【資格ゲッター しんいち君】

しんいち君

イラスト:住吉偉知子

これまでの主な収得資格・免許・許可一覧



残念!挫折した資格試験・免許・許可一覧




































































































 

これまでに挫折した資格一覧


  

 

  1. 一級小型船舶操縦士免許の巻。
  2. 福祉住環境コーディネーターの巻
  3. 大型自動二輪の巻

 

   
一級小型船舶操縦士免許の巻。  
   

前からほしかった小型船舶の免許に挑戦しました。

何故いきなり1級なの?とよく聞かれますが、勿論1級船(クルーザー)を持っているわけも無く、せいぜい乗ってもジェットスキーぐらいですから4級免許でも良かったのですが、4級は誰でも持ってるしどうせ取るなら1級を取ろうと思っていました。

1級小型船舶操縦士免許を取るには2つの方法があります。一つは養成所(自動車の教習所のようなもの)に通って取得する方法。もう一つはスクールに入って講習を受けた後、国家試験を受けて取得する方法。

前者は確実に取れますが、ある一定の期間(ほとんど地方に)通わなければなりません。 後者も講習の為通わなければならないのですが、この近郊で受けれます。

当然泊り込みで行ける時間的余裕が無いので、スクールで講習を受けてから国家試験を受験する事にしました。

先ずは、スクール選びです。ネットで調べて資料を請求して比べてみますと講習費は各校大差ないのですが、1校だけ一日講習でOKという所があって電話をしました。

『船のふの字も知らないのですが大丈夫ですか?』『大丈夫です、女性でもたいがい一回で合格されています』との言葉を信じてこのスクールに決めました。

実際釣りで船に乗ることはあっても操船等した事等なく、コンパスを持って来てくださいと言われて方位磁石を持っていったぐらいですから・・・。

そして、受講の日が来ました。午前中、4級船(モーターボート)を約40分乗って実習は終わりです。午後からは4級の講習、そして1級の講習と約4時間ぐらい受けてなんか分かったような分からんようなまま終了しました。

後は、分厚い過去問題集を渡されてこれをやっておいてくださいということでした・・・。 とにかく試験まで一ヶ月しかありません。この過去問から約6割は出るようです。

そして、試験当日何とか学科は合格しその午後、学科合格者にはスクールより約30分の1級船の実習がありました。 初めて乗る1級船は一機がけでまともに動きませんでしたが、事前に口頭試問さえ答えたら実技は心配しなくて良いと言われていたので甘く考えていました。

実技試験は操船技術の他に口頭試問が約30〜40問、ロープワーク、航海計画の作成、ハンドスコープ、六分儀による計測等があります。

口頭試問とロープワーク、航海計画の作成は何とかなりましたが、ハンドスコープ、六分儀による計測ができませんでした。

(実際にハンドスコープで海図上に自船の位置を出すのも、六分儀の実物を見るのも当日が初めてでした)

操船に至っては問題外でまっすぐに走れない、小回り回頭できない、左舷着岸できない、人命救助に至っては助けるどころか轢いてしまうというお粗末。

終いには試験官が無口になっていました。結果はものの見事に不合格。当たり前田のクラッカー(と言っても知ってる人はほとんどいない)な結果となりました。

3ヵ月後の再試験を目指す事になりました。今度は失敗するわけには行きません。ホントはこっそり取ってから自慢するつもりでしたが知人に頼んでその知人の加入しているマリーナからモーターボートと1級船を借り、特訓しました。

その甲斐あって何とか二回目で合格することができました。

振り返ってみて、4級免許はこのプログラムで十分合格できますが、1級免許はある程度4級船に乗っている人でないと、私の様な全くのド素人には少し難しいかも・・・・。
(だって、船ってブレーキはないし、舵曲げたって素直に曲がらないんだもの) 

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福祉住環境コーディネーターの巻  
   

福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障害者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザーです。

医療・福祉・建築について体系的で幅広い知識を身に付け、各種の専門家と連携をとりながらクライアントに適切な住宅改修プランを作成します。また、福祉用具や諸施策情報などについてもアドバイスします。

3級、2級があって2級合格者は、介護保険制度による居宅介護住宅改修費の支給申請にかかる理由書作成が、ケアマネージャー、作業療法士と共にできます。
(1級は平成14年度に2級合格者を対象に創設される予定。)

受験資格など一切無く誰でも受験でき、また3級、2級同時に受験もできます。

実際に勉強していくと『ほぉ〜・なるほど!』と感心する事も多く、ご家庭に高齢者や障害者が居られる方や、これから住宅の新築や改修を考えている方などは是非勉強しておいて損の無い資格です。

試験方式は3級が4択、2級が5択で、合格率は3級が50%前後、2級が30%前後ぐらい、ともに、70パーセント以上が合格です。

 この資格を知ったのが3月末で試験が5月27日 約2ヶ月しか準備期間がありません。

ところが、5月2日に下水漏れ事故があり、緊急で床の突貫工事をする事になりました。

家主の連絡から工事の手配、荷物の搬出(なんせ床ですから、荷物を一時全部出さねばならず、完全に引越し状態)そして突貫工事、荷物の搬入と目のまわる忙しさで精神的にも勉強どころではなく、合格が危ぶまれましたが何とか2級、3級共に合格できました。

これから受験される方の参考までに、最短でかつ一発合格する為の受験のポイントを書いておきます。ただしこれは最短でかつ一発合格する為だけの勉強の仕方です。実際にはフォローアップ実践研修などを受けて、その上で経験を積んで自己のレベルアップをはからないとクライアントに対して適切な住宅改修プランの提供などできないので念のため。

先ずは、準備編。

東京商工会議所の発行しているテキストを買う。 次に問題集です。この問題集選びが合否の決め手になります。これは市販の物しかなく実物を見てポイントの合っている物を買って下さい。

中には、本試験より妙に詳しかったり、反対に簡単すぎたりするものがあります。 また、答えがすぐに見えるものも答えを覚えてしまってダメです。

もし、使ってみて合って無かったらさっさと諦めて適切なものを買い直して下さい。 特別に準備するものはこれだけで十分です。

次に、実践編(実際の勉強の仕方)ですが、一般的によく言われているのが先ず、テキストを一通り読んであとは徹底的に問題集をやる方法。

 これもいいのですが、結構な量があり読んでいるうちに何処がポイントか分からなくなったり、時間が無くなったりする恐れがあります。

そこでお薦めなのが、いきなり問題集をやる方法です。 何も知らなくても、全然分からなくてもいいんです。

横にテキストを置いて問題を解く。本試験と同じように択一問題になっていますから、1問づつ○×を付けていく。

その問題肢全てが、ポイントになります。テキストを開けてそれが書かれているところにアンダーラインを入れる。

×の問題についてはどこが×なのか理解する。

知らなかったところ、分からなかったところは、ノートに箇条書きにして書いておく。

また、それぞれの項目ごとにまとめる。例えば医療ならば、『老人の身体特性について』から『脳血管障害』や『脊損』など各疾患について個別にまとめる。

建築ならば『日本の住宅特性』から『玄関』、『トイレ』、『浴室』などスペースごとにまとめる。

概ね、2級は3級を深く掘り下げた内容になっているが、中には3級のレベルで横に広がっている問題もあるので、注意が必要です。

それぞれ、級別にノートを作っておくと後で整理し易い。

これで、自分専用のノートができたわけです。後はこれを覚えるだけ。 この試験は、覚えた事がほぼストーレートに出てきますから、アウトプットし易いです。

3級、2級ダブル受験される方は、あまり3級の方の勉強に時間を掛けすぎない事。 2級に照準を合わして、勉強してください。

あっ、そうそう、2級を受験される方は受験票に写真の添付と身分証明書の提示(試験当日)が義務付けられます。

なんでかなぁ〜と思っていたのですが、先日合格証が送られてきてびっくり。

2級はプラスチックカードで写真付きなんです。僕なんか、その辺のインスタント写真で取ったからほとんど指名手配写真。
(誰ですか?元がどうとか云ってる人は…。)

2級を受験される女性の方でチョット自信が…という方は、奇跡の1枚を用意するか、修正してもらった方が・…。

なお、当日本人照合で別人と間違われても当院は一切感知しませんので念のため。

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大型自動二輪の巻。  
   

バイクに乗り出した頃からの夢であった大型免許を取る事にしました。
昔はナナハン免許、或いは限定解除といってライダーには憧れの免許でした。

合格率も低く、みんな何回も試験場まで通って必死で取っていましたが、現在はアメリカからの圧力と規制緩和とやらで教習所でも簡単に取れるようになりました。
そのため、今ではツーリングに行ってもほとんどが1000ccクラスの大型バイクです。

それでもバイク自体に乗る機会も減って大型免許はいつしか遠い物になっていました。

そんなある日近くの教習所がバイクショップとタイアップして新型車の試乗会があるということで行ってみることにしました。
会場のコースには、ハーレー、BMW、ドカティ等の外車をはじめホンダ、カワサキの新型車が並んでいます。
それらを順次試乗して帰る時には、興奮した勢いで教習所を申し込んでいました。

『しまった・・・・。またワナに掛かってもた・・・。』と少し自己嫌悪に陥ったのですが『まぁこんな機会でもないともう一生取る事無いもんなぁ』と気を取り直し教習所通いが始まりました。

16、18の子達と一緒の教習というのは少しこっぱずかしいものですね・・・。
あの頃ボク達と同じ時に通っていたおっちゃん、おばちゃんもこんな気持ちだったんだろうな・・・。

ボクは普通二輪(中型二輪)と普通免許を持っているため学科なしの8時間乗るだけです。

知らぬまに免許の種別も変わっていてびっくりしましたが、何がびっくりしたって教習所の変わりようには驚きました。
ボクが免許を取った頃は教習所の教官はみんな偉そうにしていましたネ。
バイクの教習の初日に『バイクは危ないもんやから指導の際言葉も荒くなる、それがいややったら今すぐに辞めたらええ。今やったら全額返したる』と言ってましたから。
それを聞いた同級生は即『辞めたるわ!』と言って帰っていきましたがボクはそんな勇気も無くそこからひたすら暴言に耐えたのを覚えています。
それに比べると今は言葉使いはとても丁寧で教え方、技術もとてもしっかりしていました。

まぁ、20年以上も前の話ですから・・・・。

教習は普通二輪(400ccまで)と同じコースでするのですが、基本的に普通二輪を持っている大型教習生は決められたコースを自由に走って時々注意を受けるというような感じです。
教習所には教習所の走り方やバイクのライディングポジションがあって、長い間自分なりの癖がついているのでそれを直すのが大変です。

それよりも難儀だったのがあの無機質なコースを覚える事でした。
2コースしかないのですが、あの順番がなかなか覚えられなくて・・・・。
元々、方向音痴やし、地図見られへんし、カーナビついとっても道迷うくらいやから、こんな無機質なグルグル回るコース覚えられるかい!!って感じで・・・。
でも、コースを覚えてなかったら安全確認が遅れるから絶対合格しないんですね・・・。
実際、最後の見極めで1回落ちてしましました・・・。
みなさんも、コースだけはしっかりと覚えてから挑んでくださいね。

そして、卒検(懐かしい響きでしょ!)
折りしもその日は朝から雨!しかもトップバッター!
2コースあるコースは当日決められます。
僕のコースは最後に急制動のあるコースでした。
雨の日の急制動は距離が少し緩和されて長くなります。
初めの説明でいつもより距離が長いから絶対に無理しないようにと温厚な教官から注意を受けました。

そして、試験開始。

コースもばっちりです。S字、クランク、1本橋、等規定をなんとかこなし、いよいよ最後の急制動です。
初めの周回で少し急制動の練習をすると思ったより短い距離で止まれるような感じがしたので、トップバッターやし、おっちゃんやし、大型やし、ちょっとええとこ見せよかとブレーキングをしたら『えっ!』 前輪がロックしてズルッ! 滑った・・・・。

瞬間にブレーキを離したので、すぐに体勢を立て直しあわや転倒!という事態は免れましたが、帰ってきたら温厚な教官が顔を真っ赤にして『だから、無理するなって!いったやろ!!まぁ、すぐにブレーキ離したからコケへんかったけど・・・。』

と怒られました。真剣に安全面を考えて怒っているのが伝わってきます。
結果は何とか合格。もしあれで転倒してれば即不合格です。(その後、一人コケてました・・・。)
後は、明石(兵庫県の試験場)に行って適性検査を受けて免許交付となります。

振り返ってみて、たまに教習所に行くのも良いと思いました。
シュミレーションは格段に良くなっていて、危険予測等参考になりました。

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