元気日記(第168号:公園でのできごと)9/20(敬老の日)翌早朝更新

 

 

9月に入り、群馬・長野の県境にある浅間山が噴火しました。

実は100km以上離れた、ここ神奈川県北部でも恐らくその灰が降っております。

と言っても、灰が空を舞っているが見えるというわけではなく、このところ愛車ファンカーゴには明らかに灰と思われる汚れが目立ちます。

100km以上離れたところから運ばれる火山灰。そういえば、春先に何千kmも離れている中国から風に乗って黄砂が飛んでくることを考えると、不思議ではないことです。

風は多くのものを運んできます。まさに自然の凄さを感じます。

いつも思いますが、自然の中では人間は何てちっぽけなのでしょう?

 

イチョウライン.bmp (8694 バイト)

 

話は変わって、今日は敬老の日。

りょうまのじい・ばあ(私にとっては父・母)も気がつけば世間でいう老人です。

町内会では今日、70歳以上のお年寄りにお菓子が配られました。

こういう日が来ると、(かなり高齢なんだなよな。2人には無理をさせてしまっているな。)と反省することがあります。

 

りょうまは、じいが大好きです。いつもじいのそばに行きたがります。

りょうまのことになると目尻が垂れ下がってしまうじい。

でも、父にその甘やかしぶりをいつも注意されております。(ちょっとかわいそうな気もしますが・・・)

ばあは相変わらず、脚の状態は悪いです。それでもりょうまに一生懸命対応する姿に、無理をしないようにさせる父。

今日あらためて、りょうまと高齢の2人の身長差が近くなっていることに気付きました。

時は確実に流れていると感じた瞬間です。

 

町内会からじい・ばあに贈られたお菓子は、りょうま怪獣のエジキになったことは言うまでもありません。

 

イチョウライン.bmp (8694 バイト)

 

散歩の気持ち良い季節になりました。

父はりょうまが小さいときから毎週末一緒に過ごしていますが、その基本は散歩です。

今週末は公園で多く遊びました。(公園と言っても小さなものでなく、散歩コースやアップダウンのある大きな公園です)

公園には、その日その日で、四季折々の違う姿があります。また、時間帯によっても色々な姿を見せてくれます。

 

緑の中の道、澄んだ空気、心地よい風、木々のざわめきの音、土のにおい、虫の鳴き声・・・・・。

 

私(父)は、このところ日々の仕事の忙しさから、全く違う種類の空間にいたせいか、ここはまさに自然を満喫できる心地よい空間です。

特にりょうまとの散歩は、そんな多くのものを感じることができる、とても幸せな時間なのです。

 

多動であった数年前に比べ、今は逆に父にひと時も離れたくないベッタリのりょうま。

公園の散歩も、父の手を離しません。少しでも離れてしまうと、『ウェ〜!』との雄叫び、頬への自傷が始まってしまいます。

そんな状態ですが、時折見せるりょうまの笑顔に、父もついつい微笑んでしまいます。

時々、りょうまは立ち止まり、砂や砂利を手で触ったり、トゲトゲのヒイラギの葉に触れたりします。

その都度、満足の行くまでそこで待ってあげます。

この公園にはローラー滑り台があり、りょうまは気分が乗ると、その滑り台を滑りたがるように手引きサインをします。

今回はそれがあり、一緒に滑りました。結構長いこの滑り台。

滑ったことがある人はお分かりだと思いますが、ローラーはガタガタで、滑り終わるとお尻がかゆくなります。

滑り終わり満足そうなりょうま。しばらく歩いて散歩をしていると、急に立ち止まり動こうとしません。

 

・・・・もしや???

 

予感的中。どうやら催してしまったようです。刺激されちゃったのね・・・・。

すぐにトイレ直行。「りょうま、もっと早く教えてね!」とキョトンとしたりょうまに言いながらも、便秘がちだったので“ヨカッタ〜”と思ってしまった父なのです。

 

イチョウライン.bmp (8694 バイト)

 

気持ちが良い季節と言いながらも、まだまだ暑い日が続いています。

りょうまも落ち着いているかと思えば、突然パニックを起こすこともあり、そうなると落ち着かせるまでちょっと時間を要します。

公園で散歩中にも、このパニックが起きました。

オシッコかと思い、身障者用トイレに駆け込んだ父とりょうま。

りょうまは泣き叫び、そのパニックはなかなかおさまりません。

 

しばらくすると、外から《ドン、ドン》とノックする音。「入ってますよ!」と返事をする父。同時に泣き叫ぶりょうま。

更に外から《ドン、ドン》とノック。「入ってますよ!」とさらに返事をする父。

外では「大丈夫か?警察に言うか??・・・・」との会話が。。。

(警察????ちょっと待ってくれ!)

しばらくすると、りょうまも落ち着き外へ・・・・。警察はいなかったものの、何人かの大人がじろじろとこちらを見ています。

りょうまを見て察してくれたのか?彼らは何も言いませんでした。父は軽く会釈をしてその場を離れました。

 

このできごと、恐らく最近の治安の悪さから、心配してくれたのでしょう。

このところ、常識では考えられないような事件が、毎日のようにニュースで報道されています。

幼児虐待や誘拐など子供に対する考えられないような事件が多すぎる現実。

先日のニュースでは10年で治安が悪くなったと思う人が9割以上という調査結果が報道されていました。

嫌な時代になったものです。

 

今回のできごとは、まさにこの物騒な世の中で、大人たちが心配し、対応してくれたことだと思います。

これは、見て見ぬふりをする時代に、ある意味有り難いことかもしれません・・・。

 

 

でも、本当はそんなこと心配しないでいられる時代が来るといいのになぁ。。。。

 

 

 

 次回は、9/26 (日)23:00頃(目標で)更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。