元気日記
(第159号:瞳いっぱいの涙)7/19(海の日)28:00
あ、暑ぅ〜〜〜。。。。煤i; ̄□ ̄A アセアセ
関東地方南部はすっかり真夏モードに突入しております。梅雨って今年あったっけ?と思うくらい、早くから来ていた夏。
でも、新潟や福井の豪雨で多くの方々が被災されたことを考えれば、この暑さをどうのこうの言ってられない気がします。
被災された地域には、様々な人が住んでいたと思います。
いつも、このようなことが起きるたびに父はその地域に住む障害を持つ人たちはどうだったのか気になってしまいます。
報道は老人に対しては多くスポットを当てていましたが、障害者の方に当てていることはほとんど無いのが現状。
真の意味での社会的弱者が、このような更なる難局に遭遇した時に、生きてゆくことがいかに困難かは身を持って分かります。
それだけに心から彼らの幸運を願わずにはいられないのです。。。
さて、カレンダーはもう7月19日。子供たちはそろそろ夏休みに突入する時期ですね。
この“夏休み”っていうやつは、毎年どこの家庭でもどうやって過ごすか、苦労されているのでは?
状況の変化に対する、対応が難しい自閉症児にとっては、夏休みもやはり状況の変化を伴うできごとの一つです。
毎年この時期になると、夏休みなんて無くていいのに・・・・と、ついつい思ってしまうのです。
昨年までの我が家は、夏休みをいかに乗り切るのか、40日間のスケジュールとにらめっこ。
サポートハウスや地域のわくわくプラザ、そして父の夏休みを組み合わせながら、じい・ばあの負担を最小限に抑える。毎年そんなスケジュールを立てていました。
でも今年は、じい・ばあの負担を考えると、施設Bで平日を過ごさせてもらうのが、りょうまにとっても我が家にとっても一番現実的な選択であることを一番分かっている父。
じい・ばあ自身は、昨年のようにりょうまを見たいとの希望があるのですが、ばあの足の件や高齢の2人に昨年より更に大きくなったりょうまを見てもらうなんてやはりできません。
更に父自身も、まだ夏休みも取れるかどうか決められないくらい多忙な日々を送っている現実。
そんな訳で、今年はりょうまにとっても初めてのパターンの夏休み。
きっと彼なら、乗り切ってくれると思います。がんばれ、りょうま!
先週、学校で面談があり、初めて担任の先生とじっくりお話しする時間ができました。
この春から、生活や学校など全てが新しい環境になったりょうま。
変化が一番苦手な自閉症のりょうまにとって、この春は想像ができないくらい精神的にストレスが溜まっていたことは間違いありません。
学校での姿も、やはりそれを感じさせる部分も多く、りょうまの頑張りが先生の話からもひしひしと伝わってきます。
なかなか友だちとのかかわりを持ちにくい障害ですが、自ら友達のそばに寄って行くこともあったようで、意外な一面を知りました。
パワフルな仲間たちの中でちょっと控えめな姿。
ローラースケートが好きで、楽しく乗っているようで驚いてしまいました。
でもローラースケートにどんな風に乗ってるの?(先生に引かれているが正解?)
りょうまにも先生にも、手探り状態だった1学期。2学期には、一味違うりょうまになって学校に行けるといいな。。。
この3連休、行きましたよ。(土・日の2日間)
どこって?・・・・・海です。(また?って思いました??)
何しろこの時期は、朝が勝負な湘南海岸。ちょっとの出遅れが、そよ風親子には命取り。
渋滞や駐車場待ちはりょうまにとってストレスそのもの。
ですので、朝9時前には海に到着のパターン。
由比ヶ浜海岸はもう既に人も多く、駐車場も何とかゲット。(良かった〜。。。)
海岸を歩くりょうまの表情は心成しか微笑んでいます。
りょうまの背中に父が日焼け止めを塗って、りょうまが塗ってくれないので父自身の肩に塗りいざ海へ。
最初はなかなか海に入ろうとしなかったりょうまも、徐々に徐々に海の中へ。
そして浮き輪でぷかぷか浮き始めた頃には、笑いも出てこちらまで可笑しくなってしまいました。
海を見つめるりょうま。(裕次郎かと思ったぜ(笑)) 最初はなかなか海に入りませんでしたが・・・
1時間ほど海を満喫して帰宅。楽しかったね。
夜、父はじいに肩に手のあとが付いていると指摘されました。自分ひとりで塗ったのでくっきりと、日焼け止めの手の跡が・・・。
りょうま、パパの背中にいつか塗ること覚えてね、たのむ!!!
今日は、久しぶりにサポートハウスWにお世話になりました。
久しぶりに会った先生方から、「大きくなったねぇ」と言われキョトンとするりょうま。お前のこと言われてるんだぞ。
サポートハウスではとても良い子でいた様子。
今回迎えに行った時、りょうまの意外な一面を見ました。
ボランティアのKさんと遊んでいたかったのか、帰ることを察知したりょうまは大きな瞳に涙をいっぱい溜めて、悲しそうに泣き始めたのです。
Kさんと両手をつなぎ、膝にうずくまるりょうま。
すごく分かってるんだね。分かれることの悲しい気持ちも感情として出せるようになったことに、父としては驚きと成長を見た気がします。
Kさんから帽子をもらい、それを被って家路についたのです。(すみません、Kさん)
Kさんからもらった帽子。なかなか似合ってます。
知らず知らずのうちに、色々なものを吸収して成長しているんだね。りょうま、パパは何か嬉しいよ。。。
次回は、7/25(日)23:00頃(目標で)更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。
※ 2ヶ月ぶりに、〜便りは風に乗って〜を更新しました。