元気日記（第187号：強くなったイワイワ星人） 　１／30（日）　翌早朝更新

冬の夜。

今晩は、何だかとても静かに感じる夜です。

日中には、寛ぐ暇など無いくらい、慌しいりょうまとの時間。その時間とのギャップが、より、そう思わせているからかもしれません。

週末、りょうまと過ごした慌しくも楽しい時間が、嘘のように静まり返ったこの時間。

いつも、日曜深夜の元気日記更新のこの時間に考えるのは、やっぱりりょうまのことです。

週末しか一緒に過ごせない父と子。確かに自分はりょうまにとって父であり母であり、世界で一番彼を思うのは間違いないのですが、

時々、自分は彼にとって本当に良い父親なのか？・・・。なんて思ってしまうこともあります。

この子のためにこれから何が出来るのか、何をすべきなのか。今のままで良いのか・・・。

週末しか一緒に過ごすことの出来ないシングルパパには、また違った思いがあるのです。

でも、いつも考えるのは、「自分が今出来る中での、最大限のことはやりたい。後悔だけはしたくない。」という事。

出来ることにはもちろん限界があるけれども、限界を超えない範囲で最大限に彼に接したいです。

この“限界を超えない範囲”ということが、自分の中ではポイントで、常に心の片隅に置いています。

りょうまのためにも自分のためにも、“限界は超えてはいけない”と感じています。

自分が限界を超えてしまったら、結局全てが崩れてしまうと思うからです。

そして、それは最後にはりょうまに降りかかることだからです。

きっと、りょうまもそれを望んでいないはず。

ついついこの限界を超えて頑張りそうになる自分を抑えながら、りょうまとの“二度と来ない大切な時間”を満喫している父なのです。

「ファンカーゴ乗って！」「おきがえして！」

このところ、休日の度に早朝から響くりょうまの言葉です。

日曜早朝。朝５時から目覚めてくれた“アーリ−バード”のりょうま小僧は、早朝から家族皆を巻き込んで、早起き一家にさせます。

腹時計で目覚めるりょうま。朝なのに、食欲は凄いこと凄いこと。。（よくそれだけ起きてすぐに、食えるなぁ〜。。感心）

そして、食事が終わると、間髪入れずに上記の言葉の要求があります。

右手には、りょうまがパパと外出の時に着る、青いコート。

左手には、パパが外出の時に背負う、りょうまくんの緊急グッズが入ったデイバッグ。

明らかに、パパと出かけたいのが分かるしぐさに、ﾌﾟﾌﾟﾌﾟｯ (*^ｍ^)o==3噴き出しそうになりながら、その姿を見てました。

全くこの小僧は相変わらず、外出好きな小僧です・・・・。

じい・ばあの負担を最小限に・・ということで、昼食は外で取ると決めた為、ちょっと遠出をすることにしました。

向かう先は、小田原城。

別にお城が見たいわけではないのですが、りょうまとのちょっとした中距離ドライブを楽しみたいということで決めた目的地。

車中の西湘バイパスから見える太陽でキラキラ光る海にニコニコしながら外を眺めるりょうま。

パパは何より君の笑顔が嬉しいよ。

気持ちいいね、りょうま。（西湘バイパスパーキングエリアにて）

小田原城に到着。

なかなか、降りようとしないりょうま。どうした？？

ようやく降り歩いていると、座り込んでしまいました。

もしかして・・・。（やっぱり・・・）

なかなか立とうとしないりょうまに悪戦苦闘しながら、トイレを探すが、なかなか有りません。

ようやく遠くに、障害者トイレ付きのトイレを発見。（助かった〜！）

緊急グッズが活躍したのは言うまでもありません。（コラぁ〜！動き回るな〜！！、呼び出しスイッチを押すなぁ〜！！）

でも、どうすれば外でのトイレコミュニケーションを取れるのか、課題です。（ちょっと考えなければ。。）

このところ立て続けですからね。歩くと催しちゃうのかな？？

その後、小田原城に上る階段で急に階段を駆け下り始めたりょうま。

目指すところは？？

実は、このお城の下に｢こども遊園地｣なるものがあり、階段の上から見えちゃったのですね。。。

りょうまは、そこを目指して一直線のダッシュ。

父と園内に走る汽車に乗ったり、コーヒーカップに乗ったりしました。

そこで久しぶりの“イワイワ星人”になったりょうま。岩のように大地にどっしりと根付いてしまいました。

なかなか動かないりょうまを、力ずくで持ち上げることは困難。いつの間にこんなに力が付いた？？

自分も体力つけないとヤバイな・・・走りを復活し始めようかな〜。。なんて、真剣に思ってしまいました。

まだまだ、りょうまに負けるわけには行かない父なのです。

養護学校や施設Ｂでは、父が今年の課題としている、コミュニケーション手段としての写真カードを熱心に行なっていただいている様子。

先生より、学校でのやり方を詳しく書いていただいたものを見て、大変有り難く、感謝の気持ちでいっぱいになった父なのです。

同時に、家でも彼の負担にならない範囲で、１歩づつ始めたいと思っております。

これが出来るようになると、りょうま自身も今のように苦しまなくても、伝えられるし、伝え合えると思うのです。

地道に１歩づつ。まずはここから。

りょうまにとって、どんなことも、新しいことは最初は困難ですから、根気強く行きたいです。

小田原城には梅の花が咲き始めていました。

寒くて気が付きませんが、しっかりと季節は流れているのですね。

りょうまも成長するわけですね。。。

　次回は、2/6(日)２３:００頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

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※きり番１２００００番が近づいてきました。恐らく月曜午前中には到達すると思います。

皆さんアクセスカウンターにご注意くださいね。

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