港山駅近く、三津浜にある松山市営の渡し船。映画では自転車で艇庫に行くにはこの船を利用するという設定になっており、自転車とともに乗る姿があります。この渡し船、脇役ながら結構いい味だしてますね。

普段は三津港側に待機しており、港山側に人が来るとすぐにお迎えにきてくれます。三津港側には階段状の船着き場があるのですが、港山側は簡単な木板しか渡されていないので、気をつけないと海に落ちる危険があります(笑)。よくしなりました。

もちろん実際にも自転車を運ぶことができます。上の写真で乗り込もうとしている人も自転車をもってますね。対岸まではほんの80mほどですが、船の転回にちょっと時間がかかるので1,2分の船旅になります。

なおこの渡し、文明年間(1469)伊予守河野通春が利用したのが始めといわれる歴史のあるものなんだそうです。小林一茶も渡ったことがあるとか。現在の正式名称は松山市道高浜2号線の1部になってます。

渡し船は無料(!)で、10/1〜3/31は6時半から19時まで、4/1〜9/30は20時まで動いています。伊予鉄・港山駅から海側へ向かう道をいくと、すぐに乗り場に突き当たります。対岸には三津浜港があり、ここからフェリーで呉・広島に方面に向かうこともできます。(私たちが帰京するときもこのルートを使いました。)

現在は広島行きのフェリーはすべて松山観光港発着となっています。ご注意ください。(追記:'00.7月)