元気日記（第195号：この１年に感謝！） 　3／28（月）23：30更新

３月もいよいよ終わりに近づいてきました。春は目の前。ようやく暖かくなってきましたね〜。

全国的に桜の開花も遅れているようで、まだつぼみのところが、ほとんどようです。

あと数日もすると、全国各地で桜の花が咲いたという報道がされ始めることでしょう。

でも春は不思議な季節です。。。

出会いと別れが混在する季節。寂しさの分だけ、新たな希望を感じる季節です。

昨春はりょうまにとって大きな変化のある春でした。

昨年の春を思い出すと、りょうまには寂しい別れもありましたが、その分、新たな人たちとの出会いもありました。

あれから１年。今、明らかに１年前より、一回りも二回りも成長した姿のりょうまがいます。

それはもしかすると、人から見れば大した変化ではないかも知れません。

でも父にはその僅かな変化が嬉しいのです。彼を見ていると希望が湧いてきます。

でもその影には、｢りょうまに係わって頂いた多くの方々の力添えがあったからこそ。｣だと、私はいつも思っています。

“人は決して一人では生きてゆけない。”

成長を感じるたびに、りょうまから教えられる気がします。

そんな中、３/２５でりょうまの4年生が終了しました。

新しい養護学校で、慣れないりょうまに熱心に対応していただいた先生方。担任の４人の先生方に感謝です。

それぞれ個性のある先生方。私は懇談会や行事等しか参加できませんでしたが、先生方のそれぞれの持ち味を感じました。

春先の最初の授業参観でのりょうまの姿を見たときは、そのカチコチの不安定さに私もカチコチになりそうでした。

でも、そういう姿も徐々に少なくなり、最後の懇談会の際のビデオや校外学習の姿を見て、りょうまの４年生は大きな一年だったことを感じます。

本当に１年間ありがとうございました。

さて、ついに春休みに突入しました。そんな春休みの最初の週末。

そよ風親子は、サポートハウスW主催のバスツアーに参加しました。場所は栃木県の那須高原。３年半ぶりの参加です。

前回参加時はりょうまは１年生。私（父）自身もりょうまとの新生活を始めて数ヶ月の頃でした。

当時は右も左も分からないまま参加したという感じで、ただただ慌しかったことを記憶しています。

では、今回は・・・。

今回も、１泊２日の旅。小学生で参加したのはりょうまを含め２人だけ。あとは中学生以上のお兄さんお姉さんたち。そしてサポートの大人たちです。

バスの中では、外の景色と前の座席にかかるレースの幾何学的な模様が気に入ったのかじぃ〜っと見ていました。（でもさすがの渋滞に癇癪の場面もありましたが・・・）

りょうまの視線の先には・・・バスの座席の背にあるレースの幾何学模様が・・・。釘付け状態です。

那須近くの温泉に入ったり、スーパーで夕飯の食材を買ったりした時も、比較的落ち着いていたりょうま。ずいぶん団体生活に慣れたものです。

まだまだ寒い那須の木立の中に立つ、サポートハウス所有の宿泊場所に到着。夕飯のカレーをお兄さんお姉さんたちが用意する間、りょうまは外で散歩です。

実は到着時から、りょうまは自分でコートかぶり、父の手を引っ張り、｢さむい、着よー！｣｢ファンカーゴのって！｣などなど、お出かけ用語を連発していました。

多分｢さむい、着よー！｣は５０回は言ったかな？｢さむい、着よー！｣は分かるけど｢ファンカーゴのって！｣は、バスで来たんだからね。。。

でも、大自然の中、散歩は気持ちいいですね〜！まだまだ寒い那須で、木漏れ日の中、いつもとまた違った散歩が出来たのでした。

大自然の木漏れ日の中の散歩です。。気持ちいい！

散歩から帰ると、｢パン！パン！｣と大人に要求したり、皆で作るカレーを｢カレー！カレー！｣と要求するなど言葉が場面と合って来ました。

夜は子供たちの間に雑魚寝。朝を迎えたのでした。背中は少々筋肉痛。でも何だか楽しいです。

朝７時。りょうまはまだ熟睡？なかなか起きません。。

翌日は千本松牧場という牧場へ。りょうまと２人で馬に乗りました。りょうまが前だったので表情は見えませんでしたが、どんな表情をしていたのかな？？

後の白い馬に乗ったんだよ！(お馬さん、重かったでしょ？ゴメンね)

そんなこんなで、バスツアーも終了。帰着駅前から、自宅までの道のりを電車とバスを乗り継いで帰宅することに。

バス停で待っている時、突然｢かわさきえき〜！｣と言ったりょうま。(◎_◎;) !!何で分かるの？そう、川崎行きに乗るんだよ、正〜解！

でも、いつ覚えた？教えていないのに・・・？

いつもより１つ前のバス停で降りようとすると足を突っ張り、降りようとしません。あまりにも降りないので、バスの扉は閉じてしまいました。

りょうまの耳元で｢りょうま、じいちゃんばあちゃんが待ってるよ！次で降ります！｣と説明すると、今度は足の力を緩め、すんなりと降りたりょうま。

何だかコミュニケーションがずいぶん取れてきたのでとても驚いています。

父の目から見ても、明らかにこの１年での変化を感じました。

まだまだ無理かな？なんて思いながら参加した今回のツアー。周りの皆さんには多少ご迷惑をおかけしながらも、参加して良かったと思う私です。

かなりの言葉を発するようになったりょうま。

“トイレに行きたい時の言葉”と“癇癪を起こす前のコミュニケーションの言葉”が出るようになればいいのになぁ〜！

まあ、５年生の課題かな？気長に行きましょう。

学校が春休みの中、自己主張が強くなったりょうまは、施設Bさんでどのように過ごすのでしょう？

きっと、｢さむい、着よー！｣かな？｢おきがえして！｣かな？職員さんの手を引っ張っていることでしょう。((ﾉ(_ _ ﾉ)ﾖﾛｼｸｵﾈｶﾞｲｼﾏｽ

来週末は桜の中を散歩しようね、りょうま！

　次回は、4/3(日)２３:００頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。