元気日記(第259号:くるりん♪)6/25(日)翌早朝更新
うっとうしい梅雨の季節。
沖縄ではもう梅雨明けしたとのことですが、ここ関東ではまだまだ梅雨明けは先。
何だか蒸し暑く、気持ちまで滅入ってしまいがちになりますが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?
大人でも、この蒸し暑さは気持ち良いわけがありませんよね。
でも、この不快感を言葉でさえ訴えられず、その対処方法も分からないとしたらどうなるでしょう。
表現が上手く出来ないうえに、体温調節も苦手な自閉症の人たちは、まさにそういう状態にあり、我々が想像する以上に苦しいのではないでしょうか。
パニックになったり、かんしゃくを起こしたり、する理由は様々な要因があると思いますが、やはり季節的な要因があるのも事実なのです。
りょうまもやはり、例外ではなく、先週はその不快感からなのか、突然のパニックが何回かあったようです。
そういえば、以前読んだニキ・リンコさんの本の中で、アスペルガー症候群の藤家寛子さんが“雨が痛い”と言っていました。
もちろん、全員が感じることではないと思いますが、中にはそういった部分が過敏な方もいます。
この国に住んでいる以上、この気候は避けられないこと。この雨の季節が終ると今度は暑い夏が待っています。
一難去ってもまた一難、という感じですが、そういう季節を繰り返し、徐々に彼らも成長してゆくのかなぁ・・・なんて思っています。
全国各地の自閉症の人たち、天候の厳しい日が続くけれど、がんばれ〜。
学校の連絡ノートに、「鉄棒でくるりと回れました!」と書いてありました。
先生もビックリされていた様子。
もちろん、父もそれを知ってビックリです。
鉄棒なんてチャレンジしたこともないので、りょうまが鉄棒をくるり・・なんていう姿が想像できないのです。
そういう時は、必ず挑戦させて、この目で確認してしまうのが、私(父)なのであります。
週末、小学校の体育館でリトミックがあったのですが、そのグランドにある鉄棒でチャレンジすることに。
連絡ノートに書いてあったように、りょうまよりちょっと背の低いくらいの高さの鉄棒へ。
父の補助で、おなかのところに鉄棒が来るように持ち上げてあげると、鉄棒の上で上手くバランスをとるりょうま。
おォ〜!すごいぞ。出来るんだ。。。(⌒▽⌒;)ヘ〜ッ
と思って見ていたら、りょうまはそのあと上手に・・・
“くるりん♪”。(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-
⇒
鉄棒の上で、バランスをとっていたと思ったら・・・くるりん♪ スゲ〜。。。りょうま、そんなこと出来るんだ。。。
りょうま、お前、教えていないよね・・・。何で出来るの?
それって、本能?
時々、りょうまには驚かされる父です。
りょうまには“第3の目”があるのでは?
最近、そんなことを思う父です。
なぜかと言えば、どうやっても見えないはずなのに、雰囲気なのか空気なのか、いることを悟られてしまうからです。
追いかけられるのが大好きなりょうま。週末も、家の中で追いかけざるをえない状況になり、追いかけました。
でも、ヤツはなかなか捕まらないんですよ・・・。
もちろん、“逃げ足が速い”ということもあるのですが、そればかりではありません。
陰に隠れていても、彼は確実に彼はそれを見破るのです。
空気の波動なのか、温度の変化なのか、それは何なのか分かりません。
完全に見ることの出来ない位置でそ〜っと追いかけても、“第3の目”でそれを察知し、目で確認する前から逃げ出します。
りょうま、お前には何か違う感覚を捉える力があるのかい?
糸や髪の毛のような細長いものへのこだわりが、ますます顕著になってきたりょうま。
父がこのこだわりで気にしているのは、一番は他の人の髪の毛を抜いてしまう可能性があること。
これはやはり社会的に許されるものではありません。
実際に、父の前でも、そういう場面に何回か遭遇しています。
今回もリトミックの中で、りょうまに近づいてきてくれるYちゃんの髪の毛を抜いてしまうという出来事がありました。
Yちゃんごめんね・・・。
父も抜かれていますし、何とか大事になる前に止めさせたいこだわりです。
まだ子どもだから・・・で許される問題ではないですからね。
繰り返し繰り返し、注意しかないのかな?
見えないこだわりとの戦いは、これからも続きます。
こら〜っ、靴下の糸を抜くな〜、りょうま!\(`o'")
次回更新は、7/2(日)深夜の予定です。宜しければまたお会いしましょう。
※ リンク集に「ホワイトライン」と、だいとうFM(大阪)の「ホワイトライン」を追加いたしました。
宜しければ、お訪ねくださいね。