元気日記(第222号:こだわりは、いつもそこに)10/9(日)翌早朝更新
秋の雨。
西日本では良い天気のようですが、ここ関東では週末雨が降ったり止んだり。
気候はすっかり秋なので、雨も冷たく感じます。
そよ風親子にとって課題の雨の日。
りょうまは雨だろうと嵐だろうと、家にジッとしていられません。
雨の日に外で遊ぶことは、できないことはありませんが、かなり行き先が限定されてしまうのも事実。
家の中で、何か楽しみを見つけてくれたらいいなぁ・・・なんて思っています。
テレビもビデオも本も見ず、おもちゃでも遊ばないりょうま。
そんな中でも唯一りょうまが最近興味を持っているのがあります。
それはパソコン。
家の中では、食事が終ると、父の手をグイグイ引き、パソコンの前へ。
そして、父の手をマウスのところに持って行き、“じ〜い”っと父の眼を見て、まるで“パパ、やってぇ!”と確実に表情で訴えています。( ・_・)ジッ→→(-_−;)
画面を出してあげると、パソコンのイスに座って、今度は画面を“じ〜い”っと見つめるりょうま。
画面が気に入らなかったり、飽きたりすると、父の手を再びマウスのところへクレーン。
おい、クレーン小僧、自分でクリックしてみなさい!\(^▽^;)
と、クリックを教えているのですが、これはまだ理解してくれていません。
何はともあれ、パソコンに興味がでてきたことは、良い兆候。家の中での楽しみが見つかったことは、父にとっても楽しみなのです。
でも、りょうま!
じいをパソコンの前に連れて行き、パソコンをやって!やって!と、じいの手をマウスにクレーンしてもそれは無理だよ・・・。
じいが困ってるじゃないか。。。(・_・)ヾ(^o^;) オイオイ
涼しいこの季節が到来したということは、そよ風親子にとってはジョギングの季節の到来でもあるのです。
そんなわけで、降ったり止んだりの雨の空を見ながら、晴れ間を見て近くの川の土手に行きました。
最近は自己主張が強くなり、嫌なことには頑として抵抗するりょうま。
1年近くジョギングもしていないのでどうなることやら・・・。
土手に立ち、りょうまの手を引き、「イチ・ニ、イチ・ニ・・・」と掛け声をかけながらスタート。
少し小走りに走り始めましたが、父の体の前へ即移動。もたれ掛かろうとし、なかなか思うように走ってくれません。
2〜300mくらいこんな感じで走り、ついにはストップ。
やはり、確実に自己主張が出て来た感じです。(今回はなかなか手ごわいぞ・・)
よし、今日のところはこれでおしまい。散歩しよう。・・・と、歩こうとしますが、歩くのも抵抗。ついには座り込んでしまいました。
座り込んで動こうとしない、りょうまなのでした。
しばらくの間、一緒にりょうまと座り込んでいました。
すると、りょうまは父の方を見て、一言。
「キックボード!」
????・・・・!そうか!ここは、いつもりょうまとキックボードするところだもんね。それで納得いかなかったんだね。
じゃあ、キックボードしよう!!!リョウカイ!(^-^ゝ
そんな訳で、急遽キックボードに変更。
父の漕ぐキックボードの前で、風を切るりょうまの笑顔を見て、自分の気持ちを言葉で表現できたりょうまに嬉しくなった父なのです。
週末、久しぶりにりょうまとバスと電車に乗りました。
りょうまも乗り物は大好き。
バスの中では、父の横のイスに座り、車外の流れてゆく風景を見ています。
静かにしているその姿は、全く誰もりょうまが自閉症だということに気付かないでしょう。
バスから降りると、ちょっと癇癪気味のりょうま。
りょうまの口からは「バス、バス!」の言葉。どうやら、バスにもっと乗っていたかったらしいです。
「りょうま、次は電車に乗るからね。」と諭しますが、理解できない気持ちも残り、そのまま駅に向かいます。
電車が来ると再び嬉しくなったのか、スマイルは復活。
電車に乗り込みました。
電車内はやや混雑。窓際に風景が見えるようにりょうまと乗っています。
りょうまの今のこだわりは、(お出かけレポートの写真などでもお分かりだと思いますが)シャツの中にまず手を入れて、裾をクルクルと腕に巻きつけること。
これにより、背中の部分がまくり上げられ、背中が見えてしまいます。
更に最近は、これにシャツを噛むこだわりが追加。
ちょっと目を離すと、一瞬目を離した隙に、この状態になってしまうので、ある意味、「お前は“瞬間シャツ丸め”の業師か〜!」と叫びたくなります。ノ( ̄0 ̄;)\オー!ノー!
電車内でもこのこだわりは変わりません。目を離した隙に、あっという間にこの状態に変〜身。
更にしばらくすると、りょうまのもう1つのこだわりの雄叫び「うぇ〜!」が始まってしまいました。
一気に注がれる、多くの視線。電車内注目度ナンバーワン!
でもしょうがないよ、周りの人だって声がすれば、見るのはあたり前だもんね。パパだって声がすればその方向を見るよ。
背中が見えていれば、当然、何だろう?どうしたのかな?と思うもんね。
見られることはあたり前。周りの人を責める理由なんて一つもないものね。
むしろ、声で迷惑をかけているのはこちら。りょうま、静かにしようね。がんばれ。
パパは、こんなシチュエーションりょうまと何度も経験しているから、何てことないよ。
時としてかなり冷たい視線も感じることもあるけれど、そんなこと気にしていたら電車に乗れないもんね。
でも、もし何か言ってくる人がいたら、ちゃんと説明してあげるからね。安心しろ。
でも、皆きっと、この視線にくじけちゃうんだろうな・・・。その気持ちも十分に分かる。。。
りょうまと電車に乗りながら、そんなことを感じた私(父)なのであります。
次回は、10/16(日)深夜更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。
※ きり番さん190000番さんを今晩UPいたします。お楽しみに。
※ いよいよ、記念すべき「きり番200000番」が近づいてきました!皆さん、今回は是非狙ってくださいね。
※ 多くの皆様からメールを頂きながら、なかなかお返事ができない状態で、申し訳ございません。
メールは、一通一通、私(りょうまの父)がしっかりと、目を通させていただいておりますよ。
皆さん、本当にありがとうございます。