■ 第30回 10月22日

こんばんは、田中麗奈です。今夜もあなたとお話しをする時間になりました。さて、先週もお知らせしたとおり、今夜は秋のロストラブスペシャルです。思い出深い恋の話、失恋した悲しいお話、皆さんからたくさんいただきました。その中から印象的なもの、みんなに聞いて欲しいものを今日はいくつか紹介していきたいと思います。秋のスペシャルということで、スペシャルウィークですね。悲しいけども聞いて、そしてみんなで乗り越えよう!今夜も最後までおつきあいください。

<タイトルコール>

そろそろ落ち葉も見かける季節になってきました。なんとなくさみしいなぁという季節ですがどうですかっていうか、私もそれもちょっと感じる。いつ感じるかって言うと、おうちに仕事が終わって帰って、ちょっと喉が乾いたなぁと思って、コンビニ行こうかなと思って玄関締めて外でたらちょっと寒かったりすると、ピュ〜って風があたってふっと空を見る私?なんかそういう時に、さみしい〜って思う。その時こう去年の秋の思い出とかがふわぁってよみがえっちゃうんですよね。それでさみしいなぁって感じちゃうんですけども、秋の風はすごい独特。独特だよね、歩いていて、さぁ〜って秋の風が通るって言うの?感じると、切ない感じがするのはなんでだろうね。で、空を見ちゃうのはなんででしょうね。なんかこう忘れてるような、もったいないことしたようなノスタルジックな感じがするよね。でもいっぱいおしゃれもできるしさ、食べ物もおいしいしさ、たのしいこともあるよね。これから冬が来るんだなということも寂しかったりするんだろうね。まぁそんな季節の中、今夜は秋のロストラブスペシャルです。今夜も最後までおつきあいください。

<クレジット>
<CM>

(BGM)Dremas Come True (instrumental) / さよならを待ってる

今夜は秋のロストラブスペシャルです。あ〜切ないね、この音楽。スペシャルウィークなのにこんな暗いのやってるのここだけ?みたいな。まぁいいじゃん、ハートをあげるだよ。これから切ない経験もしつつパワーアップしていくハートをあげるっていう番組さ。今日はまぁみんなで失恋を乗り越えようというスペシャルコーナーです。思い出深い恋の話とか、ハガキやメールたくさんいただきました。今日はいくつか紹介したいと思います。それではさっそく紹介していきましょう。心して聞いてくださいね。

(みやいちゃん)

私は中1の女の子です。中学に入って私は初恋をしました。
相手は同じ塾に通っている男の子で、明るくてみんなの人気者で、本当にいい人です。
でも私のほかにも彼のことを好きな子がいて、その子と彼はもう恋人みたいな感じに
なっていました。
でもその女の子は結構裏表のある子で、男の子前ではか弱い感じなんだけど、
男の子がいないときはわがまま性格を表に出す子なんです。
それには彼も少し気付いているみたいなんだけど、それでも彼女のことがいいみたい。
だって確かに彼女、かわいいから。

だけどこの前、勇気を出して告白したんです。
テストの日だったんだけど、帰りの電車が一緒になったとき告白しました。でも返事は

「今のまま友達でいようよ」

でした。

断られたけど、今のままの関係でもいっかって思ったんです。
だけど、彼がその彼女とつきあい始めたことを夏期講習の時に知った時はショックでした。
彼は私のことを少し気にしているみたいで、塾ではあんまりベタベタしません。
でもそれが私にとって余計つらいんです。
彼はいいひと過ぎて嫌いになれなくて困っています。
どうせならビシッと振って欲しかった。

(曲)宇多田ヒカル / First Love

リクエストはファーストラブをいただきました。初恋ということでね、これはすごい想像できる話で、これは辛いね。ていうか、彼の存在も彼の好きな子と結局付き合っちゃったわけだけど、その2人を見ながら夏期講習をやらなきゃいけないとかさぁ。ま、きっと彼と彼女がうまくいくのは分かってるんだけど、彼女はこんなイヤなところもあるんだよって言いたくて言いたくてしょうがないんだよね。彼女は裏表があるんだよ、なんでもう…って思っちゃうんだけど、それもかわいいんだろうね、そういう女の子を彼はかわいいと思っちゃったんだね。それで付き合っちゃって、それを見ているのは悔しいね。でも彼を嫌いになれなくて困っていますっていうのもね、結局忘れなきゃいけないからなんかがビシッとあって嫌いになれるんならいいんだけど、まあやさしい言い方をされて結局嫌いになれなくて、彼女と2人でいるところを見ると気になっちゃってというのは辛いね。まぁでも今日はリクエストはファーストラブだったんだけど、この歌詞にあるように今度は新しいラブソングを歌ったりとかリクエストしてくれるようになったらいいですね。また新しい恋を見つけたらお手紙ください。みやいちゃん、がんばってくださいね。

(横浜市・ブルーな気分 さん)

今年の夏、僕は失恋しました。
相手は会社の後輩で2つ年下の女の子。ショートの似合う明るくていつも元気な子でした。
仕事場では年も近いこともあって、2人で仲良く話す機会も多く、
たくさん話しているうちに僕は彼女のことを好きにいきました。
しかし今年の夏、彼女は会社を辞め、地元に戻るということを聞きました。
彼女が辞めたら毎日会うこともなくなる、ここで告白しないとこれからずーっと後悔する。

そう思った僕は思い切って彼女をドライブに誘いました。
僕の誘いを彼女は快くOKしてくれ、2人で横浜に出掛けました。
みなとみらいまで行って、お昼は2人でパスタを食べて、いろんなことを話して、
車のなかでもたくさん話しました。
そして帰り道、彼女を家まで送る途中に僕は告白しました。

「僕と付き合ってください」
だけど彼女の答えは一言。
「ごめんなさい」

悲しかったです。本当に悲しかった。でもその場は雰囲気が悪くなるといけないから
「いいよいいよ、気にしないで」
と言って明るく振る舞いました。
でもその分余計悲しくなって、彼女を送った後、車のなかでひとりで泣きました。
皮肉なことに彼女に断られたことで、自分がどれだけ彼女のことが好きだったか、
改めて気付きました。

それから2週間、彼女は会社を辞め、地元に戻っていきました。
今では会社では彼女のことが話題に上ることもほとんどありません。
でも正直言って僕は今でも彼女のことを忘れられません。
またいつか会いたい。

だけど彼女の携帯に連絡するのはちょっと待ってみようと思っています。
僕のなかで少し気持ちの整理がついてから改めて電話をするつもりです。

リクエストは僕がいつも車のなかで聞いている曲、佐藤竹善さんの"十三夜の月"を
お願いします。
彼女と車に乗っていたときも流れていた曲です。
これからはこの曲を聞く度に彼女のことを思い出すのかも知れません。

(曲)佐藤竹善 / 十三夜の月

これはもう会えないのかな。またバッタリ会うことってないのかな。彼女も地元に帰んなきゃいけなかったから、ごめんなさいって言うしかなかったのかもね。でも自分のことはどう思っているかってその場では聞かなかったあなたが偉いよって感じじゃない?「いいよいいよ」ってその場で言ってくれて、すごく彼女は助かったと思うよ。だから気持ちの整理がついてから改めて話したときに、向こうが「あの時ね…」って言ってくれるかもしれないしね。実はうれしかったんだけど、って。そしたらまたいい関係が生まれると思うしさ。その車の中のことをいつか笑って話せるときが来るといいですね。でもきっといい関係でいられるかも知れないよ。電話をしてみて2人で「そういえば…」ってなったらいいね。まだ先のことかもしれないけど、いつか勇気を出して電話をしてみてください。それを自分の元気の元っていうか、我慢をして、それまでちょっと会社で頑張って。電話できるタイミングっていうのはいつなんだろうね。新しい恋が見つかった時かも知れないし、酔っぱらってかけちゃうのかも知れないし、仕事で目標を達成できたらというのもありだしね。そうだね、気持ちの整理をして落ち着いて話をしてみてはいかがでしょうか。お便りどうもありがとうございました。

<CM>

(曲)吉田美和 / 生涯の恋人

今夜は秋のロストラブスペシャルということで、思い出深い恋の話を2つ紹介させてもらいましたが、どうでした?みなさんいろんな恋がありますね。会社だったり学校だったり塾だったりバイト先だったりね。それぞれみんな悩んでいるんだね。失恋しちゃって悲しいよね。

それで今聞いてもらっている曲は吉田美和さんがソロで出したやつで、生涯の恋人っていう曲なんですけど、この曲はすごく私自身も好きで、私の友達もすごく好き。で、この曲は自分が嫌なことがあったりすると、高校の時とか友達が歌詞を全部書いて授業中に回してくれたりするの。それがすごいうれしいし、ずっと愛し合っているお互いはいなくなっちゃったけど、それが終わっても私があなたのことを友達に話す時とかは、知らずに優しくなったりとか、あなたの幸せを祈ってるよっていう、一生かけて恋人だっていう気持ちは変わらないいい恋をしたという歌ですね。この曲をみんなに聞いてもらいたくてかけてみました。

無駄な恋とか、失恋しても悲しくても「こんなことなきゃ良かった」と思うけど、1個1個は全然無駄じゃない。いい恋をすることで、人に優しくなったりとか痛みが分かったりとか、きれいになったり、ちょっといい男になったりとか、しっかりしたりとか自分のことを見つめ直すことが出来たりするからさ、無駄なことはひとつもないよ。経験、恋はいっぱいしていっぱい振られてパワーアップしていこうじゃないか。麗奈もそうしたいと思います。

ということで今日は秋のロストラブスペシャルをお送りしましたが、最後に私から一言。「みんないい恋しようぜ!」ってことかな。いっぱいトキメキ探して歩こうよ!私も頑張るからさ。いつもトキメキあるかなってうきうきしながら元気に生きていけばいいことあります。これからも思い出深い恋の話たくさん聞かせてください。またいつかこうやってまとめて紹介したいと思っています。

<CM>
<クレジット>

今夜もお別れの時間です。今日は秋の話とロストラブスペシャルのメールとおハガキ読んでみましたがどうでしょうか。やっぱ恋はいいよ。人の恋の話を聞くっていうのはすごく栄養になるね。失恋の悲しいことでも、みんなそういうことをやってんだなとか、想像したりとかして楽しいっていうか、楽しんじゃダメかな。でも一緒に同じ気持ちになれるっていうことはいいことですね。私もまだアドバイスをそんなにできる感じじゃないんですけど、少しでもラジオを聞いて元気になってくれたらありがたき幸せって感じですね。一緒に話していきたいですね。

それでは今夜はこの辺でお別れです。また来週この時間にお会いしましょう、バイバ〜イ。

悲しい恋をして自分のなかで整理がつかなくてなかなか忘れられない人いませんか。そんなあなたは今あなたが思っていることをどんなことでもいい、ノートに書きつづってみましょう。気持ちが落ち着くまで書いたら、ゆっくりそれを自分で読み返してみてください。そして静かにノートを閉じましょう。ノートに書いて、読み返して、ノートを閉じるという行動は、解決していない問題を潜在意識のなかで少しずつ整理してくれます。あなたが書きつづったノートをまたいつか笑顔で読み返せる日が来ることを信じて、また明日から頑張りましょう。

明日もすてきな1日になるように、私からあなたへハートをあげるっ!田中麗奈でした。