イラスト:住吉偉知子
プロフィール
名前… | モモたん (モモパパが付けてくれたの、ちょう〜お気に入りなの) |
生年月日… | 2001/02/18 |
性別… | 女の子 |
趣味… | おさんぽ、カジカジする事(でも、よくおこられるの…。) |
性格… | 優しくて、人間大好き! (ちょっと落ち着きが無いって云われるけど…。) |
特技… | モモパパとバイクにのること。 |
将来の夢… | 盲導犬か介助犬になるんだ!(現在は介助され犬…。) |
*下に行くほど新しい内容となってます。
しつけ編 | |
3月28日,我が家に新しい仲間が増えました。2月18日生まれのビーグルのモモたん(女の子)です。 ネコ好きで通っている私が何故?と言われますが、基本的に動物はなんでも好きなんです。ネコは実家で飼っているので何年か振りにわんこを飼う事にしました。 先ず、犬種選びです。今まで、小型犬しか飼った事が無かったので、一度大型犬が飼いたかったのですが、やはりスペース的にムリで中型犬にしました。 ペットショップをのぞいてみると、コーギー、柴などたくさん候補がいたのですが、周りに飼っている人がいないビーグルにしました。(ビーグルってあのスヌーピーのモデル犬なの知ってました?) ホントは、ノラコで良かったんですが最近野良犬とか捨て犬とか居てないですね。 実際飼ってみると、ネコの30倍は手が掛かりますネ。イヌって。 トイレのしつけも、ネコは勝手に覚えてくれますが(中にはシャワーリングで大変な子もいてるそうですが、うちの子は全員勝手に覚えてくれました)イヌは大変です。 初めは叱らず、できたときにほめるようにしてたんですが、あっちで『シャー』、こっちで『シャー』やっと片付けたと思ったら横で『う〜ん』おまけにう○こ踏んづけてその辺走り倒すから、こっちが『ギャー、ワァー』。 そんなんが、毎日毎日続いて半分ノイローゼ状態・・・・。ついに我慢の限界、抱きかかえて叱ると『クーン、クーン』とこれがまたなんとも切ない声でおまけにしゃくりあげる様にして鳴きよる。その声が僕にははっきりと『ごめんネ、ごめんネ』『もう、ちないからゆるちて・・・。』に聞こえた。僕は思わず『もう、モモたんは、おねーたんやし、かちこいからちゃんとできるもんなぁ』と抱きしめると今度は、顔を胸に埋めて目をウルウルさせよる。 余りの愛おしさにこちらまで涙が出そうになった・・・・。 そんなモモたんも、3ヶ月を越えた頃から、やっとトイレもできるようになりました。(まだたまに失敗するけど。) ビーグルもコーギーと同じで幼犬から成犬になると顔がすごく変わるんです。 |
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おさんぽ編 | |
3ヶ月の八種ワクチンの接種が済んだらいよいよ、おさんぽデビューです。 この頃のモモたんはちょ〜可愛くて、すれ違う人がみんな『かっわい〜〜!』の連発。 ちょっとした、町のアイドル?のようです。(そう思っているのは僕だけ?) 飼い主の僕としても、鼻た〜かだか!です。 モモたん、人生の華の時代到来です。 でも、華の時代はそんなに長くは続きません。 この間なんかね、モモたん暑さのためにハァッ、ハァ言うておさんぽしてたら、前から歩いてきた小学生の女の子がモモたん見て逃げよった…。ショック!!(僕見てじゃないですよ、念のため。) でも、モモたんの寝ぼけた顔がかわいいのも、いたずらして見つかった時のバツの悪そうな顔がメッチャかわいいのも知ってるからね。まぁええか。 しつけの本を読むとこの散歩のときに、しっかりと主従関係を築かないといけないと書いてあります。 なんせ、モモたんは誰に似たのか落ち着きが無いですから、電柱を見たらダァー、子供を見たらダァー、自転車が走っているのを見たらダァーっと走っていこうとします。
でもここは飼い主の腕の見せ所、しっかりとリードをコントロールして誰が飼い主かしっかりと教えてやらねばなりません。 行きたい所に行けないせいか、その内に『歩くのイヤイヤ病』が出てきて道路にへたり込んで抵抗しています。 こうなると、お互いのこんくらべです。 そのかいあってか、最近ではちゃんとおさんぽできるようになりました。 でも、モモたん僕の事を飼い主と認めているかというと、これがどうも怪しく『ツレ』か『ダチ』のように思っているようです。 この間もリビングの床にソファーを背もたれにしてテレビを見ていたら、いたずらをしたので叱ると、くるっと後ろに回りソファーの上に乗ると僕の頭に『お手』しよった…。 まっ、まぁええかぁ。 |
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夏物語り編 | |
『これって、もしかして…。』 モモたんは滅多に吠える事がないのですが、先日リビングの出窓から外の一箇所を見て激しく吠えています。吠えるだけでなく『ウゥー』とうなっています。おまけに遠吠えまでして…。 何かいるのかなとおもって、外を見ますが何もいません。 まっ、まぁええかぁ。 『深夜の大運動会』 ビーグルと云う犬種が元気がいいのか、モモたんが元気過ぎるのか…、わかりませんが散歩に行った後でも狭い家の中を縦横無尽に走り回っています。 それが夜中にでも急に走り出すから大変です。 今まで寝てたかと思うとムクッと起き上がって何かに取り憑かれたかのように、急に走り出します。 その繰り返し。 まっ、まぁええかぁ。 モモたんとバイクに乗って夜の散歩に行ったときの事です。 初めはすぐに出てくるだろうと思っていたのですが、何処を探してもいません。 探しているうちに午後の10時をまわっていたので、一応警察にも捜索願を出す事にしました。 僕としては、事故も心配やけど誘拐にでも合ったらと思うと、居ても立ってもいられません。 『もう、おかず勝手に食っても怒らんから出てきてくれ!!』 まっ、まぁええかぁ。
モモたんが来てから、はや7ヶ月。 初めは、外で飼うつもりが、ずぅ〜と家の中に居るし、 サークルの中で寝るはずが、たまにベッドの中に入っとるし、 ペットフードしか食わさんつもりやったのに勝手におかず食いよるし、 介助犬の様に賢く育てるはずが、いっこもゆう事聞かへんし、 床は傷だらけ、障子は穴だらけ、壁は破くし、敷居までかじるし…、 ローンがあと34年残ってるけど…。 モモたんカワイイから まっ、まぁええかぁ。 |
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モモたんにとって2回目の夏がやってきました。 今年の夏はモモたんを海に連れて行ってやろうと計画していたのですが、時間がとれず近くの武庫川に連れて行きました。 僕が先に川の中ほどまで入って、モモたんを呼ぶと一歩一歩川の中に入ってきました。 誰に教えてもらったわけでもないのに犬かきでやってきました。 目をしょぼしょぼさせながら泳いでいる姿は、かわうそみたいでとてもかわいかったです。 モモたん、来年は海に行こうな!! |
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モモたん がっこに行く その1 | |
最近サークルの中に入れると出してもらおうと吠えたり、いたずら等、問題行動が多くなってきたのでしつけ教室に通う事にしました。 初めにトレーナーがそれぞれの犬を把握する為に飼い主に困っている事(問題行動)を書かせます。 モモたんの問題行動は、前述の『吠える』以外に『かじる』『いたずら』『飛びつき』『拾い食い』があります。 しつけ教室と言うと犬を預けたら訓練士が立派な賢い犬にして返してくれるように思いがちですが、実は訓練を受けるのは飼い主の方なのです。 いわば飼い主の責任なんですね。(反省) また、中にはそれが問題行動だと気づいていない飼い主もいます。 例えば、『うちの子は元気が良くて散歩に行ったらぐいぐい引っ張っていくのよ』とか、『うちの子は散歩の時間になったらリードを咥えて来て散歩にイコって催促するの。なんて賢いのでしょ』って自慢してる飼い主もいてますが、これって犬語に直せば(最近犬の言葉を翻訳する機械が市販されましたね) 『何しとんねん!おばはんハヨこんかい!』 ってとこでしょうか。 何々、うちの子はそんなにガラ悪くないって!すいません!標準語に直しておいて下さい。 犬は本来リーダーを求める性質があり、そのリーダーの下で暮らす事により安心を得ます。 しつけ教室では初め、犬を壁につないでトレーナーを中心に飼い主は真ん中に集まります。 このときの犬の反応は大体次のように分かれます。
さて、どの犬が一番良いか分かりますか? この時の犬の気持ちを翻訳すると、
そうなんです。 3番の犬との関係が1番良く、飼い主との信頼関係が保たれています。 2番のような犬はまず、1番の犬のように飼い主に興味を持つようにさせてから、 3番の様な状態に持っていきます。
次にトレーナーから1ヵ月後の訓練までに飼い主に宿題が出されます。 つまり、訓練の実践編です。
これらを聞いた飼い主は一様に『え〜〜』と言うような顔をしています。しつけ教室が飼い主の訓練だと言うのが分かってもらえたでしょうか? まずは、『犬は犬らしく』という飼い主の意識改革から始まります。これが、案外難しいのです。どうしてもかわいそうやとかいう意識が働いてしまいますから。 我子の様に可愛がると言う表現がありますが、我子の様に愛情を注ぐと言うのと、犬を人間の子供と同じように育てると言うのは違うようです。
しつけ教室は全4回からなり、1回目は上記のような事をトレーナーから説明を受けます。 トレーナーは各犬の特性を見抜き、各々の家庭環境やライフスタイルにあったアドバイスをします。 人間も十人十色の様に犬も十犬十色です。犬種によっても違いますし、一見正常のように見えても足が少し弱い子等もいるようです。(最近は足、人間で言うと足関節や股関節などが弱い子が多いそうです) それらの子には散歩の仕方などもアドバイスされます。
そして、これから1ヶ月間自宅での訓練が始まります。(つづく)
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モモたん、がっこに行く その2 | |
モモたんを家の中で落ち着かす為に犬小屋を買ってきて昼間は外に出すことにしました。
前回トレーナーにこのことを相談したら『まだ、ちょっと早いかな』と言われましたが、とりあえずやってみることにしました。 1日目は外を通る人等が相当気になったらしく興奮して家の中に入れるとグタァっと死んだ様に寝ていましたが2日目からはそれも飽きたのか、或いは不安になったのか、家の中に入れてもらおうとモモたんの攻撃が始まりました。 まず、吠える。それが無視されると今度は実力行使です。 モモたん、その度に紐がダンダン短くなり自由が利かなくなっていきます。これもほんとは短くて良いそうです。 それでも、最近は僕が帰るまでおとなしく外でいてますし、家の中に入れてもゲージの中で朝まで寝てます。 そのかいあってか、2回目に行った時は前回より落ち着いていてトレーナーにいきなりほめられてました。 今日はリードウォークの練習です。 飼い主が引っ張られずに歩く練習です。 リードを首輪につけ飼い主はリードを短く持ち犬が飛び出そうとすると小刻みにリードを引き不快感を覚えさせてそれを止めさせます。(この際に付けるのは、胴輪はダメです。) 本来、飼い主の腕にかかる負担はリードの重さだけでなくてはなりません。 元気な柴犬を飼い主に代わってトレーナーがリードも持ち、犬が飛び出そうとすると小刻みにチョン、チョンと引くとエライもんで、段々飛び出さなくなりその場で止まりました。 ラブやゴールデンの大型犬はこれをかなり強くしないと、『ダメ』と言うことがわかってもらえないから大変そうです。 モモたんは小さい時からこれをやっていたので、またほめられました!! この日に注意されたのは、僕は無意識に『待て』と言う言葉を口ぐせのように使っているようです。 1ヵ月後の訓練まで今日の復習です。(つづく) |
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モモたん、がっこに行く その3 | |
モモたんもようやくガレージ生活にも慣れてきたようです。
今日もまず真ん中に集まって経過報告から始まります。 今日の課題は前回のリードウォークの復習とアイコンタクトの練習です。 名前を呼んで、飼い主の眼を見る子は言葉で褒めてあげます。 犬が『もっとして!』という感じになるようにします。
そして、リードウォークとアイコンタクトが宿題に出され今日の訓練は終了です。
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モモたん、がっこに行く その4 | |
1クール4回の今日が最後のがっこです。 お正月を挟みましたから家にたくさんの人が来たりして触ったりするので、この時期はレベルが戻って当たり前でそれを維持しているのは、レベルが上がっていると判断してよいそうです。 モモたんはと云うと今日は何か少し落ち着かない様子です。 今日のリードウォークは大型犬とその他の犬に分かれて行いました。 大型犬が終われば今度は反対になります。 モモたんは『・・・。』です。
がっこは一応今日で終わりですが希望者は2クール目に入ります。
がっこを終えてみて その1でお話ししたようにこの訓練は或る意味、飼い主の訓練です。 その成果はといいますと、モモたんは・・・。 中に入ったら直ぐに寝てます。時々、生きてるか心配になるくらいです。 でも少し淋しいような気もしますね・・・・。
しかし、飼い主には許容できる問題行動でもそれがいつまわりの人間や物が対象になるかわかりません。 だからやはり、適切な飼い主との主従関係や常に飼い主がコントロールできるようになることは大切な事だと思います。 |
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