長い間行きたいと思っていた韓国にやっと行って来ました。 僕は幼少期の一時期 在日の韓国の方がたくさん住む町に住み、親の家業も僕自身も韓国の方には随分助けて頂いた。 友人にも韓国人がいるにもかかわらず、韓国の事ははっきり言って何一つ知らないのです。 たぶん、おおかたの日本人がそうだと思うけど。 そんな、近くて遠い国 韓国を知る旅の始まりです。 ご注意、ここに書かれていることは私が韓国に行ったわずか3〜4日で見たこと、聞いたこと、感じた事を書いています。その中には間違い、勘違い、思い違いなど事実と違う事も有ると思いますから、あくまでも個人の旅行記として参考程度にしてください。 |
同行者は釣り仲間(本人曰く僕の師匠らしい)の中村社長(47歳)と私(39歳)のおっさん二人で行って来ました。 中村社長の渡韓は今回で5回目、ソウルのことは俺に任せろという事で企画から全て任した旅です。 パック旅行は自由が利かないので、現地の日本語ガイドを雇い好きな所に車で移動するという全くのフリープランです。(正確には行き当たりばったり) 1月13日午前10時50分JAL236便で空路 ソウル仁川(インチョン)空港へ 約1時間半の空の旅です。 お恥ずかしい話し、冒頭にも書いたように僕は全く韓国の事を知りません。 知っている事といえば、焼肉、キムチ、コチジャン、プルコギ、韓国海苔、(食いもんばっかり!) 現在の韓国についての僕の認識は、食べ物がうまい、経済が発達、儒教の考えが根付いている、物価が安い、男子には兵役がある、この時期はとにかく寒いらしい、暮らし易いなどでした。 この空港は1991年3月29日にオープンした新しい空港でまるで、関空から関空に来た感じがする空港です。 よく、空港に降り立ったとたんニンニクの匂いがするの?って聞かれますが、金浦(キンポ)空港の時は知りませんが、この空港ではそんなことは全くありません。 出口のゲートを出ようとすると女性の税関職員に呼び止められました。 『これはなんですか?中を見せて下さい』と流暢な日本語ながら、厳しい目で尋ねてきました。 『へ?』っと彼女の指先を見ると関空で買った水のペットボトルの入ったビニール袋を差しています。 中身を見せて出口を出ると『人相悪いから止められるねん』と中村社長。 『・…』 空港ロビーで待ち合わせをするはずのガイドの李さんがいない。 社長がメモを見て電話をかけてみるが、全然違うところにかかっているみたいだ。 どうも、このおっちゃん、違う人の電話番号を持って来たようだ。 二人ともグローバル パスポートの携帯(海外でも使える携帯)を持っていたので日本にかけて確認しようとするが、つながらない。 『どないして日本にかけんねん、これ』と中村社長。 『知らん…』 まったく、まぬけなおっさんふたりである。 たぶん、ここが韓国で余り異国に来たような気がしないせいも有ると思うが、これぐらいのアクシデント は全く気にならない。 むしろ、楽しんでいた。 しばらく、キョロキョロしているとスーッと男性が、 『待ち合わせですか?』『待ってる人来ませんか?』と近づいてくる。 それも、次から次に2〜3人。 どう考えてもこんなに親切な人がいるとは思えない。 まして、観光地で日本語で親切そうに近づいてくる人間は疑ってかかったほうが良い。 適当に断って待っていると李さんが、 『ここにいたのですか?』とやって来た。 どうやら、おっちゃんが、待ち合わせのゲートを間違えたらしい。 (何処が、俺に任せろやねん!いきなりけつまずいとるやんけ!) と心の中でツッコミを入れるが、まぁ、いつものこっちゃと納得する。 挨拶を済ますと一行は、李さんの車で一路 首都ソウルへ。 |
関空と同じ様な連絡橋を渡るとそのまま高速につながります。回りの景色は日本の田舎を思わすような静かな田園風景が広がっています。 約1時間程走るとソウル市内に入り、ソウル市内もどっかで見た様な、なんか違うようなそんな街並みで、歩いている若者も茶髪もいてやはり日本と変わらないようです。 しかし、ソウルの車の走り方は恐い。 バスでさえ斜めに突っ込んでくるし、マゴマゴしていたら一生入れてくれそうにない。 反対車線に行くのに信号でUターンするという、独特の走り方もあったりしてこれから行く人は間違っても自分で運転する事など考えないほうが良い。 余計なサゴ(事故)にまきこまれる危険性を考えると模範タクシーに乗るか、運転手付きの車を雇ったほうがはるかに楽で安上がりだ。 |
韓国に着いてからの初めての昼食はプルコギを食べる事になりました。 連れて行ってもらったところは地元の人が行くところで日本人客はいないようです。 何にも知らない僕は先ずここでカルチャーショックです。 何でステンレスの箸なん? 『韓国では自然保護のため割り箸は置きません、置くと罰金です。爪楊枝もレジのところに置いてあります。』(韓国の楊枝は両側とも削ってあります) そのほか、食べ方についても李さんの講習が始まりました。 『韓国では、ご飯や汁物はスプーンで食べお茶碗は手に持ちません。』 ふ〜ん、そうなんや、考えてみればカレー食う時は手に持たへんもんな、と妙に納得。 そしてキムチの話し。 『ここのキムチは美味しい方です。でも一番おいしいのは私のママが作ったやつ、2番目は私が作ったやつ』 これは韓国の女性がよく言う言葉です。真偽を確かめる為、今度日本に来た時に作ってもらう約束をしました。 肝心の料理の味はというとこれがまたメッチャおいしくて。 |
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その帰りの車の中で・・・ |
お腹も満腹になりチェックインする為にホテルに向かう車中で、李さんが、 『中村さん、今日の夜 彼女どうします?』 初めてのメンバーの僕がいるから気を利かして?聞いてくれたようである。 そのおっちゃんはというと、後部座席で高いびき…。 『僕は要らんし、たぶん社長も要らんと思うで』と答えると、 『すみません、一応韓国に来た人を案内する時は聞くことになっているので・…。』 なるほど、そんなシステムになっているのか。 道理で韓国におっさん二人で行くって言った時に周りの目がおかしかったわけだ。 ルームミラーで爆睡中のおっちゃんを見ながら、 『中村さん来た時は、いつも食べて寝てますからね、前に一緒に来た人は何がしんどかったって食べ過ぎて苦しかったって言ってました。』 (なんや、このおっさん日本に居る時といっこも変われへんがな…。) |
韓国に行ったら垢すりという事でエステに行く事にしました。 李さんに連れられ、地下のフロントに行き、日本円で8千円払うと男湯の方に通され、そこで備え付けのパンツに履き替えます。 先ず、マッサージルームに通されそこでオプションのマッサージ(足ツボマッサージ、カッピング、指圧)の説明を受け、必要な人はそこで予約します。 僕たちは、基本メニューだけでよい事を伝え浴室に向かいました。 その前で、裸になり先ずシャワーを軽く浴びます。 次に、湯船に5〜10分位つかると汗蒸幕というサウナに入ります。 ここでは通常のサウナより温度が高いため、頭から麻袋をかぶって5〜6分汗を流します。 横の中村社長を見るとまるで食用ガエルが、冬眠しているみたいです。 次にもうひとつの乾式サウナに入って湯船に入ると、いよいよ垢すりです。 洗髪、顔のきゅうりパック、垢すりと進んでいき全身のオイルマッサージで終わります。 頭のてっぺんから足先まで約1時間のコースです。 垢すりは一皮向けて色が白くなった感じがして、なかなかGOODでした。 最後のオイルマッサージのオイルを流そうと洗っているとそれが効くから、軽く流すだけでいいといわれましたが慣れないと少しヌルヌルして気持ち悪いかも…。 僕もホテルに帰ってからもう一回洗いなおしました。 |
ソウル市内のナイトドライブから帰ってきた後、クラブに行こうと云う事になり、ホテルの近くのクラブに歩いていくことになった。 ホテル横の坂道を少し上がると、とあるビルの入り口にスーツをビシッと決めた男達が、数人立っている。どうみてもちょっとややこしい雰囲気が漂う。 我々の姿を見つけると、リーダー格の大柄な男が駆け寄ってきた。 (なっ、なんなんや、こいつ。もしかしてボクたちピンチ?) 男は身構える僕の横を通りぬけ、後ろのおっちゃんの所に行くと、 『社長、お久しぶりです、何ヶ月ぶりですか?』と笑顔で握手をしている。 (なんや、ええ人みたいや・…。) この社長、姿かたちがポンキッキのガチャピンに似ている事も手伝って、何処に行ってもすぐに覚えられるのだが、これは異国でも同じらしい。 この店だけでなく、前に行った事のある店に行くと必ず顔と名前を覚えられているのだ。 もはや、この体型も含めてひとつの才能に近いのかもしれない。 (ちなみに韓国の同じような幼児番組にポッポッポッというのがあるらしいが、ガチャピンやムックがいるかは不明) 韓国のナイトクラブというと怪しい雰囲気が漂うが日本で云うショウパブである。 初めに4千円払うとメクチュ(ビール)とおつまみが付く。メクチュは飲み放題である。 席に付くとクラブの社長と先程の責任者が社長の所に挨拶に来た。 一通りの挨拶の後、やはり女の子を勧めてくるが、断ってショウを見ることにする。 初めに登場したのは、女性二人の韓国舞踊。 |
韓国文化?のひとつにブランドのコピー商品があります。 街を歩いていると、『カバン要りませんか?』という優しい勧誘から、強引に腕を引っ張っていくような勧誘まで経験する事ができます。 笑ったのが、ホテルの近くを歩いていると、 『社長!まぼろしのロレックスあるよ』 (どんな、ロレックスやねん!) 『まぼろしのエルメス要りませんか?』 (又まぼろしかぁ!手に取ったら消えるんちゃうかぁ?) 二人とも、ブランドにもコピー商品にも余り興味はないが、“まぼろし”といわれたら見てみたくなり、李さんに案内してもらう事になった。 李さんによると、コピー商品にも雑なものから本物と寸分変わらぬものまであるようで、今回はその中 でもスーパーコピー?と呼ばれるA級品を見に行く事になった。 車は住宅街を走り抜けて、やがてひとつのボロいマンション前に着いた。 奥まった入り口から薄暗い階段を上っていくと、感知式の電灯が僕たちの進行に合わせて点いていく。 まるで、テレビの警察24時みたいである。 入り口の前で待っているとすぐに売人がやってきて中に通された。 中に入るとそこはコピー商品が所狭しと並べられていて、一瞬テレビを見ているような錯覚に陥る。 ヴィトン、エルメス、グッチ、プラダ…。ありとあらゆるブランドのカバン等が置いてある。 特に自信のあるものは棚に並べてあるようだ。 ガイドの顔があるから、『見てるだけ〜』というわけには行かず、少し買ってそこを後にした。 結論:やはりコピーはコピーである。 あくまでもコピーとして、シャレで買う分には良いかも知れないが、余りお勧めできない。 勿論、日本国内に持ち込むのは御法度である…。 韓国でも、コピーを買うのはお金のない学生達だそうだ。 ちょっと見るだけと思っても地下のややこしい所に連れて行かれると、買わなくては帰れない状況になるので君子危うきに近寄らず である。 一番悪いのはこれらを買う日本人かもしれないが、韓国もそろそろこのようなコピーから脱却してコリアンブランドで勝負してもいいのではないだろうか。 同じコピーでも以前日本で流行ったアディダスadidasのバラエティコピー アジデスazidesu 等は笑えますが・…。 |
いよいよ最終日、今日は南大門市場で最後の買い物をして午後の飛行機で帰国する予定です。 しかし、朝起きると外の様子がおかしい。 異様に暗く、時間を間違えたかと思うほどだ。 よく見ると霧のようだ。僕達が韓国に着いたときから暖かく、その影響なのだろうか。 買い物をすませ空港に向かっているとどんどん霧が深くなってくる。 『飛行機飛ぶかな?』と独り言のようにつぶやくと李さんが空港に問い合わせてくれた。 『ダメです、昨日から飛行機が霧で来てないそうです。今日も一日CLOSEです』 『ガ〜ン!仕事ど〜したらええの?』とっ、とりあえずは飛行機の確保だ。 李さんが、僕の携帯で番号を回し、 『JALのデスクが出て、日本語が通じますから今日○○便を予約している三浦ですが飛ばないようなので明日の便に振り替えてくださいって言ってください』 『はっ、ハイ』 『中村さんは、日本に電話して関空のJALの電話番号を調べて貰ってください』と番号を回してもらって携帯を渡される。 40と50のおっさんがこれではまるで、初めてのお使い 状態だが、仕方がない。 李さんは自分の携帯で今日のホテルの確保をしてくれている。 飛行機も間一髪で翌日の午後便が取れた。 翌日、飛行機に乗り込もうとすると先に乗り込んでいた客が返されてきた。 今度は、関空が霧で着陸許可が出ないとの事・…。 アイゴー!(韓国語で喜怒哀楽を表す言葉)今度は関空か!! それでも何とか1時間遅れで飛び、無事日本に帰ることができた。 |
キムチ | ||
これはヤッパリおいしいです。 お店では食べ放題ですが、買うと結構高いんですね。 お薦めはケジャン:わたりガニのキムチ 高級料理に入りますから何処の店でもあるというわけではないですが、甘辛くて絶品です。 中村社長などはこれを食べに行った様なものです。韓国に行ったら是非食べてください。 |
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プルコギ(焼肉) | ||
焼肉。どちらかというとすき焼きに近いかもしれない。 | ||
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ビビンバ | ||
ビビル=まぜる バッ=御飯 石焼ビビンバはコチジャン(辛し味噌)を好みに合わせていれ、ぐちゃぐちゃとまぜて、『アフッ、アフッ、』言いながら食べてください。 | ||
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ネンミョン(冷麺) |
冷麺 なんかゴムを食べてるような気がして僕は余り好きではありません。 | ||
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カルビ(骨付き焼肉) | ||
骨付き焼肉 元々骨がついているものがカルビですから日本語の骨付きカルビという表現はおかしいですね。 おねーさんが、はさみでチョキチョキ切ってくれます。 |
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韓定食 | ||
韓国の家庭料理です。小さな白い小皿に野菜を中心とした料理がテーブルいっぱいに、これでもか!って云うぐらい出てきます。 | ||
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サンゲタン(参鶏湯) | ||
若鶏の丸煮、白湯スープ。中に人参、御飯も少し入っていてとり雑炊の様な物。 手羽先部分は韓国の男性は食べられない?(正確には食べさせてもらえない)そうです。 理由は羽が生えて浮気するからだって。おいしいのにカワイソーですね。 味の方は、薄くて僕はNGでした。店が悪かったのかもしれませんね。 韓国で店の前で呼び込みをしているところは、余りおいしくないかもしれません。 |
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お茶 | ||
お茶は中国から韓国を経て日本に伝わったのに、不思議な事に韓国ではお茶を飲む習慣がないのです。水または夏場には薄い麦茶を飲むそうです。 |
僕は、外国に行くとその国で走っている車を見るのが好きです。 それによってその国の、国民性や社会性が少なからずともわかるような気がします。 ソウルでのシートベルト着用率は見た限り100%。 運転中の携帯使用は罰金で、ハンズフリーが徹底普及している。 地下駐車場での事。 買い物から帰ると車の前に、他の車が前をふさぐ様に止まっています。 日本では考えられない事ですが、駐車可能台数を超えても入庫させて駐車スペースに入れない車は、止まっている車の前に垂直に止めます。 それらの車はサイドブレーキをかけていませんから、出庫の邪魔になると手で押しのけて出ます。 李さんの車はサムソンのSM520V といってもわからないでしょうが、日産のマキシマのフルコピー車です。エンジンは日産(日本製)のV6-2000cc。 価格が日本円でなんと約480万円とのこと。 たぶん車両価格はそんなに高くないと思いますが、何から何までオプションだそうで総額でそうなるようです。 回りの車を見ていると見た事が有るような車が一杯走っています。 三菱の車は現代(HYUNDAI)ブランドで現地生産で走っています。 ここにも、韓日関係や韓国人気質が感じられるような気がします。 さすが、コピー王国、日本車だけじゃなくベンツのそっくりさんも走ってます。 勿論、本物のベンツも走っていますが外車は関税が100%掛かるそうで、1千万の車は2千万になるということですから、韓国でベンツに乗ってる人はホンマの金持ちかも…。 韓国でも高級車はやはりステータスシンボルで、3年ぐらいのローンで車を買って、4年ぐらいで買い換えるそうです。 また中古車というものはなく、なぜなら韓国人は中古というものを嫌がり、見栄を張るからだそうです。 しかし、韓国人の年間2万キロという走行距離と韓国製自動車の性能を考えるとほぼ4年で寿命かなと思います。 (ちなみに、日本人の年間走行距離は1万キロ、アメリカ人は1万5千キロ。) 乗り換えた車は中国とかに行くらしい。(これは定かでないですけど) |
ソウルに入って気がついたのですが二輪車がほとんど走っていません。 その事を李さんに聞くと韓国は寒いし雪が降るから余り乗らないとのこと。 |
ミニバイクはナンバーの付けていないものが少し走っていました(勿論韓国でも違法らしい) バイクもホンダのコピーのようなバイクが走っていましたが車種までは不明。 CB400SFが2台ほどそのままホンダブランドで走っていました。 自転車に至っては坂が多いので一日1台見るかどうかだといってました。 実際、僕も自転車を見たのが(たぶん)アメリカ人がマウンテンバイクでトレーニングをしているのを見ただけでした。 |
韓国人はプライドが高く、貴族意識を持っている人が多い。 地位、職位など名誉心が強い。 感情表現が激しい。他人の前で感情をあからさまにする事は良い事。 これが、おくゆかしさを良しとする日本人と一番相反するところでしょうか) 帰りの空港での出来事。 昨日の欠航で飛行機が飛ばず、空港内も大変な混雑だった。 搭乗手続きも長蛇の列である。 三人共待っていても仕方ないので、社長と李さんにコーヒーでも買ってきてもらうことにして僕が待つことにした。 しばらくして二人が帰ってくると、李さんが、 『このハゲおった?』と聞いてきた。 彼女の視線の方を見ると僕達の右斜め前に白人が、韓国女性と並んでいる。 どうも割り込みをする気みたいだ。 『三浦さんが、ボォーとしてるから割り込まれるんです』 李さんは、僕からカートを奪い取ると割り込ませないように少しでも間が空くと詰める様にしている。 敵もさる者 それでもジリジリと前に入ってくる気だ。 ついに、李さん我慢の限界。一緒にいる韓国女性に文句を云った。 相手も何か反論しているようだ。 『なんていうてんの?』『ただ、ここにいてるだけやって』 しばらくすると、そのハゲ 僕達の後ろに割り込みよった。 でも、一番災難なのは僕である。一人待っていて叱られて…。 ケンチャナヨ(気にしない、問題ない、構わない、)精神が強い。 李さんに留学で来日した時にびっくりした事を聞くと、アルバイトでウエイトレスをしていた時、客の注 文を間違えて持っていったところスゴイ剣幕で怒られたらしい。 韓国では、こんな時ケンチャナヨ!(かまわへん!かまわへん!)で終わりらしい。 で もね、僕がホテルの鍵を返すのを忘れて空港までもって来た時『バカ!!もう、ホントにバカ!!』と怒っとった。 (こんな時も、ケンチャナヨ!ちゃうんかい!) |
嫌日、克日ともいう。 我々が、2泊や3泊の旅行で行く限りそのような事に出会うことはまずないと思います。 むしろ、日本人に対してはとても親切で友好的です。 しかし、過去の歴史から現在の教科書問題、首相の靖国神社参拝問題など対日関係には根深い溝が現在でも有ると思います。 |
これは、聞いた話しですが韓国では公務員または警察官になって2年で家を建てられなければバカといわれるらしいです。 つまり、交通違反なんかに対して今でも袖の下が横行しているらしく、車にはすぐに渡せるように常にお金を用意してあるとの事です。 注意:あくまでも聞いた話しで事実関係については一切確認していません。 一般社会においてもマージンは当たり前のようです。 これは日本の旅行社でもありますが、旅行中の買い物に対して或いは連れて行く人数に対してバックマージンが入るようです。 |
国土は日本の約25% 韓国の人口は約4,600万人。そのうち首都圏に約46パーセントが住み、ソウルに約22パーセントが住む。 宗教はキリスト教約52%、約仏教46%。 宗教としての儒教はなく、倫理、モラルとして根付いている。 韓国の土葬率は約80パーセントである。一人分の土葬に約1坪必要で、このままではお墓が無くなるという事で社会問題になっているそうです。 国として火葬を勧めていますが、宗教的な観念(儒教的な思想)からなかなか進まないのが現状との事。 空港に向かう途中の右側に平坦になっている丘があります。 そこはゴミの埋立地で韓国でもゴミ問題が深刻化しています。 コンビニにはLG25(韓国系)、BY THE WAY(アメリカ系)、ご存知ファミリーマート等があり、日本と違うのは店内にテーブルがあってそこでインスタントラーメンなどを食べられるようになっています。 |
韓国に行くならやはり少し高くなるかもしれませんが、パック旅行よりフリープランでガイドを雇っていくのがお薦めです。 安いパック旅行はスケジュールを見るとわかりますが空港に着いたところからマージン獲得の為あっちの店、こっちの店と連れ回され自由がきかないようです。 僕は今回の旅行で、普通のパック旅行の何回分かは、韓国を知ることができたような気がします。 コーヒー好きの方は、日本でカップのコーヒーを買っていったほうがいいと思います。 韓国のコーヒーは缶も含めてまずいです。 両替は空港で済まして置いた方が、ホテルより手数料が安いと思います。 滞在期間中何処で買い物をするかで両替する金額は変わってきますが、大体は日本円及びカードが使えるので、1〜2万でいいのではないでしょうか? カードは、アメックスよりVISAやJCBの方がよろこばれます。(理由はわかりません) 基本的に何処でも使えますが、ややこしい店(コピー屋)等では、使わないほうが賢明かと思います。 また、韓国は、物価は思ったほど安くありません。 李さんによると、自費で広告を出して日本の雑誌等に載せる場合があるので、ガイドブック に載っているからといってよい店とは限らないそうです。 勿論、ガイドに連れて行ってもらってもマージン率のいい方に連れて行かれる可能性は大きいと思いますが。 |
韓国は自分が思っていたよりもはるかに厳しい国です。 自然が厳しい、大地が厳しい、そして生きていくのが厳しい。 それ故にみんな生きていくのに必死な国です。 政治が悪い、何が悪いと文句をいう前にみんなが必死で働いているように見えます。 市場のおっちゃん、露天のおばあちゃん、デパートの店員、みんな売り込むのに必死です。 Mind your business! (自分の仕事を一生懸命しなさい!)と云われているような気がした旅行でした。 勿論、どこの国にもそこに住む人達にもいろいろな面があり、良い面も、悪い面もわずか3〜4日の旅では何一つわかりませんが、 近くて遠い国から、日本に一番近い国 韓国へ 僕の韓国への旅はこれからも続きそうです。 アンニョン! |