元気日記(第236号:りょうまの気持ちに近づきたい) 1/15(日) 27:30更新
ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ!!
どうやらわたくし父は、今年は“転び年”のようです。
「ひとりごと」にも書きましたが、先週のりょうまとのキックボード転倒に続き、今度は会社で仕事中に転倒して脊椎を打ってしまいました。
幸いにもレントゲンでは骨にまで影響は無かったようです。ε=( ̄。 ̄;A フゥ…ヨカッタ…
もしここで、自分が怪我をしてしまったら・・・。なんて、考えただけで恐ろしいです。
自分は一人ではなく、りょうまがいることを心に銘じないといけませんね。
それと、りょうまが絡まないところで、今回の転倒劇が起こったのが、不幸中の幸いでしょうか。
いずれにしても、今年は厄年なので注意しないといけませんね。
そんなことを言いながら、「この2回の転倒で、厄落としができた!」なんて考えている、なんとも安易な?父なのであります。
東田直樹くんの本を読んでから、りょうまの気持ちがなんとなく分かったような・・、
と言うか、りょうま自身我々と同じようになにかを感じていて、でも表現の仕方が分からず苦しんでいること再認識できました。
そんな表現が上手くできず苦しむりょうまの気持ちを、父である私だけでも理解してあげたいと思うのです。
そういえば3年前、横浜で開催された自閉症セミナーに参加したのを思い出しました。
今思えばあの有名な佐々木正美先生のセミナーでした。その中で話された印象深いものを1つだけご紹介します。
(自閉症の世界を考える)Patricia Howllinの言葉:
自分の周囲の世界で起きている事の意味が理解できず、 自分の意思や要求の伝え方もわからず、 時々刻々起こる環境の変化への見通しもたてることができず、 その上、苦悩や問題を解決するための想像力も働かなかったとしたら、
あなたはいったいどのような反応/行動を示す事になると思うか。
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まさに、上記は自閉症の人の状態をあらわす内容です。
東田直樹くん自身が自分の気持ちを綴ったものを、客観的に表現しているのでは・・・と、思うくらい的確に表現されています。
日曜の午前中、暖かい陽気に誘われて、そよ風親子は川沿いの土手を散歩していました。
しばらくするとりょうまは、土手の上で座り込み、小石を指で触れて遊び始めました。
その小石に触れる遊びは、きっと彼の中では、なんだか心地の良いものなのでしょう。。
でも、それに集中しすぎて、20分ぐらいその場所から動かなくなってしまいました。
やっぱりイワイワ星人になってしまった・・・
イワイワ星人になったりょうまに、父はそろそろ戻ろうか?という提案を持ちかけますが、一向に動く気配無し。
ちょっとキッカケをつくってあげるために、脇の下を持ち、持ち上げようとしました。
???ん、イタタ・・・
そうです、転倒した時に受けた打撲で激痛が走り、いつものように持ち上げることができないことに気付きます。
人は腰が痛いだけでも、こんなに大変なんだ。。。
その時、ふと思ったことがあります。
持ち上げたい。でも自分の力では持ち上げることはできない・・・!?
これって、もしかしたら、かたちこそ違うものの、りょうまの気持ちと似ていないだろうか??
伝えたい。でも伝える方法が分からない。
これってどうしたら良いのか分からないですよね。
私の方はその後、何とかりょうまが自ら動いてくれたので良かったのですが、
自閉症の人が伝わらないままいたら、最後には気持ちを押さえられず、かんしゃくやパニックになることは、何だか想像ができる気がします。
この土手に遊びに来る前、家を出て近くの公園にそのまま歩いて散歩に行こうと、りょうまと家を出ました。
家を出る前は、とてもニコニコでくつも積極的に自分で履き、お出かけモードのりょうまでした。
しかし、家を出て100mくらいの距離を歩いたところで、りょうまは急に立ち止まり、かんしゃくを起こしてしまいました。
父は泣き叫ぶりょうまに「りょうま、パパに教えて?なあに?」と聞きますが、なかなか理由を言ってくれません。
でもしばらくして、泣き叫びながら小さい声で、「ファンカーゴ!」とつぶやいたのです。
父はもちろん、この言葉を聞き逃さなかったです。
「ファンカーゴに乗りたかったの?よし、じゃあファンカーゴに乗ろうか!」
と言った瞬間、りょうまのかんしゃくはストップ。笑顔が戻りました。
りょうまからすると、(ファンカーゴに乗れると思っていたのに・・・、パパ違うじゃないか!)と言うところだったのでしょうか?
りょうまは家に戻る100mくらいの距離を、嬉しそうに、時にくるりと回転しながら、走り始めたのです。
りょうまの場合、比較的行き先に対してはこだわりが少ない子どもです。
でも今回の反省点としては、外出前に「今日は歩いてお散歩だよ。ファンカーゴには乗りません。」のような声掛けが必要だった点。
見通しを立ててあげなかったことでしょうか?ヾ(_ _*)ハンセイ・・・
でも反省点はさておき、今回はりょうまとの意思疎通がはっきりとできた出来事なのでした。
父としては、実はちょっとだけ嬉しい出来事だったのです。(⌒-⌒)ニコニコ
次回は、1/22(日)深夜更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。