枚紹介してみましょう。

(杉並区・ちゃちゃ さん)


失恋、すっごい辛かった。

その人を好きになったのは小学校の頃だった。
5年生くらいからそんな気持ちが出てきて、
6年に上がる頃にははっきり好きだという気持ちはあった。
友達は僕の気持ちを知っていたので、くっつくようにいろいろ気を使ってくれた。
だから彼女も僕の気持ちを知っていたと思う。
でも僕には告白する勇気があるわけでもなく、何事もなく普通の学校生活が過ぎていった。
僕はただ彼女の隣にいれるだけでうれしかった。
遠足の帰りのバスで、通路を挟んで彼女の隣になった。
疲れているはずなのに、眠たかったはずなのに、ずっと彼女と話してた。
それだけでうれしかった。
卒業式がだんだん近づいてくる。
そんなある日、卒業と同時に彼女は引っ越してしまうということが分かった。
でも距離は遠くない。
でももう2度と会えないような気にもなっていた。

そして卒業式。

結局告白する勇気は出てこなかった。
僕にできたことは一緒に写真に写ることだけ。
でもそれからも毎年近所のお祭りで会っていた。
だから別に寂しくはなかった。
そして好きだという気持ちが薄れるわけでもなかった。
でもやっぱり告白はできなかった。

そして中学3年の5月のある日、夢に突然彼女がでてきた。
僕は夢のなかで彼女に告白した。うまくいった。
これは告白しろということかもしれない。悩んだ。
そして次の日に似たような夢をみた。
また告白して成功している。
これはするしかないと思った。
僕の家には人がいたので近くの公園の公衆電話へ。
電話が本人が出た。
「どうしたの?」と彼女。
僕「いきなりだけど…」と話しだし、自分の気持ちを素直に伝えた。簡単な言葉で。

「君のことが好きだからつきあって欲しい」

彼女は少し考えたあとOKしてくれた。
受話器を置いたあと、ぼくはその公園の中を走りまくった。
そしてそれからはちょくちょく電話もするようになった。

でもタイミングが悪かった。

2人とも高校受験を控え、大事な夏休み。
塾の夏期講習はお盆の時期まで入っていた。
デートらしいことは1度だけ。あとはみんなで集まって花火をしたくらい。
みんな高校が決まり、中学校の卒業式を間近に控えたある日、小学校のクラス会があった。
みんなどこの高校に行くだの楽しそうに話している。
そして2次会。カラオケ。みんな盛り上がっていた。
カラオケを出ると彼女の友人が話しかけてきた。
「彼女があとで2人で話がしたいって」

直感した。フラれると。

思えば最後の方の電話は彼女はなんだかつまらなそうだった。
カラオケのあと残った人達でメシを食べに行った。
いつ話を持ちかけられるのだろう、そんなことばかり考えていた。
メシの時はそんな話はでなかった。
そのあとみんなでゲーセンに行ってプリクラをとった。

そして…

ゲーセンを出るとき、彼女がちょっと遅れていた。
みんなが先に出てて僕は待っていた。
そんなとき、彼女は切り出した。

「別れたい」

簡単な言葉だった。心の準備ができていたし、頷いた。
僕は彼女に言った。

「1度だけ、抱きしめたい」

そして、彼女を抱きしめた。
みんなのところには何事もなかったように行った。

その夜、ひとりで泣いた。
シャワーを浴びながら、
お風呂のお湯にもぐりながら、
布団のなかで丸まりながら、
たくさん泣いた。

僕の部屋には一晩中ミスチルのオーバーが流れていた。

(曲)Mr. Children / over

どうでした、このお話。これをよんで、この男の子はすごいピュアな恋をしたんだなと思いました。すごく文章がきれいで素直だと思った。男の子の声がすごいピュア、素直なのね。でももし今度恋愛をするとしたら、片想いではなくて、彼女の存在が自分の近くになれて恋愛の方にやれると思うので、失恋したというこの気持ちはすごくいい経験をしたしたんじゃないのかなと思う。これからもいい出会いがあると思います。なんかすごく優しい人、心がきれいな人だと思った。今度彼女ができたら、彼女のためにできることがたくさんあると思うので、大切にしてあげてください。

こんな感じでロストラブのお便り待ってます。その頃の思い出の曲のリクエストも忘れずに書いてください。

<CM>
<クレジット>

今夜もお別れの時間です。ロストラブスペシャルの初めてのおハガキ、メールを読んでみました。どうでしたか?感想をください、というか私の感想はというと、なんかすごいしみじみしちゃって、読むことによってラジオを聞いている人も、その男の子のカラオケでの姿とか遠足の帰りに楽しそうにしゃべってるところとかを想像するから、そういう意味でラジオで読めるっていうのはすごくいいことですよね。なんかひとつ絵本ていうか、小さな本を、お話を読んでいる気がして切ない感じですけれども、あなただけのお話いっぱいあると思います。ぜひぜひおハガキ、メールで聞かせてください。

それでは今夜はこの辺でお別れです。文化祭や体育祭の打ち上げで夜遅くまで遊びすぎないように気を付けてくださいね。また来週この時間にお会いしましょう、バイバ〜イ。

なんにもないのに、なんとなく気分がふさぎ込んでいる人いませんか。そんなあなたは雨上がりに窓を大きく開けて部屋の空気を入れ換えましょう。雨上がりの空気中にはマイナスイオンを浴びた小さな粒子がたくさん浮遊しています。この粒子は呼吸を楽にして澄んだ空気をひんやりと感じさせ、体に爽快感を届けてくれます。窓を開けて気持ちも体をリフレッシュして明日を迎えましょう。

それでは明日もすてきな1日になるように、私からあなたへハートをあげるっ!田中麗奈でした。