元気日記(第245号:タジタジ)3/19(日) 翌早朝更新

 

 

WBC(ワールドベースボールクラシック)日本代表、今日韓国を破り、決勝進出を決めました!

おめでとうございます!ヽ(^◇^*)/ ヤッター

こうなったらキューバとの決勝も、この勢いで初代のチャンピオンを勝ち取ってもらいたいですね。

苦境に立たされたチームが、一丸になってゆく姿。何だか心を打たれます。

順当に勝ち上がって行ったら、こんなに日本中が夢中になっていたでしょうか?

何でもそうですが、当たり前のように出来てしまうと、人はその中に隠された当たり前の凄さに気付きません。

何かを乗り越えてゆく中で、その当たり前のことが当たり前ではないのだと気付く瞬間。

そして、それを克服できた時の喜びは、単純な勝利より多くの意味を持つ勝利になるのではないかと感じます。

りょうまのことも、同じことで、まだ克服できない問題が山積です。

その中の一つが出来ただけで、込み上げてくる感動や喜びがあります。

普通に出来る人から見れば当たり前のことですが、りょうまからは一般的に生まれて2年間くらいで味わう感動を、11年間かけて味わせてもらっています。

まだまだ、これから味わえる感動が山ほど待っています。もしかすると一生味わえないものもあるかもしれません。

でも、りょうまはりょうま、それで良いのです。

その分、多くのものを教えてもらっているのです。

大切なものは一体何なのか、人の優しさ、価値観や人生観、気付かなかったことに気付かせてくれたり、出会うことが出来なかった人たちと出会わせてくれたり・・・・。

りょうまが生まれてくれたこと、りょうまと出会えたこと、に感謝しています。

 

桜の花びらライン.bmp (9078 バイト)

 

春ですね〜。

ようやく、私の住む、神奈川県北部地方でも、コートが無しでも過ごせる日が多くなってきました。

この季節は同時に、卒業シーズンでもあるのですよね。

「そよ風の手紙」のメールにも、多くの卒業生のお子さんをお持ちの方からメールをいただき、メールからも季節を感じております。

お子さんが小さいときから、いつもメールを頂いているお母さんから、お子さんの卒業報告のメールを頂いて、月日に流れの早さにビックリしております。

そうですよね〜。。「そよ風の手紙」を始めた頃、りょうまはまだ小学校1年生。

そのりょうまが、春から6年生になるのですものね。ビックリ!!(⌒◇⌒;)

りょうまの学校でも、卒業式の練習等があったようで、学校の連絡ノートでは結構落ち着いて練習に参加していたようです。

日常生活の変化が苦手な自閉症の人達には、3月・4月は変化の多い時期。

でも毎年この時期を克服してゆくことも、大切なことなのです。

 

ちょうどそんな季節にぶつかり、りょうまも少々不安定です。

りょうまが服用している薬の変更がまだ定着していないことと、季節の要因も大きく作用しているのでしょう。

短く切った髪の毛への、その後の毛抜き行動は、一段落しています。C=(^◇^ ; ホッ!

時々起こる、癇癪・パニックに、りょうまの力が一段とついたのを感じる、今日この頃です。

 

桜の花びらライン.bmp (9078 バイト)

 

週末、久しぶりにりょうまのおばちゃん(私の姉)が来てくれました。

私がいないときの場面で、りょうまは甘えて、じいの膝の上に座ったようです。

そして、おばちゃんに発した一言。

 

「あったか〜い。」

 

この言葉におばちゃんも感動。私(父)も、後で聞きましたが、初めて聞いた言葉です。

場面に連動しているし、何だか笑えるし、驚いてしまいました。(‐^▽^‐)

ムム、恐るべし!いつどんな場面で覚えたのかな?

ヤツは、他にも言える言葉がきっとあるはずだ!(さては、もったいぶってるなぁ〜!)

 

桜の花びらライン.bmp (9078 バイト)

 

日曜日いつものようにリトミックに行きましたが・・・。

りょうまはどうも気分がのりません。リトミックの場所に近づく車の中で段々不安定になり、ついには癇癪を起こし始めました。

会場には着いたものの、車の中で足を突っ張り抵抗し、全く降りようとしないりょうま。

そのうち、周りにも車を駐車され、出るに出られない状況になってしまいました。

仕方ない、今日はリトミックに参加せず、車の中で終るのを待つか・・・。

と、思っていたところ、車の向こうから「りょうまく〜ん!」た叫びながらこちらに向かってくる女の子の姿。

そうです、Yちゃんがやって来ました。

車のドアを開けて、りょうまを降ろそうとしていたところに、ひょっこり。

そして、りょうまを見つけるとピョンピョンと、車に入ってきました。

父はりょうまが、頭突きをしないかとヒヤヒヤ。

でも、Yちゃんはそんなこと気にもせずに、りょうまに抱きついたり、りょうまの上に乗ったり。

あまりのYちゃんの積極さに圧倒されたのか???りょうまは、完全にタジタジ状態。

そして、最後には満更でもない笑顔に戻ったのでした。

Yちゃんは、「りょうまくん、妹になってあげようか?」なんて言葉まで飛び出し・・・。

どうみても、りょうまの方が弟のような状況・・・。

お母さんは恐縮していましたが、これには大爆笑なのでした。

 

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うわ〜積極的。。(/▽゚\)チラッ(タジタジのりょうまなのでした)

 

 

春だなぁ〜!りょうま、うらやましいぜ!( ̄m ̄〃)ぷぷっ

 

 

 次回更新は、3/26(日)深夜の予定です。宜しければまたお会いしましょう。