元気日記
(第161号:10歳の誕生日)8/1(日)24:30更新
『ラッセラー、ラッセラー、ラッセラッセラッセラー!』
青森ねぶた祭りでの掛け声。飛び跳ねる元気なハネト達。
なんて活気のある、祭りなんだろう!
19年前の夏。まだ学生であった父は、夏休みを利用して自転車による北海道1周を決行しました。
関東南部から、駅前で野宿をしながら、国道4号線をひたすら自転車で北へ走りたどり着いた青森駅。
確かその日は8/1だった気がします。ちょうど巡り合った祭り、青森ねぶた祭り。
青函連絡船を待つ間、この祭りを見てとても感動したことを思い出しました。
今年も今頃、青森ではあの活気のある祭りが繰り広げられていることでしょう。
いつかまた、あの感動を観に、今度はりょうまと行ってみたいです。
その9年後の7/31。りょうまが誕生します。
りょうまが生まれてきたその日の感動を父は忘れません。
看護婦さんが連れてきた、生まれたばかりのりょうまをはじめて抱き上げた時の感動は、言葉では言い現せません。
その後、りょうまが自閉症であると知った時、目の前にいるりょうまが、それまで以上にもっともっと可愛くて愛しくてしょうがなかった事を覚えています。
そしてあれから10年が経ちました。
りょうまは10歳になりました。
誕生日おめでとう。10年間色々なことがありましたね、りょうま。それぞれの出来事が走馬灯のように駆け巡ります。
でも、君はいつもどんなときにでも、目の前の状況に適応してきました。色々な人たちを味方につけて。。。
本当にすごいよ。本当にえらいよ。だって、10歳だもん。
こんなに状況の変化がある紆余曲折の道を歩いている10歳は日本中でもそんなに多くないと思うよ。
パパが、褒めてあげるよ。誰よりも君を褒めてあげるよ。
10歳の誕生日おめでとう。そして、これからもよろしく。
おめでとう、りょうま。10歳だね。
週末、ひまわり畑に行ってきました。
ひまわりの花っていいですね。父はこの花が結構好きです。見ていて元気が出てきます。
太陽に向かって陽を燦燦と浴び、まっすぐに一生懸命背筋を伸ばして立っている姿。
なんだか、りょうまを見ているみたいです。
ひまわり畑(何か元気が出てきます) ひまわりの花って大きいなあ〜!
週末のりょうまとの時間。
夏の風景。照りつける太陽。広い青空。遠くに見える入道雲。耳の中でこだまするセミの鳴き声。
彼から教えてもらったかけがえのない時間と、素敵な空間。
都会の雑踏の中で、ついつい忘れてしまいそうになる、自分の存在。
10歳のりょうまに、4倍近く生きている父が教えてもらう事はたくさんあります。
この時間と空間は、決してお金では買えないものです。
ありがとう、りょうま。
かけがえのない時間と空間をありがとう、りょうま。
D養護学校の先生方から、素敵なバースデーカードをもらいました。父もじいもばあも感動です。ありがとうございました。あまりに嬉しかったのでご紹介します。⇒
今までの10年をホップとすれば、これからの10年はりょうまとのステップの10年になることでしょう。
これからの10年をパパは絶対無駄にしないからな、りょうま。パパをしっかり見ていてくれよ。
次回は、8/8(日)23:00頃(目標で)更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。